越谷レイクタウンのランニングコース完全ガイド|大相模調節池1周5.5km

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越谷レイクタウンのランニングコースは、大相模調節池の周囲に整備された全長約5.5kmから5.7kmのフラットな遊歩道「レイクサイドウォーク」を周回するルートです。埼玉県越谷市に位置するこのコースは、水辺の景色を眺めながら快適に走れる首都圏でも有数のランニングスポットとして、多くのランナーから支持を集めています。JR武蔵野線越谷レイクタウン駅から徒歩約5分という好アクセスに加え、夜間照明完備でナイトランにも対応しており、国内最大級のショッピングモール「イオンレイクタウン」が隣接しているため、ランニング後の食事やショッピングも楽しめる理想的な環境が整っています。都心からのアクセスも良好で、仕事前の朝ランや週末のトレーニング、さらにはフルマラソンに向けたロング走の練習場所としても最適なスポットとなっています。

目次

大相模調節池とはどのような施設なのか

大相模調節池は、独立行政法人都市再生機構が埼玉県の同意を得て、越谷レイクタウンの地区中央に設置した調節池です。「新しく水との共存文化を創造する都市」をスローガンとした越谷市の地区整備事業「越谷レイクタウン事業」の一環として建設されました。池の面積は39.5ヘクタールで、東京・上野公園の不忍池の約3倍という広大さを誇ります。調節容量は120万立方メートルで、これは東京ドームと同程度の規模に相当します。深さは最大約5メートルに達し、2014年10月19日に竣工しました。調節池の総事業費は347億円、導排水路の総事業費は93億円が投じられた大規模な施設です。

大相模調節池は、JR武蔵野線越谷レイクタウン駅を境に「北池」と「南池」に分かれており、運河のような水路で結ばれています。北池の南側は散策や休息といった市民の日常の憩いの場となっているだけでなく、水面ではカヌーやディンギーなどの水上アクティビティが楽しまれ、イベントへの来訪者などで賑わいを見せています。

2025年2月には、隣接する商業施設「イオンレイクタウン」を運営するイオンモールとのネーミングライツ契約により、大相模調節池に「Sakura Lake(サクラレイク)」という愛称がつけられました。この愛称は、越谷レイクタウンの整備以前に一面に広がっていた思川桜の並木に由来しています。契約期間は2025年2月25日から2034年3月31日までとなっています。

治水機能と歴史的背景

大相模調節池は、一級河川元荒川の洪水を一時的に貯水する河川調節池としての重要な役割を担っています。元荒川は、埼玉県を流れる利根川水系で中川支流の一級河川であり、その名のとおり、かつては荒川の本流でした。元荒川流域は比較的低地が多く、特に越谷市は水路に囲まれ水郷として知られる半面、洪水に多く悩まされてきた歴史があります。そのためニュータウンの建設にあたり、洪水時に元荒川から導水・貯水し、豪雨が去ったあとに中川へ排水する巨大な調節池を建設する計画が推進されました。

実際に越谷市の至るところで冠水が発生した際にも、越谷レイクタウンでは周辺より嵩上げされた地盤であることや、容量いっぱいまで貯水したことによって浸水被害は発生しませんでした。また、調節池より下流域での浸水被害も少なく、被害軽減の効果が実証されています。平常時は、散歩やジョギング、カヌーなど、地域住民の憩いの場として利用されるとともに、水辺を活かしたイベントを行う場として広く親しまれています。

越谷レイクタウンランニングコースの詳細と走り方

越谷レイクタウンのランニングコースは、大相模調節池の周囲に整備された「レイクサイドウォーク」と呼ばれる遊歩道を利用します。コースの全長は公称で約5.5kmから5.7kmとされており、実測値では約5.6kmという報告もあります。ウォーキングなら約1時間半で1周することができ、ランニングであれば30分から40分程度で周回可能です。

