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世田谷公園のランニングコースでいちばんの手がかりは、100メートルおきに立つ距離表示の看板です。走りながら看板を数えれば、今どれだけ進んだかをその場でつかめます。ジョギングコースは園内と園の外側の両方にあり、週末に限らず平日でも大勢のランナーが走っています。
世田谷公園は、世田谷区が管理する区立の総合公園で、所在地は世田谷区池尻1丁目5番27号です。広さは78,957.18平方メートル、ヘクタールに直すとおよそ7.9ヘクタールになります。
世田谷区内には、駒沢オリンピック公園や砧公園の周回コースもあります。

世田谷公園のランニングコースは100メートルごとの距離表示が目印
100メートル単位で並ぶ看板は、ペース配分を考えるときの目安になります。
1周の長さが短いコースでも距離を管理しやすい
1周の長さが短いコースでも、100メートル刻みの看板があれば困りません。何周したかを数えておけば、自分がその日に走った距離を管理できます。
駒沢オリンピック公園は1周約2.14キロ、砧公園は約1.75キロ
世田谷区内で周回コースを比べるなら、世田谷公園と並べたいのが駒沢オリンピック公園と砧公園です。1周の長さや路面を並べてみると、自分に合う場所を選びやすくなります。2つの公園の周回コースには、次のような違いがあります。
| 項目 | 駒沢オリンピック公園 | 砧公園 |
|---|---|---|
| 1周の長さ | 約2.14キロメートル | 約1.75キロメートル |
| 走るルート | 公園の外周を反時計回り | ファミリーパークの外周を一方通行 |
| 路面と起伏 | ほぼ平坦で信号なし | アスファルトと土の路面、アップダウンとカーブが多い |
| コースの成り立ち | 走る人、自転車、歩く人でそれぞれ道を分けた周回路 | もとはサイクリング専用だった舗装路 |
駒沢オリンピック公園も100メートルごとに距離表示がある
駒沢オリンピック公園のコースにも、世田谷公園と同じく100メートルおきの距離表示があります。ジョギングコースの横をサイクリングコースが並んで通る区間があるので、自転車の側へはみ出さないよう注意してください。
砧公園は森の中を走れるコース
砧公園の外周コースは、木々に囲まれた中を抜けていくのが持ち味です。走っているのはランナーだけでなく、犬を散歩させる人も同じ道を使います。自転車専用の道ではありません。
走る前後に休める噴水広場と、ランニングに使える蛇崩川緑道
ランニングの前後に一息つくなら、園の中央にある噴水広場が便利です。噴水のまわりをベンチと芝生が囲み、噴水を見下ろす位置には売店もあります。
走ったり歩いたりできる緑道も、世田谷区内に整っています。下馬1丁目を起点に駒沢2丁目へ至る蛇崩川緑道は、長さがおよそ3キロメートルあります。途中で玉川通りを越え、駒繋神社の前を抜け、三宿通りとも交わります。道沿いには飲食店も並びます。
世田谷公園へは池尻大橋駅と三軒茶屋駅から徒歩約18分
電車で行く場合の最寄り駅は、池尻大橋駅(東急田園都市線)と三軒茶屋駅(東急田園都市線、東急世田谷線)の2つです。どちらの駅から歩いても、かかる時間は約18分で変わりません。バスを使うなら、「自衛隊中央病院入口」で降りればすぐ目の前です。
駅から公園まで走って向かえば、徒歩約18分の道のりがちょうどよいウォーミングアップになります。
車は池尻ICか三軒茶屋ICから約5分、駐車場は33台
車の場合、首都高速3号渋谷線の池尻ICか三軒茶屋ICを降りて約5分で着きます。車を停めるのは、池尻小学校交差点に近い園の北側にあるタイムズパーキングで、台数は33台です。このうち2台は車いす用になっています。
料金は30分100円です。土日祝日やイベントがある日は満車になることがあり、満車のときに公道で入庫を待つことはできません。
世田谷公園の開園は24時間、施設は個別に利用時間が決まっている
公園そのものは24時間利用できます。ただし、プールやスポーツ施設といった園内の施設は、それぞれに利用時間が定められています。
ランナー以外も集まる世田谷公園の施設
世田谷公園には、ランニング以外の目的で訪れる人のための施設がそろっています。噴水広場のほかに、テニスコートと軟式野球場、夏だけ開く屋外プール、スケートボード広場、ミニSL、交通広場、プレーパークまであり、小さな子を連れた家族からスポーツ目的の人まで、訪れる人はさまざまです。有料施設の利用案内は、公園内の有料施設窓口が受け持っています。
ミニSLは昭和57年に開通し、公園内を1周約3分で回る
