常夜灯公園は、千葉県市川市の本行徳にある公園で、1812年に建てられた常夜灯を中心に整備されています。妙典駅から行徳駅へ向かう市のモデルコースにも入っていて、江戸川沿いを走る人が休憩に立ち寄るのにちょうどいい場所です。ただし、走ったあとに入りたい乙女湯温泉は、妙典ではなく東京都江戸川区船堀にある黒湯の銭湯です。ここを取り違えると当日の動きが狂うので、先に書いておきます。
この記事では、常夜灯公園の歴史、妙典から行徳を巡るコースの目安、江戸川沿いで走れる距離、公園内で補給できる店、そして乙女湯の営業時間と入浴料までを、確認できた情報だけでまとめました。走る距離を決め打ちできる資料は見つからなかったため、距離の数字は出典のあるものだけを載せています。情報は2026年10月6日時点で調べたものです。営業時間や料金は変わることがあるので、出かける前に確認してください。

常夜灯公園は市川市の有形文化財第1号を守る公園
常夜灯公園の住所は、千葉県市川市本行徳28です。公園の目印は江戸時代につくられた常夜灯で、これは市川市の有形文化財の第1号に指定されています。
常夜灯が建てられたのは文化9年、西暦で1812年です。今から200年以上前のことになります。当時の行徳は、日本橋と船の航路でつながって栄えた町でした。行き交う船の安全を祈る目印として、この常夜灯は造られました。
もう1つ、成田山との縁があります。江戸時代、成田山へお参りに行く人々の出発点になった場所で、行徳の船路の安全を祈って成田山に寄進されたものでもあります。船の灯りであり、参詣の旅のはじまりを見送る灯りでもあったわけです。
いまは常夜灯の周りが公園として整備されています。市川市の公式資料には、健康遊具やグラウンドがあり、体を動かせる公園として載っています。ランニングの途中で立ち寄る休憩スポットとして紹介されることもあります。走るためのトラックが整備された公園ではありません。江戸川沿いを走る途中で足を止める場所、という位置づけがしっくりきます。
妙典駅から行徳駅へのモデルコースは歩いて約1時間30分
妙典から常夜灯公園を目指すなら、市川市が公表しているウォーキング用のモデルコースが手がかりになります。このコースは妙典駅から行徳駅までを結び、寺町通り、徳願寺、常夜灯公園などを回ります。歩く時間の合計は、およそ1時間30分です。
ランニングなら、同じ道を歩くより短い時間で回れます。ただし、市の資料が示しているのは歩く時間だけです。走ったときの所要時間や、常夜灯公園を折り返す周回の距離を載せた資料は、確認できませんでした。ここは自分の地図アプリで距離を測るのが確実で、この記事で距離を言い切ることはしません。
妙典駅の周辺には、行徳・妙典・南行徳をまとめた「おさんぽMAP」があります。妙典駅周辺のルートは約1km、歩いて約20分のコースです。いきなり1時間30分のコースを走るのが不安なら、このコースを足慣らしに使う手があります。
| コース | 距離・時間の目安 | 主な立ち寄り先 |
|---|---|---|
| 妙典駅から行徳駅へのモデルコース | 歩いて約1時間30分 | 寺町通り、徳願寺、常夜灯公園 |
| 妙典駅周辺のおさんぽMAPのルート | 約1km、歩いて約20分 | 妙典駅の周辺 |
| 江戸川サイクリングロード | 約12km | 江戸川沿い。妙典地区も沿線に含まれる |
江戸川沿いを走るなら約12kmのサイクリングロードが基準
江戸川沿いには、江戸川サイクリングロードが整備されています。長さは約12kmで、妙典地区もこの沿線に入ります。ジョギングコースとしても使えるので、行徳や妙典から江戸川の土手に出て走る人が多いようです。
別の地図資料では、江戸川河川敷コース(14.0km)という名前のコースも見つかりました。サイクリングロードの12kmとは数字が違いますが、起点や終点の取り方が資料ごとに異なるためで、同じ道を指しているのかどうかまでは確認できていません。距離で計画を立てるなら、地図アプリで自分が走る区間を測るのが安全です。
