サンポート高松の周回ジョギングコースは瀬戸内海沿い約2キロ

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JR高松駅から徒歩5分の場所に広がる高松シンボルタワー周辺は、瀬戸内海を間近に眺めながら走れる周回ジョギングコースとして親しまれています。シンボルタワーの北側を起点に一周すると距離はおよそ2キロメートルで、赤いガラス張りの灯台「せとしるべ」まで足を延ばせば往復4.5キロメートルから5.3キロメートル程度のコースになります。信号がほとんどなく平坦な道が続くため、初めて高松を訪れるランナーから大会前に走り込みたい上級者まで、幅広い層が利用しています。このコースの魅力は距離の選びやすさだけではありません。港湾都市としての歴史、灯台や展望スペースといった景観の要素、そして季節ごとの走り方の工夫まで、知っておくと楽しみ方が広がる情報が数多くあります。ここでは、サンポート高松の周回ジョギングコースについて、コース取りからアクセス、周辺の見どころまでできるだけ具体的にまとめます。

目次

サンポート高松の周回ジョギングコースは瀬戸内海沿いの約2キロ

サンポート高松の周回ジョギングコースは、高松シンボルタワーの北側をスタート・ゴール地点とするのが基本の形です。目の前には瀬戸内海が広がり、高松港と島々を結ぶフェリーが行き交う様子を眺めながら走れます。視界が開けているため方向感覚を失いにくく、初めて訪れる人でも迷いにくいのは安心材料といえます。

高松シンボルタワー発着のベーシックな周回ルート

シンボルタワー周辺を一周するコースはおよそ2キロメートルとされ、平坦で信号も少ないことから、ウォーミングアップやクールダウン、あるいはウォーキング目的で気軽に周回するのに向いています。潮風を感じながら走れる立地に加えて海沿いの遊歩道はきれいに整備されており、ベビーカーや車椅子でも移動しやすくなっています。

せとしるべまでの防波堤ルートは往復4.5から5.3キロ

より距離を伸ばしたい場合は、中央埠頭からまっすぐ海に伸びる防波堤の先にある赤灯台「せとしるべ」まで走って折り返すコースが定番です。この防波堤ルートは往復でおよそ4.5キロメートルとされる情報が多く、走る速度や起点の取り方によっては5.3キロメートル程度になるというレポートも見られます。両側を海に囲まれた一直線の防波堤を進むため遮るものがほとんどなく、潮風を全身で感じながら走れます。高松駅から灯台までは徒歩でおよそ15分の距離感とされ、ランニングであればもっと短時間で往復できます。

サンポート高松は瀬戸大橋開通後の再開発で誕生した街区

サンポート高松は、高松港の再開発によって生まれた複合市街地です。旧国鉄用地の約20ヘクタール、既成市街地の約12ヘクタール、沿岸を埋め立てて造成した約10ヘクタールを合わせた計42ヘクタールの敷地に、港湾整備事業、土地区画整理事業、都市再生総合整備事業を組み合わせる形で整備されました。

現在の姿からは想像しにくいのですが、この場所はかつて国鉄の操車場や貨物ヤードが広がるエリアで、一般の人が自由に行き来できる場所ではありませんでした。それが再開発によって高層ビルと海辺の遊歩道が共存する開放的な街区へと生まれ変わり、今ではジョギングやウォーキングを楽しむ市民や観光客が自由に行き交う空間になっています。港湾機能と市民の憩いの場、そして交通インフラが同じ敷地の中に共存している点は、日本のウォーターフロント再開発の中でも特徴的な事例として語られることがあります。

JR高松駅移転とシンボルタワー建設の経緯

この再開発の背景には、1988年の瀬戸大橋開通があります。瀬戸大橋の完成によりJR高松駅から本州方面への直通列車が走るようになった一方で、それまで本州と四国を結んでいた宇高連絡船やホーバークラフトは廃止されました。これにより、高松は本州と四国を結ぶ交通の要衝としての役割を失い、人や車、列車が高松を素通りしてしまう状況に陥りました。この課題を克服し、高松の玄関口としての機能を再生するために立ち上げられたのが、サンポート高松プロジェクトです。

