横浜市緑区の四季の森公園で池の周りと起伏のある坂を走る

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横浜市緑区にある県立四季の森公園は、丘陵の起伏をそのまま生かした約45.3ヘクタールの公園です。走る場所としては、池の周りを回りながら坂を上り下りする、変化の多いコースになります。平らな周回路でタイムを刻むより、坂と水辺の景色を味わいながら脚を使いたい人に向いた公園です。

園内には雑木林、湿生花園、せせらぎ、ため池、水田、水車小屋が残っていて、市街地のなかにありながら里山の景色が広がっています。入園は自由で料金はかからず、休園日もありません。最寄りの中山駅から北口までは徒歩約15分なので、駅から軽く走って向かえば、そのままウォーミングアップになります。

ただし、花の見頃やホタルの時期の週末は歩く人で散策路が混み合います。外灯が少ないため、夕方以降は足元がかなり暗くなります。車で来る場合は、駐車場の閉場時刻も頭に入れておく必要があります。走りやすさは、時期と時間帯の選び方でずいぶん変わる公園です。

目次

四季の森公園のランニングコースは池と坂を組み合わせた里山の散策路

四季の森公園を走るときの道は、陸上競技場のトラックのような専用コースではなく、園内に整備された散策路です。園内には池や湿生花園、せせらぎがあり、散策路が整備されているので、水辺を眺めながら走れます。そのうえで丘陵の起伏があるため、池の周りを回るうちに坂道の上り下りが加わります。

約45.3ヘクタールの園内に池と雑木林と水田が残る

県立四季の森公園は、神奈川県横浜市緑区にある県立の大型公園です。面積は約45.3ヘクタールあり、雑木林、湿生花園、せせらぎ、ため池といった水と緑の環境がまとまって残っています。園内には水田や水車小屋もあり、昔の農村の風景をそのまま歩いて見て回れるつくりです。

里山とは、人の暮らしのそばにある林や田んぼ、ため池などがひと続きになった環境のことです。四季の森公園は、日本の原風景である里山を市街地のなかに残している点に特徴があります。走っていて景色が単調にならないのは、この里山の環境のおかげです。

湿生花園やせせらぎ、水田の脇も散策路でつながる

水辺はハス池やじゃぶじゃぶ池だけではありません。園内には湿生花園やせせらぎ、ホタルが舞う湿地があり、水田や水車小屋も残っています。園内には散策路が整備されていて、池と林と田んぼを眺めながら巡れます。短い距離を走るあいだにも景色が何度も切り替わるのは、この公園ならではです。

起伏があるのは丘陵の地形をそのまま使っているから

園内に坂が多い理由は、公園の地形が丘陵で、その起伏を利用して施設が配置されているからです。噴水、花壇、展望台、ジャンボすべり台、池などのレクリエーション施設は、どれも丘陵の地形に合わせて置かれています。

ランナーにとってこの「丘陵の起伏」は、コースの性格そのものです。平坦な周回路を一定ペースで回る練習には向きませんが、上り坂で心肺に負荷をかけ、下り坂で脚の使い方を確かめる練習には合っています。同じ時間を走っても、平地より脚に残る疲れは大きくなるでしょう。

入園料は無料で休園日なし、駐車場は南口に約165台

四季の森公園は入園料が無料で、休園日もありません。思い立った日に立ち寄って走れるのは、定期的に通いたいランナーにとってありがたい条件です。車で来る場合は、公園南口の駐車場を使います。

駐車場の料金と利用時間

駐車場は約165台分あります。料金は平日が無料で、土日祝は普通車1回510円です。利用時間は季節によって変わり、5月から9月は1時間長く開いています。

項目内容
入園料無料
休園日なし
駐車場の台数約165台(公園南口)
駐車料金(平日)無料
駐車料金(土日祝)普通車1回510円
駐車場の利用時間(10月から4月)8時30分から17時
駐車場の利用時間(5月から9月)8時30分から18時
最寄り駅JR横浜線・横浜市営地下鉄グリーンラインの中山駅
駅からの所要時間公園北口まで徒歩約15分

10月から4月は駐車場が17時に閉まる

2026年10月14日時点では、駐車場の利用時間は8時30分から17時です。秋から冬にかけては日が短くなるうえ、駐車場も夏より1時間早く閉まります。仕事帰りに車で来て走るのは難しい時期と考えてください。

