相模原の麻溝公園は走りやすい?ランニングコースは1周約1.4〜1.8キロ

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麻溝公園で走るなら、まず選びたいのは陸上競技場の周辺に整備された、1周約1.4キロから1.8キロのジョギングコースです。クロスカントリー仕様で、盛り土のアップダウンとウッドチップの路面が続きます。公園には入園料がかからず、園内の駐車場もおよそ1,000台分が無料です。

公園の正式な名前は市立相模原麻溝公園で、場所は神奈川県相模原市南区下溝です。昭和60年に供用が始まった総合公園で、北には神奈川県立相模原公園が、西には女子美術大学が接しています。総合公園とは、休息や観賞、散歩、遊戯、運動など、幅広い使い方を前提にした都市公園のことです。公園の管理について尋ねたいことがあれば、公園管理事務所が窓口になります。ジョギングコースの一般利用は2015年4月1日に始まりました。

ジョギングコースや相模原ギオンスタジアムは、大会の会場としても使われています。日本陸上競技連盟の第2種公認を受けたギオンスタジアムは市民ランナーに人気の相模原30Kの会場で、ジョギングコースでは2016年に相模原クロスカントリー大会2016が開かれました。

一方で、休日の昼前後は駐車場が埋まりやすく、園内の道は入り組んでいます。

目次

麻溝公園のジョギングコースは起伏とウッドチップが特徴

陸上競技場の周辺を回るジョギングコースの特徴は、起伏とウッドチップの路面です。

1周は約1.4キロから1.8キロの周回コース

コースは周回型で、1周の長さは約1.4キロから1.8キロです。

市はこのほか、駐車場の外周に天然芝を張り、大会で使う仮設のコースをつくる方針も示していました。計画では、仮設コースの長さは最長で約2キロとされていました。

路面は6〜10ミリ角のウッドチップを約5センチの厚さで敷いている

足元には、6〜10ミリ角に砕いた木のチップが約5センチの層になっています。アスファルトと比べて着地の衝撃がやわらかく、膝などにかかる負担は小さいと、市の担当者も話しています。

ウッドチップ舗装とは、細かく砕いた木材のチップで路面をつくる方法のことです。地面にそのまま敷く方式では、踏むとふかふかした感触が返ってきます。足にやさしい路面に求められるのは、硬すぎず軟らかすぎない弾力と、濡れても滑りにくいことです。

木は熱を通しにくいため、日差しを受けても路面の温度が上がりにくいという性質もあります。その代わり、素材が分解しやすく、ときどきチップを足して補う必要が出てきます。

アップダウンは盛り土でつくられたクロスカントリー仕様

コースの起伏は、土を盛ってつくられたものです。平坦な道を走るだけではかけにくい負荷を、坂の上り下りで脚にかけられます。

クロスカントリー走は、断郊競走とも呼ばれる長距離の競走です。原野や丘陵、森林などを横切って走り、舗装路や競技場のトラックは使いません。自然の地形や人工の地形を生かし、土や草地など路面が次々に変わる中を進みます。天候やぬかるみ、起伏といった読みにくい条件にどう対応するかが問われる競技です。

距離に厳密な決まりはありません。一般には男子が10〜15キロ、女子が2〜5キロという説明があり、世界選手権のシニアは男子も女子も10キロで争います。規則が定めるコースの場所は野原や森林地帯で、草に覆われた所が望ましいとしています。

園内を自由に回れば約5キロのランニングも組める

ジョギングコース以外にも、公園の中にはいくつもの道が通っています。どこをどうつなぐかで距離を変えられ、ランニングコースを共有するサイトには、園内で約5キロになるように組んだコースも投稿されています。

