草薙総合運動場を周回して走る!1周400mのトラックは1回160円

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静岡市で距離を数えながら周回したいなら、草薙総合運動場の陸上競技場が向いています。トラックは1周400メートルの8レーンで、一般の人は1回160円で走れます。所在地は静岡市駿河区栗原19-1で、静岡鉄道の県総合運動場駅から歩いて数分のところにあります。

草薙総合運動場は県営の総合運動施設で、管理は草薙総合運動場事務所が担当しています。敷地には陸上競技場のほか、硬式野球場の静岡草薙球場、軟式野球場、水泳場、屋内運動場、体育館、庭球場、多目的広場がそろっています。犬の散歩やジョギングで地域の人が日常的に使う公園としても親しまれています。

目次

草薙総合運動場のランニングコースは1周400メートルの全天候トラック

周回して走るなら、陸上競技場のトラックを使います。1周400メートル、8レーンで、路面は全天候舗装です。静岡県はこの競技場を、第1種公認陸上競技場(球技場兼用)として扱っています。

周回数と距離の関係は、次の表のとおりです。

走る距離トラックの周回数
1キロメートル2.5周
2キロメートル5周
4キロメートル10周
10キロメートル25周

1周ごとに走った距離が決まるので、ペース配分を体で覚える練習には好都合です。決まった距離を何本も繰り返すメニューも、トラックなら組み立てやすいでしょう。公道では信号のたびに足が止まりますが、トラックならその心配がありません。タイムを計りながら周回を重ねたい人にとって、扱いやすい環境といえます。

全天候舗装は雨の日も水はけがよく、路面が一定

全天候舗装とは、陸上競技のためにつくられた合成の路面で、雨が降っていても使えるものを指します。水はけのよさに加えて、路面がどこも同じ状態なので、着地したときに足が受ける衝撃を読みやすいことも特長です。

材料の主役はウレタンとゴムチップです。全部の層をウレタンで仕上げる「フルウレタン」と、土台にあたるベース層へゴムチップを使う「複合ウレタン」に分かれます。二つの素材を合わせた複合システムでは、透水型(水を通す)と非透水型(水を通さない)のどちらもつくられています。表面の層の下には、ふつうアスファルト舗装が入っています。

トラックの路面を「タータン」と呼ぶ人もいますね。この呼び名はもともと商標で、ポリウレタンでできた全天候型の合成路面を指していました。いまでは一般名詞のように広く使われるようになりました。

公認競技場の路面には、日本陸連が認定した材料が使われます。衝撃吸収率などには数値の規格も決められています。舗装材一般の話としては、ゴムチップを接着剤で固めたタイプについて、手入れが楽な反面、雨の日は滑りやすく、夏は表面温度が上がりやすいと自治体が整理しています。

第1種公認は日本記録まで認められる区分

公認陸上競技場とは、日本陸上競技連盟が陸上競技場につける格付けのことです。収容人数や補助競技場があるかどうかなどによって第1種から第4種まであり、そのうち第1種は日本記録まで承認されます。国民スポーツ大会や全国規模の大会を開くのも、この区分の競技場です。

国民スポーツ大会の施設基準を見ると、第1種の目安がわかります。トラックは400メートルで8レーンか9レーン、全天候舗装であることが条件です。

公認を保つには、5年に1度の更新が必要です。2019年度からはレーンの幅も変わり、国際基準と同じ1.22メートルにそろえられました。

一般利用の料金は1人1回160円、20回券なら1回128円

競技場を貸し切らずに個人で走る場合、一般の利用料は1人1回160円です。この金額は2026年4月時点の施設使用料金表によるもので、20回券も2,560円で売られています。20回券を使うと、1回あたりの負担は128円まで下がります。

大会や団体で陸上競技場を専用で使う場合は、料金の区分がまったく別になります。全日使うと数万円の水準です。なお、料金や区分は改定されることがあります。

走れない日もあるので、草薙総合運動場の予定表を出発前に確認

トラックは一年中開いているわけではありません。運営事務所が公表している予定表を見れば、一般開放の時間帯や、トレーニング室の受付、雨の日に走路を使えるかどうかがわかります。

