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名古屋市の戸田川緑地(とだがわりょくち)は、南北に約2.5km、東西に約0.5kmの細長い公園で、ランニングで北の端と南の端を往復すると約5kmの距離になります。フラットな道かどうかが気になる人は、園路の最新の状況を戸田川緑地管理センターに尋ねてください。
名古屋の中心市街地からは南西へ約10km離れていて、緑地は中川区と港区をまたぎ、戸田川中流の両岸に沿って延びています。車で来る人向けには、無料の駐車場が1,101台分用意されています。春は約1,000本の桜が3月上旬から4月下旬まで咲き継ぐので、その間は花を眺めながら走れます。
気をつけたいのは月曜日です。農業文化園もとだがわこどもランドも月曜(祝日の場合は翌日など)が休館日にあたるため、途中で施設のトイレや休憩所を頼るつもりの人は、休館日を外して計画したほうが安心できます。

ランニングコースを考えるなら南北往復が約5km、港区が紹介する歩くコースは約3.1km
南北に細長い形なので、距離は園の形から見当をつけられます。北の端は中川区富田町、南の端は港区南陽町にあります。
歩くなら約3.1kmで約45分が目安
戸田川緑地を歩くコースの目安は、名古屋市港区の広報に示されています。距離は約3.1km、歩いて約45分、消費カロリーは約128kcalです。徒歩の所要時間はあくまで目安です。
港区はこの広報で、戸田川緑地を市内最大級の総合公園と呼んでいます。挙げているのは芝生広場、農業を体験できる施設、遊具、水辺の空間で、戸田川沿いに自然豊かなエリアが広がる公園という紹介です。
フラットな道かが気になる人へ、園路の窓口は戸田川緑地管理センター
園路の最新の状況や案内図の窓口は戸田川緑地管理センターで、案内図のPDFは名古屋市が公式ページに載せています。
川沿いの整備は少しずつ進められてきたため、通路やその周りが時期によって変わることがあります。
園内の3地区は北が健康とスポーツゾーン、南が陽の郷
園内は北、中央、南の3地区に分かれていて、北から南へ走ると地区の名前と施設が変わっていきます。名古屋市はとだがわの森や花の丘の名前を挙げて、四季ごとの自然にふれられる場所が多い公園だと案内しています。
国道1号線より北が北地区で、健康とスポーツゾーンと名づけられています。ふれあい広場と芝生広場があるエリアです。
その南に続く中央地区の名前は、水郷とファミリースポーツゾーンです。パターゴルフ場、おもしろ自転車コース、ファミリースポーツ広場がそろいます。自然を学びたい人向けには、とだがわの森ととだがわ生態園が用意されています。
南地区は陽の郷(ひなたのさと)と呼ばれ、すぐ隣が農業文化園です。とだがわこどもランド、芝生広場、ピクニック広場がここに集まっています。
施設は農業文化園が午後4時30分まで、休館日は原則月曜日
走ったあとに立ち寄る施設は、閉まる時刻がそれぞれ違います。利用時間と休みは次のとおりです。
| 施設 | 利用時間 | 休み | 料金 |
|---|---|---|---|
| 農業文化園 | 午前9時から午後4時30分 | 毎週月曜日(国民の祝日か振替休日に当たるときは翌日)、12月29日から1月3日 | 入園無料 |
| とだがわこどもランド(4月1日から9月30日) | 午前9時から午後6時 | 月曜日(祝日に当たるときは直後の平日)、12月29日から1月3日 | 入館無料、一部の企画の参加費と乗物遊具は有料 |
| とだがわこどもランド(10月1日から3月31日) | 午前9時から午後5時 | 同上 | 同上 |
ひと息つくなら、とだがわ陽だまり館が使えます。野菜や果物の売店があり、休憩所も備えた建物です。
農業文化園は4棟の温室と昆虫標本室が見どころ
農業文化園は緑地と一緒に回れます。所在地は名古屋市港区春田野2-3204(〒455-0873)です。
農業科学館では農具を見ながら農業を知るコーナーと、世界の昆虫を集めた標本室を見学でき、ワークショップも不定期に開かれます。フラワーセンターは温室が4棟あり、多様な植物を楽しめる施設です。花と野菜のにじ色農場は収穫の時期に野菜を採る体験ができ、実施日はその都度知らされます。ほかに花壇や芝生広場があり、パターゴルフやおもしろ自転車を扱うサービスセンターも併設されています。