再開発にあたっては、JR高松駅そのものを約200メートル西へ内陸移転し、貨物機能は高松貨物ターミナル駅へ移転させました。空いた跡地と新たに埋め立てられた土地には、高松シンボルタワー、JRホテルクレメント高松、高松サンポート合同庁舎といった大規模施設が次々と建設されています。あわせて整備された高松港旅客ターミナルビルは、小豆島や直島など瀬戸内海の島々へ向かうフェリーの発着拠点にもなりました。サンポート高松は単なる観光地ではなく、香川県と瀬戸内海の島々を結ぶ現役の交通拠点であり、その景観の一部としてジョギングコースが存在している点が、他のウォーターフロント公園とは違う魅力になっています。

せとしるべは世界初とされる総ガラス張り灯台

周回コースの折り返し地点であり、事実上のランドマークになっているのが「せとしるべ」の愛称で親しまれる高松港玉藻防波堤灯台です。1998年11月1日に初点灯した、世界初とされる総ガラス張りの灯台で、一辺約20センチメートルのガラスブロックを1600個使用しており、灯台全体が発光する構造になっています。高さは約14メートルで、夜になると赤く優しい光を放ち、瀬戸内海の夜景に彩りを添えます。

1998年点灯からの受賞歴と夜景の魅力

この灯台は、2016年8月に「恋する灯台」に認定され、同年10月には「日本三大夜灯台」の一つに選ばれました。さらに2019年9月には「日本夜景遺産」にも認定されており、夜景スポットとしての評価も高くなっています。日中は瀬戸内海の島々を背景にした景観、夕方から夜にかけては夕日と灯台のコントラストを楽しめるため、走る時間帯によって全く異なる表情を見せてくれるのがこのコースの醍醐味です。防波堤沿いはランナーだけでなく、散歩や釣りを楽しむ地元の人々も行き交う、生活に根ざしたスポットになっています。

サンセットランで楽しむ夕日と灯台の光

夕方から夜にかけて走るサンセットランは特に評判が良く、瀬戸内海に沈む夕日と、折り返し地点から見えるサンポート高松の夜景を一度に楽しめるとして紹介されることが多くなっています。日中の強い日差しを避けたい夏場にも適した時間帯選びといえるでしょう。

高松シンボルタワーの29階展望スペースは無料で利用可能

コースのスタート・ゴール地点となる高松シンボルタワーは、2004年に完成した、四国地方における経済拠点の一つとなる複合施設です。四国で最も高い151.3メートルの高さを誇り、サンポート高松のランドマークとして遠くからでもその姿を確認できます。

展望スペースの営業時間と眺望

タワー棟の29階には無料で利用できる展望スペースが設けられており、営業時間は午前10時から午後22時30分までとなっています。利用時間の詳細は施設の最新情報を確認するのが望ましいところです。展望スペースからは西側と南側の高松市街地、東側にはすぐ下に広がる高松港と瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できます。晴れた日には屋島の先端付近から、うっすらと小豆島まで見えることもあるといいます。ジョギングの前後に立ち寄り、これから走るコースや走り終えたコースを上空から見下ろすのも、この場所ならではの楽しみ方です。

CAFE&BAR 酒蔵 伍と弐 天でひと休み

2024年4月26日には展望スペース内に「CAFE&BAR 酒蔵 伍と弐 天」がオープンしました。展望スペース自体は飲食禁止ですが、こうした店舗を利用すれば景色を眺めながら休憩することもできます。

サンポート高松トライアスロンのランパートはせとしるべへ向かうコース

サンポート高松周辺は、毎年開催される「サンポート高松トライアスロン、瀬戸内国際体育祭」の舞台にもなっています。2026年大会は7月5日にスタート時刻午前7時で開催され、香川県高松市のサンポート高松および中心市街地を周回するコースが使われました。

2026年大会のスタート時刻とコース設定

エイジグループのスタンダードディスタンスでは、スイム1.5キロメートル、750メートルを2周する構成、バイク39.6キロメートル、3.86キロメートルを10周回してトランジションまでの往復1キロメートルを加えた構成、そしてラン10キロメートル、2.5キロメートルを4周する構成になっています。スイムパートは観客からも選手の様子を間近で見られるコース設計で選手・観客双方から好評とされ、バイクパートは高松駅周辺の市街地や高松の目抜き通りである中央通りを駆け抜けるコースが組まれています。ランパートは、ここで紹介している「せとしるべ」に向かう、両側を海に囲まれたランコースが使用されています。

大会コースが日常開放されている裏付け

大会が開催されるほどの本格的なコースが日常的に一般開放されているということは、路面の状態や距離の目安がしっかりしていることの裏付けでもあり、普段のトレーニングコースとして安心して利用できる材料になります。