車で来た日は、閉場時刻に間に合うように走り終える段取りが要ります。クールダウンや着替えの時間を含めて、少し早めに切り上げるくらいの時間配分にしておくと慌てずに済みます。土日祝に車で来るなら、510円の駐車料金も見込んでおきます。

電車なら北口、車なら南口が走り出しの起点になる

四季の森公園は、入り口によって周りの施設が違います。中山駅からの道がつながるのは北口で、管理事務所とビジターセンターがあります。駐車場があるのは南口です。電車で来た人は北口から、車で来た人は南口から走り出すことになります。

車で来た日は、走り終えたら南口の駐車場まで戻る必要があります。園内には起伏があるので、閉場時刻の直前に遠い場所にいると、坂を越えて戻るだけで思った以上に時間がかかります。北口で施設の案内を確かめたい場合も、駐車場との位置関係を意識して、戻りの時間に余裕を持たせておくと安心です。

中山駅から公園北口まで徒歩約15分の道をウォーミングアップに使う

電車で来るなら、最寄りはJR横浜線と横浜市営地下鉄グリーンラインの中山駅です。駅から公園北口までは徒歩約15分の距離で、走って向かえば体を温めるのにちょうどいい長さになります。

四季の森公園プロムナードを通って北口へ

中山駅から公園へは、四季の森公園プロムナードを通って北口から入るルートが案内されています。JR中山駅なら南口、地下鉄中山駅なら2番出口から出ると向かいやすくなります。中山駅から里山ガーデンへ向かう道の途中にもあたる場所で、歩いて行ける近さです。

駅から公園までの道のりを練習の一部にすると、園内では坂と池の周りの散策路に集中できます。帰りも同じ道をゆっくり戻れば、そのままクールダウンになります。

北口には管理事務所とビジターセンターがある

北口には管理事務所とビジターセンターがあります。ビジターセンターの会議室はイベント会場としても使われています。初めて訪れる日は、北口から入って園内の様子をつかんでから走り出すと迷いにくいでしょう。

池周辺はハス池としょうぶ園、じゃぶじゃぶ池が中心

四季の森公園の水辺は、ハス池、しょうぶ園、じゃぶじゃぶ池、噴水広場、湿生花園、せせらぎに分かれています。池の周りを走ると、季節ごとに違う花や生きものに出会えるのがこの公園の楽しさです。

ハス池ではカワセミが見られることがある

ハス池は、鯉のぼりの季節にカワセミを見られる場所として紹介されています。ハス池の止まり木にカワセミが長くとまり、さまざまな姿を撮影できたという来園者の記録もあります。ただ、見られるかどうかは運次第です。

2026年は4月16日から5月6日まで、24匹のこいのぼりがハス池の上空を泳ぎました。こいのぼりが泳ぐ期間は、走りながら水面と空の両方を眺められます。

しょうぶ園は約1,500平方メートル

しょうぶ園の広さは約1,500平方メートルで、6月中旬ごろにハナショウブが咲きます。2026年は6月上旬の開花予想が出ていました。夏にかけてはハナショウブやハスなどの花が咲き、水辺の景色が楽しめます。

じゃぶじゃぶ池は水深10センチから30センチ

じゃぶじゃぶ池は、遊具広場の近くにある水遊び用の池です。丘陵の起伏を利用してつくられていて、水深は10センチから30センチ、利用は無料です。2024年は4月下旬から9月上旬に開かれました。

近くには噴水広場があり、展望広場には長さ54メートルのジャンボすべり台などが備わっています。家族連れでにぎわう場所なので、ここは走り抜けるより、走り終えたあとに歩いて呼吸を整える場所として使うほうが向いています。夏場なら、子どもたちの水遊びを眺めながら休憩できます。

撮影している人の前では速度を落とす

園内には野鳥や昆虫が多く、写真を撮る人も訪れます。撮影では三脚を柵の外に設置するよう推奨されています。ランナーの側は、カメラを構えている人がいる場所では速度を落とし、鳥を驚かせないよう静かに通り過ぎるのが礼儀です。

