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梅小路公園は、JR京都駅から歩いて約15分のところにある、入園無料の総合公園です。園内には走れるルートがいくつもあり、回り方を変えれば距離を調整できます。利用者が投稿した約5キロのコースもあり、京都駅の近くで走る場所を探している人には使いやすい公園です。
新幹線や在来線で京都に着いてから、移動にほとんど時間を取られずに走り始められます。出張や観光の途中で走りたい人にも向いた立地です。
所在地は京都市下京区観喜寺町です。

梅小路公園へは京都駅から徒歩約15分、梅小路京都西駅からはすぐ
電車で向かうなら、JR梅小路京都西駅で降りるのが最短です。駅から公園まではすぐ近くです。
京都駅からは徒歩約15分です。京都市バスを使うなら「梅小路公園前」バス停で降りてください。バス停から公園までは徒歩約1分です。
梅小路公園の園内ルートは回り方で距離が変わり、約5キロのコース例もある
園内は芝生と樹木に囲まれた、緑の多い環境です。RUNTRIPというランニング記録サイトに、梅小路公園の中を約5キロになるように組んだコースが載っています。このコースは利用者が投稿したものです。
線路沿いでは電車が、南側ではSLスチーム号が見える
公園はJRの線路に沿って広がっていて、走っている途中で電車が通るのを見られる場面があります。
公園の南側の脇には、SLスチーム号専用の線路が敷かれています。ランニングの合間に、蒸気機関車が通るのを目にすることもあります。
空いていたのは平日の午前中、週末は混みやすい
口コミサイトを見ると、週末に人が多いという書き込みがあり、平日の午前中に訪れた人は空いていたと書いています。
梅小路公園は家族連れの多い公園です。すざくゆめ広場や河原遊び場のそばでは子どもや歩いている人が多いので、周りに気を配りながらペースを落として通り抜けると安心です。
入園は無料、料金がかかるのは朱雀の庭といのちの森の200円だけ
公園そのものにお金はかからず、園内には自由に出入りできます。料金が必要なのは、日本庭園の朱雀の庭と、ビオトープのいのちの森の2か所です。どちらも小学生以上が200円です。
朱雀の庭といのちの森の開園時間は9時から17時までで、最終入園は16時30分です。休みは月曜日で、月曜日が祝日のときはその翌日に休園します。年末年始にあたる12月28日から1月4日も休みです。緑の館も、この2か所と同じ日に休みます。
公園の運営管理を担っているのは京都市都市緑化協会です。梅小路公園は京都市が持つ市営の総合公園で、指定管理者制度によって協会が管理を任されています。公園についての問い合わせ先も、この協会です。
園内にコインロッカーはないので、荷物は京都駅八条口のマルチエキューブに預ける
園内のトイレは屋外の3か所と、緑の館の建物の中にあります。喫煙スペースは屋外に3か所です。ただ、コインロッカーは1台もありません。着替えや手荷物があるなら、京都駅で預けてから公園に向かうことになります。
預け先の候補になるのが、多機能ロッカーの「マルチエキューブ」です。場所は「みやこ夢テラス」の1階で、京都駅の八条口側にあります。2025年6月に設置されたロッカーで、全部で72口あります。料金は、荷物を預けるだけなら1日400円からです。京都市内の提携ホテルへ当日中に届けてもらうこともでき、こちらは1500円からかかります。
繁忙期になると、京都駅のコインロッカーは埋まりやすくなります。荷物の置き場所は、早いうちに押さえておくと安心です。
手づくり市は毎月第1土曜日、イベントのある日は走る時間をずらす
梅小路公園ではイベントがたびたび開かれ、開催日は園内が混み合います。その日に走るなら、時間帯をずらすと走りやすくなります。
毎月開かれているのが梅小路公園手づくり市です。会場は七条入口のイベント広場で、毎月第1土曜日の9時から16時まで開かれます。1月と5月はお休みです。2026年は、11月7日(土)と12月5日(土)の開催が予定されています。
2026年にはほかにも、次のイベントが園内で開かれました。
| 開催日 | イベント名 |
|---|---|
| 2026年3月26日から29日 | 京都おいも大作戦2026 |
| 2026年9月26日 | ものづくりParkマルシェ(第11回) |
| 2026年10月10日と11日 | 京都音楽博覧会 2026 in 梅小路公園 |
公園のことを詳しく知りたい人向けには「梅小路公園をよく知るツアー」があります。2か月に1度、第4週から第5週の間の火曜日に開かれていて、参加費は500円です。集合場所は緑の館の前になります。
隣の京都鉄道博物館は水曜休館、開館は10時から17時
走り終えたあとに立ち寄りやすいのが、公園の隣にある京都鉄道博物館です。開館時間は10時から17時で、16時30分を過ぎると入館できません。毎週水曜日と、12月30日から1月1日までの年末年始などが休館日です。祝日と、春休み・夏休みの期間は開館しています。公園の周辺には、京都水族館(2012年3月開業)もあります。
博物館の前身は1972年に開館した梅小路蒸気機関車館
公園の隣には、かつて梅小路蒸気機関車館がありました。国鉄が鉄道100周年の記念事業として1972年10月に開いた施設です。約43年の歴史に幕を下ろしたのは2015年8月30日で、閉館時点の累計来館者数として、848万8350人という数字が報じられています。その後、大規模な改装を経て、2016年4月に京都鉄道博物館として生まれ変わっています。
扇形車庫と転車台は国の重要文化財