大会や学校行事、改修工事などが入る期間には、一般開放のない日が出てきます。年度によっては、改修工事のために陸上競技場が数か月にわたって閉まった時期もありました。走りに行く当日の開放状況は、公式サイトの予定表で確かめておきましょう。

利用券の買い方などは、草薙総合運動場事務所に問い合わせるか、公式サイトの案内を読めば確認できます。

県総合運動場駅から歩いて数分、駐車場は4か所で718台

電車は静岡鉄道、車はJR草薙駅や東静岡駅から約5分

電車で行くなら、最寄りは静岡鉄道の県総合運動場駅です。駅からは歩いて数分で着きます。車の場合、JR草薙駅かJR東静岡駅からは約5分、JR静岡駅からは約20分かかります。

イベントの日は駐車券がないと停められない

園内の駐車場は4か所あり、静岡県は普通車718台分(うち障害者用5台)と案内しています。

注意したいのは大会などイベントの日です。駐車制限がかかり、駐車券を持っていない一般の車は停められないことがあります。イベント開催日は、公共交通機関で来るよう呼びかけられています。

400メートルトラックに合う練習は「400メートルリピート」のインターバル走

インターバル走とは、ペースを上げて走る区間と、ジョグか歩きでつなぐ休みの区間を、交互に何度も入れる練習法です。1周400メートルのトラックで定番になっているのが「400メートルリピート」で、1周走ったら1〜2分休み、また次の1本に入ります。

例として示されている組み立ては、15分のウォームアップをすませてから8〜12本くり返す形です。どのくらいの速さで走るかというと、5キロメートルのレースペースか、それより3〜5秒速いくらいが通常の目安です。

この練習で磨くのは、速さそのものよりも、ペースを一定に保つ力と走りの効率です。あわせて乳酸緩衝能力や最大酸素摂取量、走りの神経効率も一度に鍛えられるといわれます。

走り始めたばかりの人は、200メートルを4本ほどから始めるのがよいとされます。頻度は、週1回程度にとどめるのが一般的な目安です。体調が気になるときは、始める前に医師やトレーナーへ相談しておくと安心です。

最大酸素摂取量(VO2max)は1分間に使える酸素の上限

最大酸素摂取量(VO2max)とは、運動中の体が1分間に取り込んで使える酸素の最大量です。体重1キログラムあたりの量で表し、単位はミリリットル毎キログラム毎分になります。

この数値は、有酸素のエネルギーをつくる仕組みの上限を示します。値が高い人ほど、酸素の供給が追いつかなくなるまでに速く走れる余地が大きいということです。何がこの値を決めるのかというと、心拍出量、血液が酸素を運ぶ力、筋肉が酸素を使う力の三つです。

乳酸閾値を超えないペースなら長く走り続けられる

乳酸閾値とは、血液中に乳酸がたまり始める運動強度のことです。LTという呼び方もあり、こちらは英語のLactate Thresholdの頭文字です。

この境目を超える強度で走ると、急に疲れが来て、運動を続けられなくなります。逆に境目より下なら体は定常状態に落ち着き、エネルギーのほとんどを有酸素系でまかなえるので、長い時間走り続けられます。

経験を積んだランナーの場合、乳酸閾値は最大心拍数の約90%の強度で、ペースでいえば10キロメートルからハーフマラソンのレースペースにあたります。閾値を引き上げる代表的な練習は、閾値付近のペースで20〜40分走るメニューです。

ふだんのジョギングなら、もっと手軽な見分け方があります。脚が急に重くなる、あるいは息が急に上がる。そうなるペースを覚えておいて、そこより遅く走るのが目安です。

ウォームアップは動きながら5分、クールダウンは5〜10分のジョグ

ウォームアップは、体温を上げて筋肉を動きやすくし、心拍を少しずつ高めておく準備運動です。いきなり強度を上げたときの体への負担を減らすために行います。走る前には、体を動かしながら進める動的ウォームアップを5分ほど行うのが目安です。動作ひとつにつき30〜45秒ずつかける方法があります。