サンポート高松へのアクセスはJR高松駅から徒歩5分

サンポート高松への公共交通機関でのアクセスは良好です。JR高松駅からは徒歩約5分、ことでんの高松築港駅からは徒歩約9分で到着します。車を利用する場合は、高松自動車道の高松中央ICからおよそ20分が目安になります。

公共交通機関と車でのアクセス方法

以下は主なアクセス手段と所要時間の目安です。

交通手段起点所要時間の目安
徒歩JR高松駅から約5分
徒歩ことでん高松築港駅から約9分
高松自動車道の高松中央ICから約20分

駐車場とトイレ設備の状況

駐車場についても複数整備されています。サンポート高松地下駐車場の営業時間は午前6時30分から午後24時までで、高松シンボルタワー地下駐車場には218台、多目的広場地下駐車場には302台を収容できます。いずれの駐車場にも障害者等用の駐車スペースが設けられており、車での早朝ランや夜間ランにも対応しやすい環境が整っています。トイレについても、高松シンボルタワー地下駐車場に多機能トイレや車椅子使用者対応トイレが用意されているほか、多目的広場には公衆トイレが設置されています。マリタイムプラザ高松2階には授乳室やおむつ替えシートも完備されており、家族連れでウォーキングを楽しむ人にも配慮された設備が整っています。

本州からは快速マリンライナーで岡山駅から約30分間隔

サンポート高松は香川県内のランナーだけでなく、本州から訪れるランナーにとっても走りやすい立地にあります。山陽新幹線を利用する場合、岡山駅で瀬戸大橋線を経由する快速マリンライナーに乗り換えるのが定番のルートです。

山陽新幹線からの乗り継ぎルート

マリンライナーはJR西日本とJR四国が共同運行しており、岡山駅から高松駅までおよそ30分間隔で運転されています。先頭車両は2階建てで、上階がグリーン車、下階が指定席、それ以外の車両は自由席という構成です。新幹線から在来線ホームへ乗り継ぎ、瀬戸大橋を渡って四国へ入るという移動そのものが旅情を感じさせてくれるため、遠征ランの行程に組み込みやすくなっています。

高松駅からコインロッカーを使った身軽な移動

高松駅からサンポート高松までは徒歩3分から5分程度で到着できるため、荷物をコインロッカーなどに預けてから身軽にジョギングを楽しむプランも組みやすくなっています。サンポート高松では「さぬきマルシェ in サンポート」という毎月第3日曜日に開催されるマルシェイベントも行われており、開催日程に合わせて訪れれば、ジョギングの前後に地元の特産品を楽しむこともできます。

玉藻公園まで延長すれば史跡散策と組み合わせられる

もう少し距離を伸ばして走りたい場合には、サンポート高松に隣接する史跡高松城跡・玉藻公園まで足を延ばすルートもおすすめです。

日本三大水城の一つとして知られる高松城跡

玉藻公園は、讃岐国の領主であった生駒家、そして高松藩主の松平家の居城だった高松城の跡地を整備した公園で、瀬戸内海の海水を堀に引き込んだ「日本三大水城」の一つとして知られています。園内には国の重要文化財に指定される艮櫓や月見櫓、水手御門、渡櫓のほか、国の名勝に指定される披雲閣庭園もあり、歴史散策とジョギングを組み合わせたコースを組むことができます。

玉藻公園周遊で単調な往復コースにアクセントを追加

サンポート高松のウォーターフロントエリアは、市民の憩いの場である多目的広場や遊歩道、海を望むレストランなどが整備された地区であり、玉藻公園とあわせて周遊することで、単調になりがちな往復コースにアクセントを加えることができます。海側の開放的な景観と、城跡ならではの歴史的な雰囲気を一つのランで味わえるのは、高松ならではのコース取りといえるでしょう。

レンタサイクルを使えばサイクリングでの周遊も可能

ジョギングだけでなく、サイクリングでサンポート高松周辺を巡りたい場合には、高松市のレンタサイクル事業も利用できます。

アプリ登録で24時間200円の利用料金

令和4年4月からはスマートフォンアプリを使った登録・申請やキャッシュレス決済が導入されており、料金は1回24時間以内の利用で200円と手頃です。玉藻公園も観光ルートの目的地の一つとして案内されており、ジョギングでは少し距離が長く感じる日には、自転車でサンポート高松と市街地の観光スポットを組み合わせて巡るという選択肢も検討する価値があります。