コースは北池と南池を周回する形で設定されています。推奨されるルートは、北池を反時計回りに進み、水路を渡って南池へ移動、南池を反時計回りに周回し、再び水路を通って北池に戻るというものです。コース全体はフラットでアップダウンがほとんどないため、初心者から上級者まで幅広いランナーに適しています。歩道は綺麗に整備されており快適に走ることができ、池のヨットやカヌー練習などを眺めながら気持ちよく走れます。夜間も照明が整備されているためナイトランにも利用可能で、約2kmの外周コースは地元ランナーの人気コースとなっています。

ランニング時の注意点

このコースにはいくつかの注意点があります。コース全体的に日差しを遮るものが少なく、夏場は暑さで少々厳しい環境となる可能性があります。また、トイレ施設からヨットの停泊所付近までのコース上には歩行者やサイクリストも多いため、走る際はゆっくりとしたペースを心掛けることが推奨されます。距離表示板は見当たらないものの、ゆっくりと長い距離を走る練習には適したコースとなっています。

特筆すべき点として、大相模調節池は貯水池としての機能があるため、豪雨のあとは水位が上昇し、レイクサイドウォークが水没することがあります。大雨の後は事前に状況を確認してから訪れることをおすすめします。

コース周辺の施設と利便性

水辺のまちづくり館

池のほとりには「水辺のまちづくり館」があり、大相模調節池や越谷レイクタウンのまちづくりの情報を発信しています。館内のホールからは眺望テラスの向こうに調節池の風景を見渡すことができ、まちの紹介、環境共生や地域交流に関する展示物なども設置されています。所在地は埼玉県越谷市レイクタウン4-1-4で、JR武蔵野線越谷レイクタウン駅から徒歩約5分の場所に位置します。開館時間は9時から17時まで、休館日は水曜日(祝日の場合は開館)および年末年始(12月29日から1月3日)となっています。

施設ではレンタサイクルの貸し出し(有料)も行っており、2024年4月からは「HELLO CYCLING」のスタンドが最大16台分設置されています。その他、会議室のレンタル、子育てひろば(毎週火曜日・木曜日)、マンホールカード配布なども行っています。

レイクタウン湖畔の森公園

大相模調節池北池の北西側にある公園で、越谷レイクタウン地区の中で最も広い敷地面積を誇っています。美しい湖畔が望める憩いのスポットで、広大な芝生の上でのピクニックもおすすめです。遊具やドッグラン用スペース、トイレ、駐車場など設備が充実しています。園内には背の高いゲージで囲まれたボール遊び専用のスペースも設けられており、カラフルな複合遊具で遊ぶこともできます。水飲み場と公衆トイレの他、駐輪場と駐車場も完備されています。所在地は埼玉県越谷市レイクタウン9-42で、越谷レイクタウン駅北口から徒歩約12分の距離にあります。

見田方遺跡公園

JR越谷レイクタウン駅から100mほどの距離にある公園で、越谷市の指定文化財である見田方遺跡が出土した場所です。公園と道路を挟んで向かい側には大相模調節池があり、緑や水資源に恵まれた環境となっています。公園でピクニックやスポーツを楽しんだり、大相模調節池周辺の石畳や桟橋を散歩したりすることができます。日本最大のエコ・ショッピングセンター「越谷イオンレイクタウン」がすぐそばにあるので、ランチやお買い物とあわせて訪れるのもおすすめです。また、旧東方村中村住宅が隣接しており、越谷の歴史探求に関心のある方にも魅力的なスポットとなっています。

ランナー向けの実践情報

荷物の預け場所について

専用のランニングステーション(シャワー・ロッカー完備)は越谷レイクタウン周辺には設置されていませんが、荷物は駅構内のコインロッカーに預けることができます。また、イオンレイクタウンアウトレット内にもコインロッカーがあり、買い物ついでに荷物を入れることが可能です。

シャワー利用の代替案

ランニング後にシャワーを利用したい場合は、いくつかの施設を利用する方法があります。エニタイムフィットネス越谷レイクタウン駅前店は、24時間年中無休のフィットネスジムで、プライベートロッカー(月額1,500円税込)も利用可能です。シューズやプロテイン、シャンプー類の保管などにも利用できます。イオンスポーツクラブは、イオンレイクタウンmori 2階に位置しています。また、越谷レイクタウン駅から電車で吉川美南駅まで移動して「武蔵野温泉」を利用するという方法もあります。