ただ、園内の道はかなり入り組んでいます。はじめて走る日は、園内の案内図で自分の位置を確かめながら進むと安心です。

家族連れで訪れる人も多い公園です。芝生広場や花壇のあたりは歩く人が多いので、まわりに気を配って走ってください。

アクセスは原当麻駅から徒歩約20分、車なら相模原愛川ICから約7分

最寄り駅から歩くこともできますが、バスを使えば歩く距離はぐっと短くなります。

交通手段経路所要時間
徒歩JR相模線「原当麻」駅から約20分
バス小田急線「相模大野」駅から神奈川中央交通バス「女子美術大学行き」、「総合体育館前」下車乗車約18分、下車後徒歩約2分
バスJR横浜線「古淵」駅から女子美術大学行き約20分
車圏央道の相模原愛川ICから約7分

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、東京都心からおよそ40〜60キロの距離をぐるりと囲むように計画された、延長約300キロの自動車専用道路です。

無料駐車場はおよそ1,000台、休日の昼前後は満車になりやすい

園内には駐車場がいくつもあり、合わせておよそ1,000台を無料で停められます。100台以上入る駐車場も4か所あります。

それでも、休日の昼前後は混み合い、停められないことも少なくありません。走りに行くなら、朝の早い時間に着くようにするのがおすすめです。

相模原ギオンスタジアムは日本陸上競技連盟の第2種公認

ジョギングコースが周りに整備されている陸上競技場が、相模原ギオンスタジアムです。2007年4月1日に開設され、所在地は相模原市南区下溝4169です。

項目内容
トラック全天候型の400メートル(9レーン)
フィールド芝生、106メートル×71メートル
観客席メインスタンド2,823席、バックスタンド3,492席、芝生スタンド8,985人分
主な設備電光掲示盤、写真判定室、放送室、夜間照明、雨天走路など

日本陸上競技連盟が公認する陸上競技場は、収容人数や補助競技場があるかどうかなどによって、1種から4種に分けられています。公認のない競技場で出した記録は、公式記録として扱われません。いちばん上の第1種では、400メートルで8レーンか9レーンの全天候舗装や、芝生席を含めて15,000人以上が入れることなどが基準で、補助競技場には第3種公認の陸上競技場を求めています。ギオンスタジアムは、この中で第2種にあたります。

トラックの全天候型とは、雨の日でも使える陸上競技用の舗装のことです。

隣の相模原ギオンフィールドは2014年開設の第2競技場

ギオンスタジアムと隣り合う相模原ギオンフィールドは、第2競技場として使われています。開設は2014年4月1日で、トラックは6レーン、フィールドは人工芝です。

競技場の指定管理者は相模原市スポーツ協会グループ

競技場などの管理は、相模原市スポーツ協会グループが指定管理者として受け持っています。指定の期間は2022年4月1日に始まり、2027年3月31日に終わります。次の管理者を選ぶための公募は2026年度に行う予定です。所管している部署は、市民局のスポーツ施設課です。

指定管理者制度とは、公園や運動場、図書館といった「公の施設」について、管理を民間の会社や団体にゆだねることを認める仕組みのことです。

麻溝公園はクロスカントリー大会や相模原30Kの会場になっている

麻溝公園のジョギングコースと相模原ギオンスタジアムは、練習だけでなくランニング大会にも使われています。

ジョギングコースを使った初の大会は2016年3月12日

ジョギングコースを使った最初の大会は、2016年3月12日に開かれた「相模原クロスカントリー大会2016」でした。会場は相模原ギオンスタジアムで、前年4月にできたばかりのクロスカントリー仕様のコースを使った初の大会です。種目には、一般男子8キロや一般女子5キロなどが用意されました。

相模原30Kはギオンスタジアムを会場に開かれている

市民ランナーに人気の相模原30Kを主催しているのは、一般財団法人アールビーズスポーツ財団です。2022年に出された大会の案内にも、会場として相模原ギオンスタジアムが書かれていました。

30Kシリーズとは、ランニング専門誌の月刊ランナーズが「フルマラソンに効く、30キロの実践型トライアル」をコンセプトに、2011年から全国各地で開いているイベントのことです。ひとりで練習してもなかなか走り切れない30キロ走を、ほかのランナーと一緒にレースの感覚で走れるのが持ち味です。サポートは大会の日に限らず、走る前と走った後にも用意されています。

