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東平尾公園は福岡市博多区のスポーツ公園で、市民の間では「博多の森」の呼び名で通っています。走る場所としての起伏は一様でなく、平らな競技場まわりと森の中の傾斜地が混在する公園といえます。どこを走るかで、負荷の違いを楽しめます。
敷地は約88.1ヘクタールと広く、開園は昭和51年(1976年)とされています。所在地は福岡市博多区東平尾公園2-1-2です。入園は無料で、競技施設の利用は有料です。芝生広場や散策コースのほか子ども向けの遊具エリアもあり、観光の案内ではピクニックと並んでジョギング向きの公園に挙げられています。

東平尾公園の起伏は森に残る自然の地形
公園の案内文は、園内の緑の豊かさと森林浴を前面に出しています。そこから読み取れるのは、森や自然の地形を残したまま公園が造られていることです。
大谷広場の緩やかな傾斜は森の自然地形を活かしたもの
大谷広場について福岡市は2026年4月15日付の発表で、森の中の自然地形を活用したことを挙げ、遊びながら緩やかな傾斜を登れる市内最大規模の複合遊具があるとしています。
博多の森へは福岡空港駅からバスで約8分、車なら月隈ICから約10分
電車で向かう場合の起点は、地下鉄の福岡空港駅です。西鉄バスに約8分乗り、「博多の森競技場前」で降りれば、公園はすぐそこです。
別の行き方もあります。福岡空港駅の4番出口から37番、39番、43番系統のバスに乗って「席田会館前」まで行き、そこから歩いて約5分です。
車なら福岡都市高速道路の月隈ICから約10分です。
大谷広場の駐車場は入ってから20分まで無料
公園全体の駐車台数は約1,260台から1,290台です。大谷広場の駐車場は20分まで無料で、その先は60分ごとに100円かかり、当日最大500円です。ただしJリーグの試合がある日は、特別料金に切り替わることがあります。
利用時間は10月から3月が2時間短い
管理事務所と博多の森陸上競技場は季節で閉まる時刻が変わり、定休日はありません。
| 期間 | 開始 | 終了 |
|---|---|---|
| 4月から9月 | 9時 | 19時 |
| 10月から3月 | 9時 | 17時 |
博多の森陸上競技場は約3万人収容、例年10月上旬に博多の森カーニバルを開催
約3万人を収める博多の森陸上競技場は、福岡市陸上競技協会の主催する「博多の森カーニバル」の会場です。時期は例年10月上旬で、土曜日が中心です。種目は高校と中学、一般に分かれています。2023年4月には、福岡陸協が主催した朝日記録会兼国体選考会の会場にもなりました。
博多の森球技場は1995年完成の福岡市初のサッカー専用球技場
Jリーグのアビスパ福岡が本拠地にしているのが、収容人数約2万1562人の博多の森球技場です。1995年に完成し、福岡市で初めてのサッカー専用球技場になりました。この年のユニバーシアード福岡大会で、サッカーの試合を行うために整備された施設です。
ユニバーシアード福岡大会は162の国と地域が参加
ユニバーシアードとは、大学生をはじめとする学生が競う国際総合競技大会です。福岡で開かれた1995年の大会は、第18回の夏季大会にあたります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開幕 | 1995年8月23日 |
| 閉幕 | 1995年9月3日 |
| 参加 | 162の国・地域 |
| 選手 | 約3,949人 |
| 競技 | 12競技136種目 |
2019年のラグビーワールドカップは福岡会場で3試合
博多の森球技場は2019年のラグビーワールドカップで福岡会場になり、3試合が行われました。9月26日のイタリア対カナダもそのうちの一つです。福岡県は大会後の報告で、どの試合もほぼ満員だったとしています。
大会の際に使われた名前は「博多の森スタジアム」でした。大会規定に従った呼び方です。
アクシオン福岡や弓道場、テニス競技場も同じ園内に揃う
博多の森陸上競技場と博多の森球技場のほかにも、園内にはプールと体育館を備えたアクシオン福岡や弓道場、テニス競技場があります。
大谷広場は2026年4月22日にグランドオープン、九州最大級のトランポリン遊具を設置
大谷広場がすべての整備を終えてグランドオープンを迎えたのは、2026年4月22日でした。それ以前に、一部だけ先行して開けています。管理運営を担うのは、大和リース株式会社(大和ハウスグループ)が代表を務める企業グループで、開始は2025年4月1日です。
インクルーシブな子ども広場には、九州最大級の大きさのトランポリン遊具があります。木陰で寝転べるネット遊具も、大谷広場の遊び場の一つです。公園に開かれたカフェのほか、草スキー場も整備されました。草スキー場は市内で唯一とされ、人工芝を使っている点と安全性の高さが紹介されています。
Park-PFIで整備された福岡市初の事業
Park-PFI(公募設置管理制度)とは、飲食店や売店などの公募対象公園施設と、その周りの園路や広場などの特定公園施設を、公募で選ばれた事業者がまとめて手がける仕組みのことです。前者は設置と管理、後者は整備と改修が担当範囲になります。2017年の都市公園法改正で生まれ、民間資金を使って都市公園を整備し管理する新しい手法とされています。
前身に位置づけられているのは、以前からあった設置管理許可制度です。大谷広場は、このPark-PFIを使った福岡市で初めての事業でした。
インクルーシブ公園は障がいや年齢に関係なく遊べる公園
インクルーシブ公園とは、障がいの有無や年齢、性別、国籍などを問わず、誰もが同じ場所で遊べる公園のことです。もとの語には「すべてを包み込む」の意味があります。
具体例を挙げると、車いすのまま遊べる遊具や背もたれ付きのブランコ、車いすや歩行器でも動きやすいゴムチップ舗装の地面があります。トランポリン型やハンモック型の遊具なら、車いすを使う人や座る姿勢の保持が難しい人も楽しめます。
法律で決まった定義はなく、細かな説明は自治体ごとに異なります。
福岡市は昭和60年度から公園の管理を委託し、2015年に東平尾公園の公募方針を表明
公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会が昭和60年度に設立されて以来、福岡市はこの協会に公園の管理を任せてきました。東平尾公園については、指定管理者を公募で選ぶ手続きの方針を2015年に打ち出しました。
指定管理者は民間企業やNPOも担える
指定管理者制度とは、自治体が設けた公の施設の管理を、NPOや民間企業などの団体にも委ねられるようにした制度のことです。地方自治法が2003年に改正されて生まれました。指定は議会の議決を経て、期間を決めて行われます。
従来の管理委託制度との違いは、担い手の範囲です。以前は公共的団体などに限られていましたが、この限定が外れました。狙いは、多様になった住民の要望に効果的かつ効率的に応えることと、民間の力を使ってサービスを良くしながら経費を抑えることにあります。
福岡市内のほかの走れる公園は東公園と大濠公園
福岡市内には、ほかにも走る人向けの公園があります。東公園のジョギングコースは一周約1.5キロあるそうです。福岡県は中央区の大濠公園を、ジョギングやウォーキングをする人の多い公園に挙げています。
東平尾公園は走る場所で負荷の違いを楽しめる公園
博多の森は平らな競技場周辺と森の中の傾斜地が混在する公園といえ、走る場所を変えれば負荷の違いを楽しめます。