おすすめの季節と走る時間帯

秋は爽やかな気候の中でランニングを楽しむのに最適な季節で、秋冬マラソンのシーズンインの練習場所としても適しています。夏場はコース全体的に日差しを遮るものが少ないため、暑さ対策が必要となります。早朝や夕方以降の涼しい時間帯を選ぶことをおすすめします。夜間も照明が整備されているため、仕事帰りのナイトランも安全に行うことができます。

春は桜が見られ、レイクサイドの桜は満開時にはお花見を楽しむ人々の姿も見られます。花見シーズンは人出が多くなるため、ランニングの際は歩行者に注意が必要です。

イオンレイクタウンとランニング後の楽しみ方

越谷レイクタウン駅北口駅前には、イオンレイクタウンが立地しています。kaze、mori、OUTLETの3館で構成され、700以上の専門店とイオンスタイルを備えた国内最大級のショッピングモールです。kaze棟とmori棟を合わせると190,000平方メートルの商業施設面積で、店舗数は710にのぼります。9,400台の駐車場および7,100台の駐輪場を備えた超巨大ショッピングモールとなっています。

イオンレイクタウンmoriは、敷地面積178,061平方メートルを誇るレイクタウンの中でも最大の商業施設棟で、主にファミリー層をターゲットにした店舗が並びます。館内には和食、洋食、中華、カフェなどさまざまなジャンルの飲食店があり、気分やシーンに応じて店を選択することができます。カフェ業態のお店は26店舗もあり、スターバックスは6店も入っています。ファッションやグルメから、映画館、トヨタモールまで多彩な施設が集合しています。イオンレイクタウンは2008年9月26日にソフト(プレ)オープン、10月2日にグランドオープンし、2025年で17周年を迎えました。

ランニング後にすぐ目の前にレイクタウンショッピングモールがあるので、食事やショッピングも楽しむことができます。これは越谷レイクタウンでランニングする大きなメリットの一つといえます。

駐車場情報

イオンレイクタウンの駐車場は、入庫後5時間は無料で利用可能で、精算機の操作も不要です。イオンシネマを利用すると追加で1時間の無料駐車が提供され、最大6時間まで無料で利用できます。基本料金は終日30分100円となっています。駐車台数は合計10,000台以上で、mori棟が5,700台以上、kaze棟は2,300台以上、アウトレット棟は2,200台以上となっています。営業時間は7時から24時30分まで(立体駐車場は6時30分から24時30分まで)で、時間外は入出庫できません。

2024年12月2日より駐車場システムがカメラでナンバーを認識するシステムに変更となり、土日祝の無料開放は終了しました。イオンモールアプリをダウンロードすると、1時間無料QRコードがクーポンページで利用可能となっています。休日はイオンレイクタウンの駐車場は大変混雑し、場所によっては満車になることが多いです。また、周辺の道路が混雑し、入出庫待ちの列ができることもあります。土日祝日は周辺道路の混雑が予想されるため、電車での来店も便利です。

KOSHIGAYA Lakeside BBQ

レイクの畔には手ぶらでバーベキューを楽しめる「KOSHIGAYA Lakeside BBQ」があります。湖を一望できる開放的なスペースで、自然光や外の空気を感じながら本格的バーベキューを味わえます。所在地は埼玉県越谷レイクタウン4-1-4で、越谷レイクタウン駅より徒歩5分です。

営業時間は10時から21時までとなっています。平日は1部11時から15時、2部17時から21時で、休日は1部10時から13時、2部14時から17時、3部18時から21時となっています。

料金プランについては、持ち込みプランは大人一人2,000円(税込)、小学生一人1,000円、未就学児は無料で、食材やドリンクが持ち込み可能です。バーベキュースタンダードセットは一人4,800円(税込)、レイクタウンセットは一人5,800円から(税込)で、チャックアイロールステーキ1ポンド、豚肩ロース100g、野菜セット、鴨胸肉200gなどお肉の総重量750gが含まれます。必要なBBQ機材、火おこし、ゴミ処理、食材、お飲み物などが料金にすべて含まれている手ぶらプランがあり、飲み放題も用意されています。TableCheckや楽天ぐるなびでネット予約が可能です。冬季には「かき小屋」も営業しています。