ミニSLが走り始めたのは昭和57年5月で、世田谷区の区制50周年を記念したものでした。令和4年4月1日から株式会社金冠堂がネーミングライツパートナーとなり、「せたがや公園キンカン三姉妹ミニSL」という愛称になりました。契約にあわせて展示物が新しくなり、車両にもラッピングが施されています。
運行するのは水曜、土曜、日曜、祝日です。このほか都民の日の10月1日と、春休み、夏休み、冬休みの期間も走ります(冬休みのうち12月29日から1月3日は運休)。雨の日は運行しません。
乗車料金は中学生以上の大人が100円、小学生が50円で、小学生より小さい子どもは無料です。団体で乗るときは申請書が必要で、提出先は世田谷公園ミニSL事務所、期限は利用日の2週間前です。料金は乗る当日に支払います。
屋外プールは夏だけ、大人は2時間390円
屋外プールは夏の期間しか開きません。料金は入退場を含む2時間で、大人が390円、小学生と中学生が100円、65歳以上の人と障害のある人も100円です。コインロッカーは10円で使えます。
天候や施設の事情で利用できなくなる日もあります。幼児を連れていく場合は、原則として高校生以上の人が付き添う決まりです。
スケートボード広場「SL PARK」は初回に登録が必要
スケートボード用の広場は「SL PARK」と呼ばれ、セクションが5基置かれています。はじめて使うときは、世田谷公園有料施設窓口で登録を済ませておく必要があります。
使える時間は9時から17時までです。4月から9月は利用時間が19時まで延びます。ルールを守って安全に楽しむよう、世田谷区が利用者に求めている案内の題名が「世田谷公園スケートボード広場ご利用の方へ」です。
交通広場では小学3年生以下がミニカートに無料で乗れる
交通広場にはミニチュアの信号機と横断歩道があります。ミニカートを借りられるのは小学3年生以下の子どもで、専用コースを走りながら交通ルールを覚えられます。何度乗っても無料です。混んでいる日は順番待ちになることもあります。
交通広場の自転車の貸し出しは月曜が休みで、月曜が祝日のときは翌日が休みになります。年末年始の、通常12月29日から1月3日も休業です。
テニスコートは砂入り人工芝の4面
区営のテニスコートは4面あり、砂入り人工芝を使っています。料金は1面を1時間借りて、平日が1,440円、土日祝日が1,720円です。
世田谷公園は陸軍の駒沢練兵場の跡地につくられた
世田谷公園の前身は、明治30年に陸軍が設けた駒沢練兵場です。練兵場は荏原郡世田谷村池尻、目黒村宿山、駒澤村下引沢にまたがる広い土地に置かれ、周辺には砲兵連隊なども配置されていました。陸上自衛隊三宿駐屯地は、いまも公園の東側に隣接しています。
練兵場の跡地は、1959年にまず都立公園として開園しました。1965年に東京都から世田谷区へ移管され、1974年に改修工事が終わって現在の形が整いました。世田谷区は国有地の無償貸付を受けて、この場所を公園として使っています。
世田谷公園は大規模公園として広域避難場所に指定されている
世田谷区の防災マップでは、世田谷公園は広域避難場所の一つになっています。火災が燃え広がるなどして、自宅や一時集合場所にいるのが危なくなったときに逃げ込む場所です。
広域避難場所を指定するのは東京都で、震災対策条例にもとづき、おおむね5年に一度見直しています。大きな延焼火災がおさまるまでのあいだ一時的に待つための場所で、学校や住宅団地、緑地、公園のような開けた空間が選ばれます。建物の内部には原則立ち入れません。令和4年7月には東京都が指定を見直し、同じ年の9月1日から新しい指定で運用されています。
世田谷パン祭りやフリーマーケットの会場にもなる
世田谷公園は、周辺の地域と組んだイベントの舞台にもなっています。世田谷パン祭りは、世田谷公園とHOME/WORK VILLAGE、三宿四二〇商店会の加盟店を会場にしたイベントです。2024年は11月2日と3日に開かれ、2025年の開催日は11月1日と2日で、無料で入場できました。
噴水広場がフリーマーケットの会場になることもあります。2026年5月3日(日)には10時から15時まで行われました。新年を祝う「新年子どもまつり」が開かれた年には、雪でつくったすべり台やかまくらが園内に登場しています。
100メートルごとの看板を頼りに世田谷公園を走る
世田谷公園のジョギングコースは、100メートルおきの看板で走った距離をつかめます。世田谷区内でほかの周回コースを選ぶなら、1周約2.14キロメートルでほぼ平坦な駒沢オリンピック公園と、アップダウンのある約1.75キロメートルの砧公園があります。