カワセミのように警戒心の強い鳥は、足音や急な動きで飛び去ってしまいます。じっと待っていた人の前を勢いよく駆け抜ければ、その日の撮影を台無しにしかねません。池の周りでは、自分も景色の一部を借りて走っているくらいの気持ちでいると、お互い気持ちよく過ごせます。

起伏のある散策路を走るなら上りは呼吸、下りは着地を基準にする

坂の多いコースでは、平地と同じ感覚でペースを決めると途中で脚が止まります。上りは呼吸の楽さを、下りは着地の衝撃を基準にすると、最後まで無理なく走れます。ここから先は四季の森公園に限らず、起伏のある道を走るときの一般的な考え方です。

平らな区間は呼吸が整うペースで一定に走る

坂と坂のあいだの平らな区間は、呼吸を整える区間として使います。ペースを上げて取り返そうとせず、会話ができる程度の楽な速さで一定に走るのが基本です。次の上り坂に向けて余力を残しておくと、最後の坂でつぶれずに済みます。

上り坂は歩幅を小さくして心拍を基準にする

上り坂では歩幅を小さくし、時計のペースではなく心拍と呼吸の楽さを基準にします。坂の途中でペースが落ちるのは当然なので、平地と同じタイムを守ろうとしないことです。きつければ歩いても構いません。

下り坂はスピードを出しすぎない

下り坂は、着地のたびに脚へかかる衝撃が大きくなります。勢いに任せてスピードを出すと、膝や太ももの前側に負担がたまりやすくなります。体が前に突っ込まないよう歩幅を抑え、足元を見ながら下ってください。路面が荒れた場所では、なおさら慎重に進みます。

散策路は歩行者と共用なので追い抜くときは減速する

四季の森公園の散策路は、ランナー専用の道ではありません。散歩をする人、子ども連れの家族、写真を撮る人と同じ道を使います。前を歩く人を追い抜くときは、声をかけるか、しっかり減速してから横を通ります。

坂の途中や細い道では、歩く人との距離が近くなりがちです。とくに下り坂は止まるのに時間がかかるので、人が見えたら早めにスピードを落としておくと安心です。

混み合うのは桜とこいのぼり、ホタルの時期の週末

四季の森公園は季節ごとに見どころがあり、花の見頃やホタルの時期の週末は散策路を歩く人が増えます。気持ちよく走りたいなら、混み合う時期の週末を避けるか、人の少ない時間帯を選ぶのが確実です。

季節ごとの見どころと2026年の行事

春は桜の名所として知られ、例年の見頃は3月下旬から4月上旬です。初夏はしょうぶ園のハナショウブとホタル、夏は水辺の景色と子どもたちの水遊び、秋は紅葉が見どころになります。

季節見どころ行事・時期
春桜(例年の見頃は3月下旬から4月上旬)、ハス池のこいのぼり、カワセミこいのぼりの掲揚は4月16日から5月6日、四季の森公園まつりは4月29日に予定
初夏しょうぶ園のハナショウブ(6月中旬ごろ)、ホタルハナショウブは6月上旬の開花予想、ホタル観賞期の駐車場延長は6月6日から14日
夏ハナショウブやハスの花、じゃぶじゃぶ池の水遊びじゃぶじゃぶ池は2024年に4月下旬から9月上旬に開設
秋紅葉雑木林の紅葉が見どころ

ホタルの時期は駐車場が20時まで延長された

2026年は、ホタルの観賞期に合わせて6月6日から14日まで駐車場の利用時間が延長され、最終入場は20時でした。期間中の土日は混雑が予想され、光を放つ物や三脚の使用は控えるよう案内されました。

ホタルを見に来る人は暗いなかを静かに歩いています。この時期の夜に園内を走るのは、混雑の面でもホタルへの配慮の面でも避けたほうがいい選択です。光を放つ物を控えるよう案内されている期間に、ヘッドライトを点けて走れば周りの迷惑になります。

秋の園内は紅葉を見ながら走れる

秋の四季の森公園は紅葉で知られています。雑木林に囲まれた散策路を走ると、季節の移り変わりがよくわかります。ただし駐車場は17時までで、日も短くなっていきます。秋のランニングは午前から昼過ぎにかけてが向いています。

