丸亀城のランニングコースは瀬戸大橋も望める8.7キロ周回

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丸亀城のランニングコースは、天守周辺から瀬戸内海と瀬戸大橋を望める約8.7キロの周回ルートが定番です。香川県丸亀市には、この丸亀城コースに加えて、瀬戸大橋のたもとにある瀬戸大橋記念公園を起点にした約5.8キロの往復コースもあり、走りながら異なる二つの絶景を楽しめます。丸亀市は日本一の高さを誇る石垣で知られる丸亀城と、世界最長の道路鉄道併用橋である瀬戸大橋という、二つの象徴的な景観を同時に持つ珍しいランニングエリアです。この記事では、丸亀城周辺と瀬戸大橋記念公園周辺、それぞれの具体的なコース、香川丸亀国際ハーフマラソンのコース設定、アクセスや駐車場の情報、季節ごとのおすすめの走り方まで、丸亀でランニングを楽しみたい人向けに整理してお伝えします。

目次

丸亀市は香川県で高松市に次ぐ人口10万人超の都市

丸亀市は香川県の中西部に位置し、中讃地域と西讃地域の中心都市です。総人口は約10万9千人で、香川県内では高松市に次いで2位、高松市を除くと県内で唯一の人口10万人以上の都市になります。土地面積は111.8平方キロメートルで、瀬戸内海に面し、丸亀平野の北東部と塩飽諸島の一部を市域としています。丸亀城が市の象徴的な存在であるのに加えて、丸亀うちわの製造は全国生産量のおよそ9割を占める伝統産業として知られています。市街地が丸亀城を中心にコンパクトにまとまっているため、駅からもランニングコースまでの移動がしやすい都市構造になっています。

丸亀城の周回コースは約8.7キロ、内堀沿いなら1.5キロ

丸亀城の周囲を走るランニングコースは、ラントリップの紹介によると約8.7キロメートルです。丸亀城を中心に丸亀市街地をぐるりと巡るルートで、瀬戸内海や瀬戸大橋の景色を見ながら走れる構成になっています。石垣や堀を眺めながら進む距離のあるコースなので、ある程度の走力があるランナー向けの設定と言えるでしょう。

もう少し短く走りたい場合は、丸亀城のすぐそばにある内堀沿いを周回する方法もあります。内堀沿いの周回はおよそ1.5キロメートルで、ウォーミングアップや距離の短いジョグに向いています。8.7キロの本格コースと1.5キロの内堀コースを組み合わせれば、その日の体調や時間に合わせて距離を調整しやすくなります。

走る時間帯は平日の早朝がおすすめです。丸亀城周辺は休日になると観光客で賑わいますが、平日の早朝は比較的空いており、信号待ちも少なく走りやすくなります。北側から見上げる高石垣の迫力ある姿と、南側の亀山公園と一体になった穏やかな姿と、走る方向によって丸亀城の表情が変わるのもこのコースの特徴です。

丸亀市公式ホームページでは、丸亀城を含む市街地を巡る市内ウォーキングコースも紹介されています。ウォーキング向けの設計ではありますが、丸亀うちわミュージアムや中津万象園といった観光スポットを経由するルートとして、ランニングにも応用できます。

石垣の総高は日本一、天守は現存12天守で最小

丸亀城の見どころは、日本一の高さを誇る石垣です。三段に重なる高石垣は「扇の勾配」と呼ばれる曲線で築かれており、下部は緩やかに、上に行くほど急勾配になっています。「仰返し」と呼ばれるこの技法は、敵の侵入を防ぐ実用性と、見上げたときの美しさを両立させています。石垣沿いの坂道は観光客にも人気のフォトスポットで、ランニングの途中で立ち止まって眺める価値があります。

天守は江戸時代以前に建てられた姿がそのまま残る現存12天守のひとつで、日本100名城にも選ばれています。高さは約15メートルで、現存12天守の中では最もコンパクトです。丸亀城の築城は1597年(慶長2年)に生駒親正・一正の親子によって始まり、山崎氏が石垣の大半を築き、江戸時代の万治3年(1660年)に京極氏が天守や一の門を完成させました。小ぶりな天守だからこそ、周囲を囲む石垣の壮大さが際立つという見方もあります。

天守内部は資料館として公開されており、丸亀城や丸亀藩の歴史資料を見学できます。走った後に立ち寄り、石垣と天守を間近で確認するのも良い過ごし方です。

現存12天守は、江戸時代以前に建てられた天守がそのままの姿で残る12の城の総称で、四国地方には4城が現存しています。このうち5城が国宝、丸亀城を含む7城が重要文化財に指定されており、丸亀城はその中でも石垣の高さで際立つ存在になっています。

瀬戸大橋記念公園から与島方面へ5.8キロの往復コース

瀬戸大橋のたもと、香川県坂出市にある瀬戸大橋記念公園は、瀬戸大橋の架橋を記念して整備された公園です。面積は約10万平方メートルにおよび、瀬戸大橋記念館を中心に、橋をイメージした噴水や庭園、こども広場が整備されています。10.2ヘクタールの海浜公園にはサッカー場4面分の球技場やターゲットバードゴルフ場もあり、広い芝生広場はランニングやウォーキングにも使いやすい環境です。