JR高松駅前広場地下ポートなど複数の設置箇所

ポートはJR高松駅前広場地下ポートや、ことでん瓦町駅の地下レンタサイクルポート、高松市役所レンタサイクルポートなど、有人・無人合わせて複数箇所に設置されています。

季節と時間帯で変わるサンポート高松の走りやすさ

瀬戸内海式気候に属する高松は、年間を通して比較的温暖で雨も少なく、ランニングに適した気候といわれることが多くなっています。ただし夏場は日中の気温と日差しがかなり強くなるため、走る時間帯には注意が必要です。

夏場は早朝かサンセットランを基本に

目安として、午前10時から午後15時頃までの日射しが強い時間帯は避け、朝の涼しい時間帯や、太陽が昇りきる前の早朝、あるいは日が傾いた夕方から夜にかけての時間帯を選ぶと、暑さや紫外線の負担を減らせます。サンポート高松のコースは海に面しており遮るものがない分、日中は照り返しも強くなりやすいので、夏季は特に早朝ランかサンセットランを基本にするのが無難です。こまめな水分補給も欠かせません。スポーツドリンクや携行しやすい補給ゼリーを用意しておくと、防波堤の途中で自動販売機やコンビニがすぐに見当たらない状況でも安心して走り続けられます。無理に長い距離を走ろうとせず、体力に合わせて休憩を挟みながら、まずは短い時間から慣らしていくことが、夏場のトレーニングを継続するコツになります。

春秋は瀬戸内海式気候で最も走りやすい季節

一方、春や秋は気候が安定しており、瀬戸内海特有の穏やかな空気と相まって、最も走りやすい季節とされています。冬場も積雪がほとんどなく比較的走りやすいのですが、瀬戸内海からの潮風が冷たく感じられることがあるため、防寒対策をしたうえで走ると快適さが増します。

サンポート高松のジョギングコースにおける安全面とマナー

サンポート高松のジョギングコースは、遊歩道や防波堤部分が整備されているとはいえ、釣りを楽しむ人や散歩をする人、観光客なども行き交う公共の空間であることを忘れてはなりません。

週末や夕方以降は人出が増える公共の空間

特に週末や夕方以降は人出が増えるため、スピードを出しすぎず、すれ違う人やベビーカー、自転車との距離に配慮しながら走ることが求められます。イヤホンで音楽を聴きながら走る場合も、周囲の音や人の気配に気づける音量に調整しておくと安心です。

防波堤先端付近は暗くなってからの足元確認が必要

防波堤の先端付近は柵の外側が海に面しているため、暗くなってからのランでは足元の確認をより慎重に行いたいところです。

ランニング後に立ち寄れるグルメ・カフェスポット

走り終えたあとの楽しみとして、サンポート高松周辺には食事や休憩のできるスポットも点在しています。

高松シンボルタワー1階とマリタイムプラザ高松のカフェ

高松シンボルタワーの1階にはカフェがあり、汗を流したあとにひと息つくのに便利です。海側のマリタイムプラザ高松2階にはバーガーカフェもあり、瀬戸内海を眺めながら軽食をとることができます。

サンポートホール高松周辺のランチスポット

少し範囲を広げれば、サンポートホール高松周辺だけでも数多くのランチスポットが見つかり、海鮮を中心とした食堂や居酒屋系のランチ営業店、うどん店、クレープやジェラートを扱うカフェなど、香川らしい選択肢からライトな軽食まで幅広く揃っています。早朝ランのあとは軽めのモーニングが摂れる店を、日中の観光を兼ねたジョギングのあとはご当地グルメをじっくり味わう、といった具合に、走る時間帯に合わせて立ち寄り先を選べるのも、都市型のジョギングコースならではの利点です。

瀬戸内国際芸術祭のマザーポートとしての高松港

サンポート高松のジョギングコースを語るうえで欠かせないのが、瀬戸内海の島々とのつながりです。高松港は、瀬戸内国際芸術祭においてマザーポートとして位置づけられています。

女木島や直島など島々へ渡るフェリーの発着拠点

女木島、男木島、大島、直島、豊島、小豆島といった会場となる島々へ渡るフェリーやジェット船がこの港から発着しています。瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内海の島々と沿岸部を舞台に3年に一度開催される現代美術の国際芸術祭です。

