生田緑地のランニングは起伏が魅力!川崎市多摩区の紅葉はいつ見頃?

当ページのリンクには広告が含まれています。

このページにはAI画像を使用しています。

川崎市の多摩区と宮前区にまたがる生田緑地の魅力は、平地の公園にはない坂道や階段を、丘陵の地形のまま走れることです。紅葉がいちばんきれいになるのは例年11月中旬から12月中旬ごろで、葉が色づき出すのは11月上旬ごろです。年ごとの天候で、この時期は少し早まったり遅れたりします。

場所は多摩丘陵の一角で、東名高速道路の川崎ICから見て北側にあたります。川崎市で最も大きな緑地公園で、園内には散策路が縦横に延びています。川崎市は、枡形山を中心とした起伏の多さを、この緑地の特色として案内しています。丘陵を一回りする自然探勝路や野鳥の森もあります。

目次

生田緑地の起伏の頂点は標高約84mの枡形山

園内で最も高い地点は枡形山の山頂で、標高は約84mです。丘陵の中にある緑地なので、園内を移動すれば上りと下りがついて回ります。山と呼べるほど高低差が大きいわけではありませんが、坂が短い間隔で次々に現れるので、平らなコースを走るときとは脚にかかる負担が違ってきます。

枡形山の山頂は東西130メートルの四角い平地

山頂は、東西に130メートル、南北に80メートルほどの、四角く平らな土地になっています。升を思わせるこの形が、枡形山という名前のもとになったそうです。

この山頂には、かつて中世の山城である枡形城がありました。鎌倉時代には、源頼朝の侍大将だった稲毛三郎重成がここに城を構えたと伝えられています。戦国時代に入った永正元年(1504年)には北条早雲がこの城に入り、関東管領の上杉顕定らと立河原で戦ったとされます。土塁については、後北条氏の守りを固める目的で築かれたという話が残っています。

枡形山展望台からは富士山も見渡せる

山頂には展望台があり、エレベーターで上まで行けます。展望台からの眺めとしては、東京タワーと東京スカイツリー、それに富士山が挙げられています。

生田緑地がある多摩丘陵は南北約30キロメートルの丘陵地

東京都八王子市を起点に、横浜市の円海山北麓までつながる丘陵地が多摩丘陵です。規模は南北に約30キロメートル、東西に約10キロメートルです。谷戸がよく発達していて地形の変化が大きく、樹林地や農地といった緑が今も残っています。

地表には関東平野の土台にあたる海成の堆積層、上総層群が広く現れていて、多摩川の低地をはさんだ向こうは国分寺崖線です。

谷戸は丘陵が削られてできた谷あいの地形

谷戸とは、丘陵地が長い年月をかけて侵食され、谷のような形になった地形を指します。谷津や谷地という呼び方もあります。分布の中心は東日本の丘陵地です。田畑のある谷底のすぐ隣に森林がある点が特徴で、この地形を生かした農業や、そこで育まれた生きものの世界までを含めて谷戸と呼ぶこともあります。

生田緑地の紅葉は七草峠のノムラカエデと奥の池のメタセコイア林が見どころ

紅葉の名所として園内で名前が挙がるのは、七草峠のノムラカエデ、戸隠不動尊跡地の周辺と日本民家園の中にあるイロハモミジ、そして奥の池のまわりに広がるメタセコイア林です。いまどのくらい色づいているかは、生田緑地東口ビジターセンターに問い合わせると教えてもらえます。

七草峠のノムラカエデは春と秋の2回赤くなる

ノムラカエデは、春の新芽が赤く、夏のあいだは緑になり、秋にふたたび赤へ戻る品種で、記録上の学名はAcer amoenum cv. Sanguineumです。

イロハモミジは1本の木に緑と黄と赤が混ざることもある

戸隠不動尊跡地の周辺や日本民家園で見られるイロハモミジは、日本の落葉高木で、カエデ属を代表する種類です。自生しているのは福島県より西の本州と、四国、九州です。

葉は5つから7つに裂けた形がほとんどで、若い木の葉や枝の付け根に近い葉では、5つに裂けたものが目立ちます。縁のぎざぎざは粗く、大きさもそろっていません。オオモミジやヤマモミジと比べると、葉は小さめです。

ふつうは赤く紅葉します。ただ、日の当たり方などによって、同じ1本の木に緑と黄と赤が並ぶ三段紅葉になることもあります。東京近郊での見頃は11月中旬以降です。名前については、葉の裂けた部分を「イロハニホヘト」と数えたのが由来だという説があります。

奥の池周辺のメタセコイアは赤みのある褐色まで色を変える

メタセコイアはヒノキ科の落葉する針葉樹です。針葉樹の多くは冬も葉を落としませんが、メタセコイアは冬に黄葉し、落葉します。秋の葉は緑から黄色、オレンジ色、赤みのある褐色へと移り、色づいた葉は枝ごと落ちていきます。

この木は「生きている化石」の名で知られています。新しい属として名前をつけたのは日本の三木茂博士で、1941年、化石の研究にもとづく命名でした。そのころは100万年前に絶滅した植物だと考えられていましたが、のちに中国湖北省で生きた木が見つかりました。1950年にはアメリカ合衆国が100本の苗木を贈り、現在は全国に広まっています。

赤い葉は日当たりのよい枝ほど濃くなる

黄色い葉と赤い葉では、色が出るしくみが違います。黄葉は、葉を緑に見せていたクロロフィルが秋に分解され、もともと葉の中にあった黄色の色素が表に出てきたものです。赤い紅葉のほうは、葉にたまった糖から赤い色素のアントシアニンが新しく作られ、それが葉に蓄えられて起こります。