博物館の敷地にある扇形車庫は、1914年(大正3年)11月に梅小路機関車庫として完成した建物です。鉄筋コンクリート造の機関車庫としては、いま残っているなかで最も古いとされています。転車台と20線の引込線とあわせて、国の重要文化財と土木学会選奨土木遺産に選ばれました。
転車台はターンテーブルとも呼ばれ、扇形の要の位置に置かれています。役割は、蒸気機関車の向きを変えることです。いまの扇形車庫は京都鉄道博物館の展示施設の一つで、中には蒸気機関車が並んでいます。
梅小路公園は貨物駅の跡地に1995年に開園した約13.7ヘクタールの総合公園
梅小路公園の広さは約13.7ヘクタールあります。旧梅小路貨物駅があった土地を生かして整備され、1995年に開園しました。この貨物駅のもとになったのは、1910年(明治43年)に京都停車場を旅客専用とするのにあわせて新設が決まった、貨物専用の梅小路貨物停車場です。
総合公園とは、都市公園の種別の一つで、「都市基幹公園」というくくりに入る公園のことです。街に住む人が休む、景色を眺める、散歩する、遊ぶ、体を動かすといった過ごし方を、まとめて楽しめるようにつくられています。1か所の標準面積は10ヘクタールから50ヘクタールで、都市の規模によって変わります。梅小路公園の約13.7ヘクタールも、この範囲に収まります。
平安建都1200年を記念して京都市が整備した公園
京都市は、梅小路公園を平安建都1200年記念事業の一つと位置づけています。794年の平安京遷都から数えて1200年目にあたるのが1994年で、京都市はこの年を21世紀へ向けた飛躍の年としました。「伝統と創生」をメインテーマに掲げ、記念事業やイベントを数多く展開しました。事業を実施したのは平安建都1200年記念協会です。梅小路公園が開いたのは、その翌年のことです。
すざくゆめ広場には14メートルのローラー滑り台がある
園内には広々とした芝生広場があります。そのほか、すざくゆめ広場、河原遊び場、朱雀の庭、いのちの森、緑の館、野外ステージがそろっています。
すざくゆめ広場は、昔の京都市内を走っていた市電(チンチン電車)にちなんだ広場です。14メートルのローラー滑り台と、巨大なジャングルジムが置かれています。河原遊び場は夏になると水遊びができる場所で、緑の館は公園の案内や催しの拠点として使われています。
朱雀の庭は池を巡りながら眺める池泉回遊式庭園
朱雀の庭は、池泉回遊式と呼ばれる形式の日本庭園です。池泉回遊式庭園とは、池を真ん中に置き、そのまわりを歩いて移り変わる景色を楽しむ庭のことをいいます。座敷に腰を下ろして眺める座観式とは違い、敷地全体を巡ることを前提にしています。この形式の庭は築山や借景を組み合わせてつくられ、歩みを進めるたびに景色が入れ替わります。大規模な庭園では最も一般的な形式とされます。
いのちの森は樹冠回廊からビオトープを見下ろせる
いのちの森は、自然の生態系を復元してつくられたビオトープです。高さ3.6メートルにもなる樹冠回廊に上がると、木々の上から生き物の様子を観察できます。
ビオトープという言葉は、ドイツ語で生きものを表す「ビオ」と、場所を表す「トープ」を組み合わせたもので、生き物のすみかという意味になります。自治体の区分に従えば、樹林や海岸、河川、市街地、農地を含め、どんな場所もビオトープとして扱えます。人の手でつくった池や草地、森も、生き物の暮らしを支えている以上はビオトープの一つです。
2024年10月、朱雀の庭といのちの森は「自然共生サイト」の認定を受けました。市民団体が続けてきた生物調査や自然観察会などの取り組みが評価されたことによる認定です。
市電ひろばには京都市電の車両が今も残る
京都市電が走り始めたのは明治28年です。1978年9月30日の全線廃止までの83年間、京都の街を行き来していました。梅小路公園の市電ひろばでは、廃止後も何両もの車両が保存されています。
屋根のある施設の中で静態保存されているのは、505号、703号、890号、1605号の4両です。このうち505号は、京都市電で初めて導入されたボギー車にあたります。屋外にも車両があり、七条入口広場には京都市電で最後に新造された2001号が、大宮口の近くには900形で最後の番号を持つ935号があります。
動く車両もあります。「チンチン電車」の呼び名で動態保存されているのが狭軌1型27号で、すざくゆめ広場と市電ひろばの間、片道210メートルを往復しています。広軌1型29号は、保管庫の中で静態保存されています。一部の車両はカフェや物販スペースに使われていて、園内でひと息つける休憩所としても親しまれています。
京都駅周辺で走るなら京都御苑は1周約4キロ、二条城は1周約1.9キロ
梅小路公園のほかに京都駅から向かいやすいランニングスポットとしては、京都御苑と二条城があります。RUNTRIPに利用者が投稿したコースでは、京都御苑(京都御所)は1周約4キロ(3981メートル)、二条城は1周約1.9キロ(1887メートル)です。京都御苑へは、地下鉄烏丸線に京都駅から乗り、丸太町駅か今出川駅で降りれば行けます。
鴨川沿いも、京都で走る人にとって定番のコースです。ただ、三条から九条までの区間は舗装が滑りやすいという利用者の声があり、雨が上がった直後は特に足元に気をつけて走ってください。
京都の街は盆地の中にあります。東部と北部の一部にある丘陵地帯を除けば急な坂はあまりなく、市の中心部は走りやすい地形です。
まとめ
京都駅から近い梅小路公園は、回り方によって距離を変えられます。園内にコインロッカーはないので、荷物は京都駅八条口のマルチエキューブなどに預ける方法があります。週末やイベントのある日は混み合うため、空いていた平日の午前中を選ぶか、時間帯をずらすと走りやすくなります。走り終えたら、水曜休館の京都鉄道博物館や、京都市電の車両が並ぶ市電ひろばにも足を延ばせます。