2025年第6回芸術祭で高松港エリアに新作アートが展開

2025年には第6回が開催され、高松港エリアにも新作のアート作品が展開されました。港に設置されたカラフルなオブジェや、高速バス待合所に溶け込む彫刻作品など、フェリー乗り場周辺を歩くだけでもアートに触れられる仕掛けが用意されています。芸術祭の開催期間中はもちろん、それ以外の時期であっても、高松港はひっきりなしにフェリーが行き交う現役の海の玄関口であり、ジョギング中に目にする船の往来そのものが、瀬戸内海の広がりと島々の存在を感じさせてくれます。走りながら次に訪れてみたい島を思い描くのも、サンポート高松ならではの楽しみ方の一つでしょう。

栗林公園や峰山公園と比べたサンポート高松コースの違い

高松市内には、サンポート高松以外にも人気のジョギングコースがいくつか存在します。特別名勝に指定される日本庭園「栗林公園」周辺のコースは、春には満開の桜、初夏から秋にかけては緑豊かな庭園の景観を楽しみながら走れることで知られ、季節感を強く味わいたい人に向いています。また、峰山公園周辺のコースは木々に囲まれた自然豊かな環境で、夏場でも比較的涼しさを感じながら走れるとされています。

海・都市・灯台が一体になったウォーターフロント型コース

これらの内陸型・緑地型のコースと比べると、サンポート高松のコースは海、都市、灯台、大型商業施設といった要素が一体になった、ウォーターフロント型のコースであるという違いがあります。遮るものがなく開放感が強い一方で、夏場の日差しや潮風の影響を受けやすいという特徴もあるため、緑陰の多い公園コースと使い分けることで、季節や気分に応じたトレーニングの幅を広げることができます。旅行や出張で高松を訪れたランナーにとっては、駅から徒歩5分というアクセスの良さから、限られた滞在時間の中で最も選びやすい選択肢の一つになるはずです。

走力別に選べるサンポート高松のモデルコース

サンポート高松のコースは、走力や目的に応じていくつかのパターンに分けて楽しむことができます。

2キロの周回コースから10キロのロング走まで

以下は目的別のコース例と距離の目安です。

目的コース内容距離の目安
ウォームアップ・ウォーキングシンボルタワー周辺の周回約2キロメートル
景色重視のペース走シンボルタワーからせとしるべまで往復約4.5から5.3キロメートル
ロング走周回2周とせとしるべ往復、または玉藻公園延長約8から10キロメートル

ウォーミングアップやウォーキング、あるいは移動時間の合間に軽く体を動かしたい場合には、シンボルタワー周辺を一周するおよそ2キロメートルのコースが適しています。信号がほとんどなく平坦なので、走り始めのペース確認や、旅行の移動前後にサッと汗を流したいときにも使いやすくなっています。景色をしっかり楽しみながら走りたい場合には、シンボルタワー周辺から中央埠頭を経てせとしるべまで往復するおよそ4.5キロメートルから5.3キロメートルのコースがおすすめです。防波堤を進むほどに視界が開けていき、折り返し地点では瀬戸内海の景色をほぼ独り占めできます。さらに距離を伸ばしたい場合は、シンボルタワー発着の2キロメートル周回を2周した上でせとしるべ往復を組み合わせたり、隣接する玉藻公園まで足を延ばして史跡周辺を周回したりすることで、8キロメートルから10キロメートル程度のロング走にも対応できます。トライアスロン大会のランパートが2.5キロメートルを4周する合計10キロメートルで構成されていることからも分かる通り、このエリアだけで本格的な距離走を完結させることが十分に可能です。

服装・持ち物のポイントと写真映えスポットの楽しみ方

海沿いのコースであるため、風の影響を受けやすい点は事前に意識しておきたいところです。

風対策と紫外線対策のポイント

瀬戸内海からの風は季節によって体感が大きく変わり、夏場は心地よい涼しさになる一方、冬場は体温を奪う冷たい風になりやすくなります。ウインドブレーカーなど、脱ぎ着しやすい一枚を携帯しておくと、天候の変化に対応しやすくなります。日差しを遮るものが少ないコースでもあるため、日中に走る場合は帽子やサングラス、日焼け止めといった紫外線対策を用意しておくと安心です。防波堤の途中には自動販売機やコンビニが常にあるとは限らないため、飲料はあらかじめ持参しておくことをすすめます。夜間に走る場合は、車の往来がある道路区間や、他の歩行者との接触を避けるためにも、反射材やライト付きのアイテムを身につけておくと安全性が高まります。