妙典地区は、江戸川の右岸で1.2kから2.5kの付近にあたります。この区間では、高規格堤防の整備が進められています。
江戸川には、行徳可動堰(ローリングダム)もあります。昭和32年、1957年に、塩害を防ぎ、水位を確保するために建設されました。川を眺めながら走れば、行徳が塩の産地として栄えた歴史と、いまの川の姿が重なって見えてきます。
妙典橋や行徳橋を使った具体的なジョギングコースについては、確認できた資料に詳しい記載がありませんでした。橋を渡って周回するルートを組む場合は、自分で地図を見て決めることになります。
寺町通りと徳願寺は走る足を止めたくなる寄り道
行徳は、昔から塩づくりと水運で栄えた町です。江戸時代、徳川家康は行徳を、江戸に近い大事な塩の産地として重んじました。江戸と行徳をつなぐために、小名木川や新川といった水路が掘られたと伝わります。
神社や寺院が多い町で、お神輿づくりも大きな産業でした。「行徳千軒、寺百軒」という言葉が残っているほど、寺の多さは昔から知られています。
徳願寺の前の通りは、寺町通りと呼ばれています。徳願寺は浄土宗の寺院です。寺の名前は、徳川家の徳と、将軍家にゆかりのある寺である照願寺の願から来ています。山門、鐘楼、経堂は、いずれも市の指定文化財です。
権現道は、幅が約2メートルの石畳の古道です。徳川家康が鷹狩りで行徳の方面へ向かうとき、この道を使ったと伝えられています。寺が並ぶ、寺町らしさが残る道として紹介されています。
走る人にとっては、ペースを落としていい場所です。山門や鐘楼の前で立ち止まって写真を1枚撮る。そのくらいの余裕があるほうが、コースの意味が出ます。タイムを狙う日と、歴史を見ながら走る日は、分けて考えるほうがいいでしょう。
川の駅 あづま家は常夜灯公園の中にある補給ポイント
常夜灯公園の中には、川の駅 あづま家という店があります。テレビ東京の番組「出没!アド街ック天国」が2023年9月16日に行徳エリアを取り上げた回で、常夜灯公園とあわせて紹介されました。番組では、常夜灯が江戸時代につくられた市川市指定有形文化財の第1号であること、行徳がかつて日本橋と結ばれた港町として栄えたことが説明されています。
あづま家は、コロッケやメンチといった惣菜と、牛すじをたっぷり使ったカレーが人気の店です。走り終えたあとに腹が空いたら、候補に入ります。
営業時間と定休日は、確認できていません。走る日の予定に組み込む前に、公式の情報か現地の掲示で確かめてください。閉まっていたときのために、飲み物は自分で持って走るのが無難です。
乙女湯は妙典ではなく江戸川区船堀にある黒湯の銭湯
乙女湯(おとめゆ)は、東京都江戸川区船堀7丁目3番13号にある、天然温泉を使った銭湯です。所在地は千葉県の市川市ではありません。妙典の温泉だと思って向かうと、行き先を間違えます。
ここをはっきりさせたうえで、市川市側で走って、そのあとに江戸川区の銭湯へ向かうという組み合わせは成り立ちます。実際に、仕事のあとに船堀までランニングで来て乙女湯に入った人の投稿が、サウナイキタイにあります。走って温泉に入る人は、現にいます。
ただし、妙典や行徳から船堀までを走る道のりや距離を載せた資料は、確認できませんでした。市川市の常夜灯公園を走ったあと、電車やバスで船堀へ移動するのか、そのまま走るのかは、自分の体力と時間で決めることになります。この記事では、移動の手段を決め打ちしません。
アクセスは、確認できた範囲で2通りです。都営バスの船堀七丁目で降りて、徒歩2分。東京銭湯マップでは、都営新宿線の船堀駅で降りて、徒歩7分と案内されています。駐車場は15台分あります。建物は、1998年築とする紹介があります。
設備は、天然温泉、露天風呂、電気風呂、サウナ、水風呂、コインランドリーなどです。温泉は黒湯と呼ばれるタイプで、泉質はメタケイ酸泉です。水風呂は加温されておらず、源泉かけ流しの水風呂が楽しめるとされています。
乙女湯の営業時間は平日15時から、入浴料は大人460円
乙女湯の営業時間と料金を、検索で確認できた範囲でまとめます。2026年10月6日時点で調べた内容で、料金は改定されている可能性があります。出かける前に、必ず最新の情報を確かめてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間(平日) | 午後3時から午後11時 |