ピクニック広場は2区画、おもしろ自転車は1台20分200円
ピクニック広場は区画によって利用の仕方が分かれます。A区画は4月から11月だけの完全予約制で、B区画は一年を通して原則先着順という運用です。
おもしろ自転車は1台20分200円で借りられます。どちらも料金や運用が変わる場合があります。
無料駐車場は1,101台、南地区へは名二環の富田ICか南陽ICから
トイレと無料駐車場(1,101台)があります。車で南地区の農業文化園付近へ向かう場合、富田ICからは国道302号を南へ約1.8km、南陽ICからは南へ約2kmです。
電車とバスの場合は、行き先の地区で降りる停留所が変わります。
南地区へは、地下鉄の名古屋駅から東海通駅か高畑駅まで乗り、市バスの河合小橋行きに乗り換えます。南陽支所で降りて北へ5分歩けば到着です。あおなみ線の港北駅からも、同じバスに乗れます。
北地区へは、地下鉄東山線の高畑駅で市バスの(高畑15)南陽交通広場行きに乗ります。包里で降りたら、北西へ歩いて5分です。
桜は約1,000本、3月上旬から4月下旬まで4種が咲き継ぐ
戸田川緑地の桜は、カワヅザクラ、カンヒザクラ、ソメイヨシノ、サトザクラの並びで花の時期をつないでいきます。花を見上げながら食事を取れるピクニックエリアも園内に設けられています。
先頭を切るカワヅザクラ(河津桜)は、ソメイヨシノと比べて花が大きく、ピンクがかった色で、咲いている期間が長い品種です。カンヒザクラ(寒緋桜)は、中くらいの大きさの濃い紅色の花が下を向いて開き、散らないまま萼ごと落ちます。
締めくくりのサトザクラ(里桜)は、ソメイヨシノより遅く、4月ごろに盛りを迎えます。人里近くに植えられた桜を、山のヤマザクラと区別して呼んだ名前です。
2026年には3月14日から4月12日まで、農業文化園・戸田川緑地 春の物語が開かれました。咲く時期は年ごとの気候で前後するので、春に走るなら開花の状況を調べてから向かうのがおすすめです。
公園面積は29.11ヘクタール、都市計画上は約63.4ヘクタール
実際に供用されている面積と計画の面積は、ずいぶん差があります。名古屋市の管理運営上の面積が29.11ヘクタールで、都市計画上の面積は約63.4ヘクタールです。この約63.4ヘクタールは、名古屋市が2018年3月に作った長期未整備公園緑地の都市計画の見直しの方針(第2次)に沿って変更された数字です。計画は大きく、整備は段階を踏んで進められてきた緑地です。
総合公園の標準面積は10〜50ヘクタール
戸田川緑地の公園種別は総合公園です。平成6年度に開園し、都市公園法による設置日は平成6年4月1日でした。
総合公園は、国や地方公共団体が都市公園法に基づいて置く都市公園のなかで、都市基幹公園というグループに入ります。都市に住む人全般に向けて、休息や鑑賞、散歩、遊び、運動まで幅広く使えるように整えた公園です。1か所あたりの標準は都市の規模に応じて10〜50ヘクタールで、法律が最低面積を義務づけたものではありません。
中央を流れる戸田川は二級河川で、護岸の改修にあわせてビオトープも整備
戸田川は二級河川です。二級河川とは、一級河川に入らない川のうち、公共の利害に深く関わるものとして都道府県知事が指定した川です。
名古屋市は戸田川の護岸を改修する際、ビオトープを設けるなど自然環境に配慮してきました。市はビオトープを、動物たちが生息し育つ場所と案内しています。
なごや西の森づくりは2000年10月に始まり、計画規模は約20ヘクタール
園内のとだがわの森を作ったのが、なごや西の森づくりです。農業文化園の周辺を舞台に、市民と企業と行政が組んで2000年10月に始めました。地下鉄工事で出た残土を使って苗木を植え、育てていく計画で、森の規模は約20ヘクタールを見込んでいます。
名古屋市が掲げる目標は、戸田川緑地に苗木などを植え、次の世代へ引き継いで育てることです。主な事業には西の森サポートクラブの育成と戸田川緑地の整備を挙げています。約20年で関わった市民や企業などは、延べ2万4千人にのぼるそうです。