走る前に止まったまま筋肉を伸ばす静的ストレッチをすると、筋力や瞬発力が一時的に落ちる可能性があります。そのため、走る前は動的、走ったあとは静的という順番が勧められています。

クールダウンは、走り終えたあとに軽くジョグをして、心拍と血圧をゆっくり平常に戻す整理運動です。急に立ち止まったときに起きるめまいや立ちくらみを避ける目的もあります。会話ができるくらいの速さで、5〜10分ほどジョグするのが目安です。

草薙総合運動場の園内には収容21,656人の草薙球場と2,700席のこのはなアリーナ

園内には、トラック以外にも次のような施設があります。

硬式野球場は静岡草薙球場の名前で知られ、観客を21,656人まで収容できます。本塁から両翼までは100メートル、中堅までは122メートルです。

体育館の愛称は「このはなアリーナ」です。2代目の体育館として2015年4月にオープンし、観客席は2,700席あります。建物は静岡県の景観賞で最優秀賞を受けました。

屋内運動場は、8時30分から21時までの間を30分単位で予約できる時間割になっています。利用時間や休館日、料金は施設ごとに違い、休館日には年末年始や整備日、水替え日などがあてられています。

草薙総合運動場は戦前に整備された静岡県内最初の総合運動場

草薙総合運動場は、静岡県で最初につくられた総合運動場です。整備されたのは戦前で、1963年(昭和38年)に県が都市公園として設置しました。

1934年の日米野球で沢村栄治投手が好投した球場

草薙球場は、1934年(昭和9年)に日米野球が行われた球場としても知られています。出場選手には沢村栄治投手やベーブ・ルース選手の名前がありました。

この年の日米野球で、全日本は全18試合のうち15試合を戦っています。米国の選抜チームを相手に沢村投手が好投した静岡での1試合をのぞけば、苦しい試合が続きました。その全日本チームを母体にして結成されたのが、職業野球の大日本東京野球倶楽部、のちの巨人軍です。

再整備は2008年度から2017年度まで、事業費は約188億3,500万円

施設の老朽化が進んだことから、再整備が2008年度に始まりました。中心は硬式野球場と体育館で、あわせて公園全体の魅力を高めることもねらいに入っていました。

計画では2015年度に終わる予定でした。ところが、騒音や振動をめぐる地元との調整や、別の工事との調整が必要になり、期間を2年延ばして2017年度まで続きました。事業費は総額で約188億3,500万円でした。前回の評価時点では約190億3,500万円だったので、約2億円(1%)減ったことになります。

開設面積は26.4ヘクタール、避難地としての役割も広がった

公園の開設面積は26.4ヘクタールです。内訳を見ると、県有地が25.0ヘクタール、国有地が1.1ヘクタール、市有地が0.3ヘクタールとなっています。

再整備では緑地広場や新しい体育館の前の広場がつくられ、災害時の避難地としての働きも強まりました。避難する人1人あたりの避難地の面積は、2012年度の当初に1.37平方メートルだったものが、2016年度末の時点で1.69平方メートルまで広がっています。

この1人あたりの面積は、避難を想定した人口で防災公園の整備・供用面積を割って出した数値です。

リニューアル後はプロ野球の試合数が増えた

再整備の前と後で10年間ずつプロ野球の試合開催実績を比べると、1年あたりの平均試合数は増えました。2026年の記事でも、草薙球場は歴史が長く設備も安定した地方開催の拠点で、プロ野球公式戦を定期的に開いてきた球場として紹介されています。

まとめ

静岡市で周回して走る場所を探しているなら、草薙総合運動場の陸上競技場が候補になります。1周400メートル、8レーンの全天候トラックで、1キロメートルなら2.5周、10キロメートルなら25周と距離を数えやすく、一般の利用料は1回160円、20回券なら1回128円です。

気をつけたいのは開放日と駐車場の2点です。大会や改修工事の日は走れないことがあります。イベントの日は駐車券のない車を停められないこともあるため、公共交通機関で向かうよう勧められています。

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