| 営業時間(日曜・祝日) | 午後2時から午後11時 |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は火曜日) |
| 入浴料 | 大人(中学生以上)460円 |
| サウナ | 別料金400円 |
| 駐車場 | 15台 |
月曜日が定休日という点は、見落としやすいところです。市川市で月曜の朝に走って、そのまま船堀に向かう計画を立てると、休みに当たります。祝日の月曜は営業して、翌日の火曜が休みになるという決まりです。
営業は午後からです。朝や昼に走った人は、そのまま開店を待つことになります。走る時間帯を夕方に寄せて、15時の開店に合わせる組み立てのほうが、待たずに入れます。
黒湯とサウナ用の水風呂を、走ったあとにどう使うか
乙女湯の黒湯は、露天スペースに水深60〜80cmの水風呂もあって、黒湯の水風呂に入れるのが特徴です。サウナを使わない人でも入れる、と紹介されています。サウナ利用者専用の水風呂は別にあり、専用のパウダールームもあります。
口コミは割れています。サウナイキタイでは、黒湯の水風呂までそろっているのは珍しいという評価や、熱いお湯が好きな人におすすめという声があります。一方で、トリップアドバイザーには厳しい口コミも載っています。評価が割れている以上、期待値を上げすぎないほうがいいでしょう。個人の感想であり、入浴による体の変化を約束するものではありません。
走ったあとは汗だくなので、サウナまで使うと別料金で400円かかります。入浴料の460円と合わせて、860円が目安になります。サウナを使わず黒湯だけなら460円で済みます。自分なら、走った日はまず黒湯だけ入って、余力があればサウナを足します。
常夜灯公園と乙女湯の組み合わせについてよくある疑問
乙女湯は妙典にあるのか、という疑問が出ます。ありません。乙女湯は東京都江戸川区船堀にあります。妙典は千葉県市川市です。
常夜灯公園はランニング向けの公園か、という疑問も出ます。健康遊具とグラウンドがある公園で、散歩やランニングの途中の休憩スポットとして紹介されています。周回用のトラックがある公園ではないので、江戸川沿いのコースの途中に置く休憩地点と考えてください。
妙典から常夜灯公園まで何分かかるか、という疑問もあります。市のモデルコースが、妙典駅から行徳駅までを歩いて約1時間30分としています。常夜灯公園はそのコースの途中に入っています。常夜灯公園までだけの所要時間は、確認できた資料に載っていません。
乙女湯に車で行けるか、という疑問には、駐車場が15台分あるので行けます。ただし、車で行ったあとは、ランニングを船堀の周辺で組むことになります。
走る日の組み立てと、記事にしなかったこと
ここまでの情報をもとに、1日の組み立て方を1つ決めて書きます。昼過ぎに妙典駅を起点にして、寺町通りと徳願寺を抜け、常夜灯公園で休憩を取ります。そこから先は江戸川沿いに出て、体力に合わせて距離を決めます。夕方、乙女湯の営業時間に合わせて船堀へ向かい、黒湯に入って帰ります。月曜は避けます。
この組み立てで、距離と所要時間の数字は出していません。資料がないからです。数字を無理に書くと、読む人が当日、計画を狂わされます。
確認できなかったことは、はっきり分けておきます。妙典や行徳から船堀までの走る距離。常夜灯公園を折り返す周回の距離。あづま家の営業時間と定休日。ここは、出かける前に地図アプリと公式の情報で確かめてください。
確認できたことは、次のとおり全部で6つの事実です。常夜灯は1812年の建立で市川市の有形文化財第1号。妙典駅から行徳駅までのモデルコースは歩いて約1時間30分。江戸川サイクリングロードは約12km。常夜灯公園の中にあづま家がある。乙女湯は東京都江戸川区船堀にある。乙女湯の入浴料は大人460円で、月曜が定休日。この6点を押さえておけば、当日に迷うことは少ないはずです。