大相模調節池での水上スポーツ体験

大相模調節池では、登録をするとカヌーや手漕ぎボートなど、動力のない船を楽しむことができます。一級河川元荒川大相模調節池は河川管理者である埼玉県から包括占用の許可を受け、越谷市が管理しています。カヌー、手漕ぎボート、小型ヨット等の動力の無い船艇の利用については、事前の登録が必要となります。登録には「越谷レイクタウン 大相模調節池 カヌー等利用登録申請書(個人)」への記入が必要で、家族で2台以上出す場合は個人ではなく団体で登録する必要があります。

手軽に体験したい場合は、「レイクタウンボートパーク」というイベントがあります。春期と秋期(7月・8月を除く)の毎週日曜日に開催され、カヤックやヨットの体験ができます。予約優先となっています。

料金については、ディンギー(2人乗り)1時間2,000円、カヌー(4人乗り)1時間2,500円、カヤック(2人乗り)1時間2,000円、カヤック(1人乗り)1時間1,000円となっています。詳細は水辺のまちづくり館まで問い合わせるとよいでしょう。

越谷レイクタウンで開催されるランニング・ウォーキングイベント

越谷レイクタウンランニング大会

地元河川の治水のために作られた39.5ヘクタールに及ぶ広大な大相模調節池の湖畔を走るファンランイベントとして、毎年11月に「越谷レイクタウンランニング」が開催されています。第14回大会は2025年11月3日(月・祝)に越谷レイクタウン湖畔周辺で開催されました。

大会の種目と参加費については、15kmは参加費5,500円(中学生12歳以上参加可能)、5kmは参加費4,000円(中学生12歳以上参加可能)、ファミリーランニング(約2km)は参加費3,000円(親子2人1組、お子様3歳から小学生12歳まで)、駅伝(約2km×4名)は参加費8,000円(4名でタスキをつなぐ、小学生6歳から参加可能)となっています。

コースは大規模調節池の湖畔や整備された遊歩道、周辺のロードを活用しており、アップダウンが少なく初心者にも安心して参加できます。水辺の爽やかな風を感じながら気持ちよく走ることができます。公道を使わず、全コースすべてが湖畔を走る設計になっており、ランナーの安全を第一に考えたルートとなっています。北池を一周する約2.5kmコースが使用されています。

越谷市民を中心に、埼玉県内から多くの方が参加しています。年齢層も幅広く、40代から60代のランナーだけでなく、親子や学校の陸上部など子どもたちの姿も目立ちます。コロナ前の第11回大会には約2,200名が参加し、近年も約1,600名が参加しています。大会には豪華ゲストが登場し、箱根駅伝経験者でYouTuberの「たむじょー」さんや、芸人かつマラソン実業団選手の「宇野けんたろう」さん、「日本一走るアナウンサー」として知られる長谷川朋加さんなどが大会を盛り上げています。

参加者からは「10kmに昨年参加し、今年は初の15kmに挑戦。ロケーションもよく気持ちよく走れて目標タイムを達成でき大満足」という声があります。また、「家族で楽しめる」「初心者向き」「自然満喫」といった評価も多いです。一方で、「道路の幅が狭く、最初の1キロくらいまでは混み合っていて危ないと思った」という意見もあります。コース全体については「途中、コースが狭い箇所があったが、全体的にはフラットで走りやすいコース」「見晴らしがいいので、走っていて実に爽快」との感想が寄せられています。

その他のランニング・ウォーキングイベント

越谷レイクタウンランニング以外にも、「越谷健康マラソン祭 ~ラン・ウォーク~」が毎年開催されています。第48回大会は2026年3月1日(日)に開催される予定です。

また、JR主催の「駅からハイキング」イベントも定期的に開催されており、「水害から人々を守る元荒川大相模調節池を行く」といったテーマのウォーキングコースが設定されています。用水沿いや元荒川の緑道と大相模調整池(レイク)湖畔がコースの大部分を占め、車道沿いの歩道も広く、心地よく散歩を楽しめると評判です。