夕方以降のランニングはライトと反射材が必須

四季の森公園は園内の外灯が少なく、夕方を過ぎると足元が見えにくくなります。夜に撮影する人にはヘッドライトが必携と案内されているほどなので、暗くなってから走るなら照明と反射材を用意してください。

起伏のある公園では、暗さの影響が平地より大きくなります。坂道の段差や路面の変化が見えないまま下ると、転倒につながりかねません。足元の見えにくい坂道では、走るのをやめて歩くくらいの慎重さでちょうどいいところです。

周囲を雑木林に囲まれた散策路は、木々に覆われた区間が多くなります。日中は日差しを遮ってくれる心地よい道ですが、日が傾くと開けた場所より早く暗くなります。夕方に走るなら、明るいうちに走り終える計画を立てるほうが安全です。

周回に飽きたら中山駅から鶴ヶ峰駅まで約7.4キロメートルの緑のルートへ

園内の周回に慣れてきたら、公園の外へ距離を延ばす選択肢もあります。中山駅から多摩丘陵の公園や緑地を経て鶴ヶ峰駅に至る、総延長約7.4キロメートルのルートがあり、四季の森公園を含む里山の緑をつないでいます。

公園の中だけでは物足りない日に、このルートを使えば、丘陵の起伏を味わいながら長い距離を走れます。片道で駅から駅へ移動できるので、帰りは電車を使う組み立ても可能です。途中で公園や緑地を通るので、景色の変化もあります。

1980年代に樹林地を守るためにつくられ、2024年2月に整備・管理計画を策定

四季の森公園は、1980年代の市街化の波から貴重な樹林地を守るために整備された公園です。所在地は横浜市緑区寺山町291で、公園の敷地は緑区寺山町と旭区上白根町にまたがっています。

ホタルが舞う湿地や水田、周囲を囲む雑木林が残っているのは、まちが広がっていく時期に、この林を残すと決めて公園にしたからです。ランナーが坂を上りながら木々の匂いを感じられるのも、その判断の積み重ねがあってのことです。

2024年2月には、神奈川県横浜川崎治水事務所が「四季の森公園 整備・管理計画」を策定しました。今後10年間の整備と管理の目標や取組方針を定めた計画で、ゾーン別の方針や整備の方針が章立てに含まれています。公園はこの計画に沿って、里山の環境を保ちながら整備と管理が進められています。

料金や時間帯、子連れでの利用についての疑問に答える

四季の森公園で走ろうと考えたときに気になる点は、料金、時間帯、車の停め方、家族での利用の4つに集約されます。どれも答えははっきりしています。

まず料金です。入園料は無料で、休園日もないので、いつでも走りに来られます。お金がかかるのは、土日祝に車を停める場合の駐車料金だけで、普通車1回510円です。平日なら駐車場も無料で使えます。

次に、走るのに向いた時間帯です。外灯が少なく、駐車場も夕方に閉まるため、明るい時間帯に走るのが基本になります。10月から4月は駐車場が17時、5月から9月は18時までなので、車で来るなら閉場時刻から逆算して走り始めの時間を決めてください。

車を停める場所は、公園南口の駐車場です。台数は約165台あり、花の見頃やホタルの時期の週末は混み合います。電車なら中山駅から北口まで徒歩約15分で、駐車場の閉場時刻を気にせず走れます。

最後に、家族で訪れる場合です。じゃぶじゃぶ池や噴水広場、展望広場のジャンボすべり台があり、子どもが遊べる場所は充実しています。家族が広場で遊んでいるあいだに池の周りを走り、終わったら広場で合流するという過ごし方もできます。

四季の森公園は坂と池の景色を楽しみながら走る公園

四季の森公園は、記録を狙ってタイムを刻む場所ではありません。池の周りの水辺と雑木林の坂道を行き来しながら、季節の景色と一緒に脚を使う場所です。入園無料で休園日がなく、中山駅から徒歩約15分という近さも、通いやすさにつながっています。

走るときに押さえておきたいのは、散策路が歩行者と共用であること、外灯が少ないこと、駐車場に閉場時刻があることです。混み合う週末と暗い時間帯を外し、歩く人や撮影する人に気を配って走れば、里山の公園ならではの気持ちよさを味わえます。

いまの時期は駐車場が17時までです。週末の午前中に雑木林の坂を一度走ってみると、平らな公園とは違う手応えがはっきりわかります。

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