シンボルタワーとせとしるべを背景にした撮影スポット

サンポート高松のコースは、走る楽しみとあわせて、写真を撮る楽しみも大きくなっています。高松シンボルタワーを背景にした多目的広場からの一枚、瀬戸内海と船の航跡を写し込んだ防波堤からの一枚、そして夕方以降に赤く発光するせとしるべを主役にした一枚は、いずれもこのエリアならではの構図になります。走行の合間にスマートフォンを取り出しやすいよう、ポケット付きのランニングウェアやアームポーチを用意しておくと、景色を記録に残しながら走りを楽しめます。

サンポート高松のジョギングコースについてよくある疑問

信号や横断歩道はどの区間に多いか

コースに信号や横断は多いか、という点については、シンボルタワー周辺から防波堤にかけては信号がほとんどなく、走りを中断されにくいという声が多くなっています。ただし高松駅周辺の市街地区間を含める場合は、通常の道路と同様に信号や横断歩道があるため注意が必要です。

夜間走行や雨天時の判断基準

夜間でも安全に走れるか、という点については、防波堤沿いは街灯や「せとしるべ」自体の灯りがあるため真っ暗にはなりにくいのですが、足元の凹凸や柵の位置などは明るい時間帯に一度確認しておくと安心して夜ランに臨めます。雨の日でも走れるか、という点については、遮るものが少ない立地のため、風雨が強い日は他の屋内施設やアーケード街を利用したトレーニングに切り替える判断も選択肢に入れておきたいところです。強風の日は特に防波堤の先端付近で海からの吹き上げが強くなることがあるため、無理に折り返し地点まで進まず、シンボルタワー周辺の周回だけにとどめるといった臨機応変な判断も安全に走り続けるためのポイントになります。荷物を預けられる場所があるか、という点については、サンポート高松地下駐車場やJR高松駅構内にコインロッカーが設置されているほか、レンタサイクルポートなどの公共施設も点在しているため、身軽な状態でコースに出やすい環境が整っています。旅行の合間に立ち寄る場合は、宿泊先やホテルのフロントに大きな荷物を預けてから、ウエストポーチ程度の軽装でコースへ向かうと、より快適に走ることができるでしょう。

サンポート高松の周回ジョギングコースは、JR高松駅から徒歩5分という抜群のアクセスの良さと、瀬戸内海を間近に感じられる開放的な景観を兼ね備えた、香川県を代表するランニングスポットです。高松シンボルタワー周辺を回るだけならおよそ2キロメートル、赤く輝くガラス張りの灯台せとしるべまで足を延ばせば往復およそ4.5キロメートルから5.3キロメートルという、距離のバリエーションも選びやすくなっています。日中は瀬戸内海の島々とフェリーの行き来を眺めながら、夕方から夜にかけては夕日と灯台の明かり、そして高松シンボルタワーの夜景を楽しみながら走れるという、時間帯によって異なる表情が最大の魅力といえるでしょう。さらに歴史をたどれば、このエリアは瀬戸大橋開通によって役割を失いかけた高松港を再生するために生まれた再開発地区であり、旧国鉄の跡地と埋立地を組み合わせて作られた、四国の玄関口としての意味を持つ場所でもあります。毎年開催されるサンポート高松トライアスロンのランコースとしても使用されるなど、本格的なアスリートのトレーニングの場としても認知されています。隣接する玉藻公園まで足を延ばせば史跡散策を兼ねたコース設定もでき、レンタサイクルを使えば市街地とあわせて周遊することも可能です。駐車場やトイレなどの周辺設備も整っているため、旅行者が観光の合間に立ち寄るランニングコースとしても、地元ランナーが日常的なトレーニングに使うコースとしても、幅広いニーズに応えられる場所になっています。本州からであれば快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡ってそのままアクセスでき、走り終えたあとはシンボルタワー29階の無料展望スペースやウォーターフロントのカフェで休憩する、といった一日の過ごし方も組み立てやすくなっています。瀬戸内国際芸術祭の開催期間であれば、高松港から島々へ渡るフェリーに乗り継いで、ジョギングと現代アート鑑賞を組み合わせた旅程にすることもできます。夏場は時間帯を選び、水分補給と紫外線対策を忘れずに、瀬戸内海の景色とともに走る時間を楽しんでほしいところです。四季を通じて表情を変えるこの海辺のコースは、何度訪れても新しい発見がある、高松を象徴するランニングスポットといえます。

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