フルマラソン・サブ4を目指すランナーのためのトレーニング活用法

越谷レイクタウンのランニングコースは、フルマラソンのトレーニングにも適しています。特に、サブ4(フルマラソンを4時間以内で完走すること)を目指すランナーにとって、ロング走の練習場所として理想的な環境を提供しています。

サブ4を達成するためには、キロ平均5分41秒ペースで走ることが求められます。スタートロスや給水、疲労などを考慮すると、レース本番では1キロあたり5分30秒程度のペースを目指すのが現実的です。

フルマラソンの練習では「ロングラン」が欠かせません。一度に走る距離を15km、20kmと徐々に伸ばしていき、最終的には30kmを目指します。ロングランではペースを落とし、心肺機能だけでなく脚の筋持久力を鍛えることが重要です。

越谷レイクタウンの約5.5kmの周回コースは、このロング走に最適です。1周5.5kmから5.7kmのコースを3周すれば約17km、4周すれば約22km、5周すれば約28kmと、自分のトレーニング目標に合わせて距離を調整できます。コース全体がフラットでアップダウンがほとんどないため、一定のペースを維持しながら長い距離を走る練習に向いています。

サブ4を目指すには月間150kmから200km程度をコンスタントに走ることが理想とされています。週に4回程度のランニングが必要となり、週末には20kmから30kmのロングランを取り入れることが推奨されています。越谷レイクタウンは、このような本格的なマラソントレーニングにも対応できる環境を備えています。

越谷レイクタウンの街づくりと発展の歴史

越谷レイクタウン地区は、東京都心から北方に約22km、埼玉県越谷市の南東部に位置する、計画面積225.6ヘクタール、計画人口22,400人のニュータウンです。2008年3月に街開きし、開発主体は独立行政法人都市再生機構が担いました。

越谷市の同地区を含む一帯は、元荒川、中川をはじめとする多くの河川が流れる低湿地帯にあり、古くより「水郷こしがや」と呼ばれ、水田が広がる田園地帯でした。しかし、市街化の急激な進行とともに農地周辺はスプロール化が進行し、豪雨を伴う台風時にはたびたび浸水被害が生じていました。

昭和63年4月に、治水対策を目的とする河川事業による調節池建設と、土地区画整理事業による新市街地整備を一体的に行う「レイクタウン整備事業」が国の新規事業として創設され、越谷レイクタウン地区が事業採択されました。

街並みと景観については、整った街区ごとに地区計画が定められ、美しい街並みを醸成しています。住宅地等での良好な景観形成、調節池を市民が水辺と触れ合える空間として利用できることなどが評価され、「平成28年度都市景観大賞(都市空間部門)」で大賞(国土交通大臣賞)を受賞しました。

街開きから10年以上が経ち、当時は空き地だらけだった駅周辺も今となっては大型マンションや戸建住宅がひしめき合う街並みに変貌しています。駅の北側にはほぼ直結でイオンタウンがあり、駅の南側には計画的に開発された住宅地が広がっています。商業施設は北口側、住宅は南口側に集中しており、商業施設に訪れる人がうるさくて落ち着いて生活できないということはない設計となっています。

「レイクタウン美環の杜」は、越谷市の「環境共生先導都市」のモデル街区に位置づけられており、キャナル(水路)からの風を街に取り入れる工夫や、緑化による冷却効果など「パッシブデザイン」で街づくりが行われました。持続可能なまちづくりのモデルケースとして高く評価され、2009年には国連環境計画承認の国際的なまちづくり賞「リブコムアワード金賞」を受賞しています。

周辺の人口推移を見ると、開業当時の2008年に越谷市の人口は32万440人であったものが、2023年7月1日時点では34万3,676人、世帯数は16万1,486世帯と街は大きく発展しました。