30Kシリーズは雨天決行で、大会によっては2分ごとのウェーブスタートを取り入れたり、約2.5キロごとに給水所を置いたりしています。

ウェーブスタートとは、参加者をいくつかのグループに分け、時間をずらして走り出させる方式のことで、時間差スタートとも呼ばれます。スタート地点やコース上の混雑をやわらげるのがねらいで、速いランナーと遅いランナーが入り混じりにくくなります。多くの大会では、申告タイムや予想完走タイムをもとにグループ分けをします。

大会の日は駐車場の制限や交通規制がかかることがある

大会の日は、麻溝公園の駐車場が大会用に回されます。2022年の相模原30Kでは、麻溝公園の第5駐車場を無料で使えると案内されました。2021年大会では、当日の朝から正午まで、第1、第2、第5駐車場の利用が制限されています。

相模原市とスポーツ協会の主催による相模原ハーフマラソンなどの大会も、2024年1月に行われました。このときは交通規制が行われ、当日の状況によっては規制の時間が延びることもあると案内されています。

走ったあとはグリーンタワー相模原から丹沢まで見渡せる

ランニングで汗を流したあとも、園内には寄り道できる場所がいくつもあります。いちばん目立つのは、公園のシンボルになっている展望塔のグリーンタワー相模原です。

グリーンタワー相模原は高さ55メートル、展望室は地上38メートル

塔の高さは55メートルで、地上38メートルの展望室まではエレベーターで上がれます。展望室は無料です。天気がよければ、東京スカイツリーや横浜、湘南、多摩丘陵、丹沢の方角まで見渡せます。

2026年には、設置から34年がたった塔の外壁のタイルがはがれ落ち、周囲をフェンスで囲っていることが報じられました。これを受けて、補修と長く使い続けるための改修を前倒しで行うことが決まりました。

ふれあい動物広場と大花壇、フィールドアスレチック

第1駐車場から坂を下っていくと、季節ごとに花が咲く大花壇と花時計があります。斜面に広がる花壇も見ものです。春はクレマチス、初夏はアジサイが咲きそろいます。

フィールドアスレチックは19基25種あり、親子で遊べます。ふれあい動物広場では、小動物と触れ合ったり、ポニーに乗ったりできます。展示コーナーには、ウシやシカのような大きな動物から、ミーアキャットやリスザルのような小さな動物、鳥まで並び、すぐそばで見られます。動物広場は無料で入れて、エサやりを体験するときだけ200円かかります。休場日は毎週月曜日で、月曜日が祝日のときは次の日が休みになります。

施設期間開いている時間
ふれあい動物広場4月〜9月9時30分〜17時
ふれあい動物広場10月〜3月9時30分〜16時
グリーンタワー相模原4月〜9月9時〜16時30分
グリーンタワー相模原10月〜翌年3月9時〜16時

隣の県立相模原公園は約26.0ヘクタールで散策路もある

麻溝公園の北側に接する神奈川県立相模原公園は、面積が約26.0ヘクタールあります。「こもれびの径」をはじめとする散策路が通っていて、隣の市立公園と一体で再整備されました。2つの公園を続けて訪れれば、走ったあとに散策まで楽しめます。

まとめ:麻溝公園では朝の早い時間に周回コースを走る

麻溝公園でのランニングは、相模原ギオンスタジアムの周辺にある約1.4キロから1.8キロのクロスカントリー仕様のコースが中心です。盛り土の起伏とウッドチップの路面があり、2016年にはこのコースで初めての大会も開かれました。園内の道をつなげば約5キロの周回も組めますが、道が入り組んでいるので案内図を見ながら走ると安心です。

入園も駐車場も無料ですが、休日の昼前後は駐車場が埋まりやすく、相模原30Kなどの大会の日は駐車場に制限がかかり、交通規制が行われた大会もあります。走りに行くなら朝の早い時間帯が向いていて、走ったあとはグリーンタワー相模原や大花壇にも足をのばせます。

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