アントシアニンは日光をよく浴びるほど多く作られます。そのため同じ木でも、日の当たる枝のほうが赤みは強く出ます。色づきの目安は最低気温で、8度を下回るころに始まり、5度から6度以下になると色づきが加速する、という目安があります。昼と夜の気温差が大きいほど色がよく出る、という見方もあります。

生田緑地へは向ヶ丘遊園駅の南口から歩いて13分

電車で行くなら、小田急線の向ヶ丘遊園駅が最寄り駅で、南口から歩いて13分です。バスを使う場合も同じ南口から乗り、生田緑地入口で降りれば、残りは歩いて約3分です。

駐車場は東口と西口で合わせて192台分

車で来る人のために、駐車場は東口と西口の2か所に用意されていて、台数は合わせて192台分です。土日祝日は東口の駐車場が混みやすいので、走る目的で車を使うなら、朝早めに着くと安心です。バイクを停める駐輪場は東口にしかなく、西口では停められません。

公園は24時間開放、施設の開館時間は場所ごとに違う

公園の敷地そのものは一日中いつでも入れます。一方で、園内の施設はそれぞれ開いている時間が決まっています。

施設開いている時間
東口ビジターセンター8時30分から17時
枡形山展望台9時から17時
日本民家園(3月から10月)9時30分から17時(入園は16時30分まで)
日本民家園(11月から2月)9時30分から16時(入園は16時まで)
川崎市岡本太郎美術館9時30分から17時(入館は16時30分まで)

東口ビジターセンターは受付に人がいて、季節ごとの見どころを紹介しています。無料で使える休憩スペースがあるので、走り出す前に荷物をまとめたり、走り終えてひと休みしたりするのに便利です。トイレは洋式と和式に加えて多目的トイレもそろい、車椅子の貸出は2台です。西口では、生田緑地西口サテライトが季節の見どころや園内施設の案内を出しています。

紅葉の時期は日本民家園に寄り道できる

紅葉の季節は、走る前後に日本民家園へ立ち寄れます。日本民家園は、昭和42年に開園した、古民家を集めた野外博物館です。

日本民家園には文化財建造物が25件ある

園内にある文化財建造物は合計25件です。内訳は、国指定重要文化財が7件、国指定重要有形民俗文化財が1件、県指定重要文化財が10件、市指定重要歴史記念物が7件です。江戸時代の民家をはじめ、住宅の多くはほかの土地から運んで建て直したものです。たとえば、旧伊藤家住宅のもとの場所は麻生区金程、旧江向家住宅のもとの場所は富山県南砺市です。旧船越の舞台は三重県志摩市から来た歌舞伎舞台です。国の重要有形民俗文化財に指定されています。このほか水車小屋もあり、家屋によっては囲炉裏に火が入っています。

休園日は月曜日(祝日なら開園)と祝日の翌日、それに12月29日から1月3日までの年末年始です。臨時で休むこともあります。一般の入園料は550円です。高校生と大学生、市外に住む65歳以上の人は330円で、中学生以下はかかりません。一般向けの年間パスポートは1,100円です。

日本民家園は2019年に紅葉の夜間公開を行った

紅葉の季節には、日本民家園が夜のライトアップをした年もあります。2019年は11月23日と24日の2日間、開園時間を延ばして夜も公開しました。明かりがともったのは日没のころで、最終入園は19時45分でした。このときの入園料は大人500円、高校生と大学生、65歳以上が300円で、中学生以下は無料でした。

川崎市岡本太郎美術館は向ヶ丘遊園駅から徒歩約17分

川崎市岡本太郎美術館も生田緑地の中にあり、住所は川崎市多摩区枡形7-1-5です。駅から歩く場合は、小田急線の向ヶ丘遊園駅から約17分、JR南武線の登戸駅からなら約30分かかります。

休館日は原則として月曜日です。月曜が祝日に当たる日は開館します。祝日の翌日も、通常は休館日です。年末年始や、展示替え、改修工事のときにも臨時で閉まります。観覧料は、2025年秋の広報誌の時点で一般700円、高校生と大学生、65歳以上が500円、中学生以下が無料でした。

生田緑地ばら苑は2025年秋を最後に当面閉苑

生田緑地ばら苑は、再整備のため2025年秋の一般開放を最後に、当面のあいだ閉苑しています。

これまでは、5月上旬から下旬の春バラと、10月中旬から11月上旬の秋バラの時期に、年2回開かれていました。秋の公開は、2023年が10月19日から11月12日まで、2025年が10月16日から11月3日までで、どちらも期間中は休まず開いていました。ばら苑についての問い合わせ先は、川崎市みどりの企画管理課です。

まとめ

生田緑地は、標高約84mの枡形山を頂点に坂と階段が続く、多摩丘陵の中の緑地です。紅葉の見頃は例年11月中旬から12月中旬ごろで、赤や黄色に色づいた木々は、七草峠ではノムラカエデ、戸隠不動尊跡地の周辺と日本民家園ではイロハモミジ、奥の池のまわりではメタセコイアの林で見られます。最寄りは向ヶ丘遊園駅で、公園自体は24時間開いていますが、展望台やビジターセンター、日本民家園には閉まる時刻があります。車なら東口と西口の駐車場が使え、土日祝日は早めに着くのが安心です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次