自然環境と野鳥観察の魅力

越谷レイクタウンは自然共生を重視した街づくりをしており、湖の畔にはビオトープとして立ち入りが制限されているエリアがあります。湖と遊歩道の間には草原と雑木林があり、野鳥が生息しています。カルガモ、コガモ、マガモなどのカモ類が確認されており、ジョウビタキのオスやベニマシコのメスなど珍しい種も観察されています。

越谷市内には「キャンベルタウン野鳥の森」という施設もあります。1995年9月にオーストラリアのキャンベルタウン市との姉妹都市提携10周年を記念して開設された、総面積5,350平方メートルの施設です。約3,000平方メートルのバードケージの中では、オーストラリアから寄贈されたオウム類のキバタン、クルマサカオウム、オカメインコなどを展示しており、ワラビーの仲間であるアカクビワラビーやエミューのエリアもあります。大型ケージに放し飼いしているため、自然に近い状態で鳥を観察することができ、日本ではここでしか見られないオーストラリア原産の珍しい鳥類が多数飼育されています。

越谷レイクタウン駅からのアクセス方法

越谷レイクタウン駅は、埼玉県越谷市レイクタウン八丁目にある、JR東日本武蔵野線の駅で、駅番号はJM21です。2008年3月15日に開業しました。駅北口至近に開業した大型ショッピングセンター「イオンレイクタウン」への乗降客と周辺の住宅開発が進み、2014年度に1日平均乗車人員が2万人を上回りました。当駅の定期外利用率は武蔵野線の駅で最も高く、乗車人員全体の5割程度を占めます。休日はイオンレイクタウンへ向かう利用客で大変混雑します。

駅周辺には多くの飲食店やカフェがあり、和食、居酒屋、洋食、イタリアン・フレンチ、焼肉・韓国料理、カフェ・スイーツなど多様なジャンルの店舗が揃っています。駅から徒歩1分から3分圏内にカフェやイタリア料理店などがあり、イオンレイクタウン施設内にも多数の飲食店が入っています。

電車でのアクセス

最寄り駅はJR武蔵野線の越谷レイクタウン駅です。北口から出て徒歩約5分で水辺のまちづくり館に到着し、大相模調節池周辺にアクセスできます。JR武蔵野線は、東京方面からは南浦和駅や西船橋駅経由で乗り換えなしでアクセス可能です。埼玉県内からは南越谷駅(東武スカイツリーライン新越谷駅と連絡)からの乗り換えが便利です。

車でのアクセス

大宮から有料道路利用で約25分、草加ICから一般道路で約19分でアクセスできます。イオンレイクタウンの駐車場は入庫後5時間無料で利用できるため、ランニング目的でも気軽に利用可能です。ただし、土日祝日は駐車場および周辺道路が大変混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。

まとめ

越谷レイクタウンの大相模調節池(愛称:Sakura Lake)周回コースは、約5.5kmから5.7kmのフラットな遊歩道が整備された、首都圏でも有数のランニングスポットです。治水目的で建設された広大な調節池の周囲を走るこのコースは、水辺の景色を楽しみながら快適にランニングできる環境が整っています。夜間照明も完備されており、仕事帰りのナイトランにも対応しています。また、すぐ近くには国内最大級のショッピングモール「イオンレイクタウン」があり、ランニング後の食事やショッピングも楽しめます。

春は桜、秋は爽やかな風を感じながら、四季折々の景色を楽しみながらランニングできるのも魅力です。毎年11月には「越谷レイクタウンランニング」大会も開催され、初心者からベテランランナーまで多くの人々が参加しています。水上スポーツ体験やBBQなど、ランニング以外のアクティビティも充実しており、家族や友人と一日中楽しめるスポットとなっています。都心からのアクセスも良好なため、週末のランニングデスティネーションとして、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

なお、大相模調節池は本来の役割である治水機能を持つため、大雨の後は遊歩道が水没することがあります。訪問前には天候や池の状況を確認することをおすすめします。越谷レイクタウンのランニングコースは、水辺の自然と都市の利便性が見事に融合した、ランナーにとって理想的な環境を提供しています。初心者のジョギングからマラソントレーニングのロング走まで、幅広い目的に対応できるコースとして、今後もますます多くのランナーに愛され続けることでしょう。

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