瀬戸大橋記念公園を出発し、瀬戸大橋のたもとから与島方面へ向かう往復コースはおよそ5.8キロメートルです。走りながら瀬戸大橋を真下や真横から見上げられるのがこのコースの魅力で、海沿いの潮風と瀬戸内海の島々の景色が、丸亀城周辺のコースとはまったく違う開放感を生みます。

公園の隣には彫刻家の流政之氏の作品や香川県立東山魁夷せとうち美術館があり、地上108メートルから360度のパノラマで瀬戸内海を一望できる回転式展望タワーの瀬戸大橋タワーも立地しています。香川県立東山魁夷せとうち美術館は、日本画家の東山魁夷の作品だけを収蔵する美術館で、遺族から寄贈された版画作品を中心に展示しています。ランニングの休憩に立ち寄り、展望タワーから見下ろす瀬戸大橋を眺めるのも一つの楽しみ方です。

瀬戸大橋の四国側と本州側のちょうど中間には与島があり、与島パーキングエリアからは橋を間近に眺められます。瀬戸大橋は1988年(昭和63年)4月10日に開通し、橋の全長は9368メートル、6つの橋と4つの高架橋を合わせた総延長は13.1キロメートルにおよびます。道路と鉄道が併用される橋としては世界最長です。与島パーキングエリアも瀬戸大橋の開通と同じ1988年に開業しました。瀬戸大橋記念公園から与島方面を走る際は、この与島パーキングエリアも立ち寄り先の候補になります。

ハーフマラソンは高低差21.3メートル、丸亀競技場発着で坂出市本町を折り返す

丸亀市を舞台に開催される香川丸亀国際ハーフマラソンは、コース距離が正式な21.0975キロメートルの公認レースです。香川県立丸亀競技場をスタートとフィニッシュ地点にして、県道33号線を通り、丸亀市と宇多津町を経由し、坂出市本町で折り返す設計になっています。

このコースの最大高低差はわずか21.3メートルで、ほぼ平坦です。自己ベストを狙いやすい高速コースとして知られており、「ハーフで自己ベスト更新を狙うならここ」と評されるほどランナーの間で支持されています。一般的にマラソンやハーフマラソンでは、高低差が少ないコースほど一定のペースを維持しやすく、エネルギー効率が良くなるため記録が出やすいとされています。上り下りが少ないコースは風の影響も受けにくく、ペース配分を計画通りに進めやすい点も、記録を狙うランナーに支持される理由の一つです。丸亀城の城下町を感じさせるコース設定から、「お城マラソン」の愛称でも親しまれています。

大会公式サイトではコース図がPDFデータで公開されており、事前にダウンロードして確認できます。普段のトレーニングで丸亀城周辺や瀬戸大橋方面を走り込んでおけば、本番のコースにも土地勘を持って臨めるはずです。日本陸上競技連盟の公式サイトでも大会情報が公開されており、公認レースとしての実績を重ねています。

大会には前身となる大会があり、長い歴史を持つ大会として知られています。世界屈指のフラットコースとして知られ、記録更新の期待が大きい大会として位置づけられています。

丸亀城桜まつりは天守が日没から21時までライトアップされる

丸亀城では毎年3月下旬から4月上旬にかけて丸亀城桜まつりが開催されます。期間中は夜になるとぼんぼりが灯り、天守も日没から午後9時までライトアップされます。日没前から天守閣周辺を訪れると、夕日に赤く染まる丸亀城を眺めることができ、満開の桜と石垣、遠くに霞む瀬戸大橋を一度に見渡せます。桜まつりの時期以外にも、丸亀城の天守は季節ごとに異なる色でライトアップされる取り組みが続けられており、夜間の丸亀城周辺を軽くジョギングするランナーも見られます。

季節によって走りやすい時間帯は変わります。夏場は日中の気温が上がりやすい瀬戸内海式気候のため、早朝や日没後の涼しい時間帯を選ぶランナーが多くなります。瀬戸内海式気候は、夏の季節風が四国山地に、冬の季節風が中国山地に遮られる地形が理由で、年間を通じて雨が少なく晴天率が高い気候です。瀬戸内地域の年間降水量はおよそ1000ミリから1600ミリで、日本全体の平均とされる1700ミリ以上と比べても少なく、8月の盛夏期に特に雨が少ない傾向があります。天候に左右されにくいのも、このエリアでランニングをする利点です。

アクセスはJR丸亀駅から徒歩15分、無料駐車場は資料館南側に約50台分

丸亀城へはJR丸亀駅から徒歩約15分でアクセスできます。駅から城までの道のりをウォーミングアップとして軽くジョギングするランナーも珍しくありません。丸亀駅周辺は市街地が広がっているため、駅を起点にコースを組み立てやすい立地です。

車で訪れる場合、丸亀城周辺には無料駐車場と有料の市営駐車場があります。無料駐車場は、丸亀城内の資料館南側に約50台分、丸亀城外の北側に20台以上収容できる駐車場が用意されています。駅前地下駐車場は入庫から1時間無料で、資料館・天守・城内観光案内所のいずれかで認証を受けるとさらに1時間無料になり、それ以降は30分ごとに100円、24時間以内の上限は1000円という料金体系です。車で瀬戸大橋記念公園と丸亀城の両方を回るプランを立てる場合も、こうした駐車場情報を事前に把握しておくと当日の移動がスムーズになります。

ランニング前後に立ち寄りたい丸亀の観光スポット

丸亀市は日本一のうちわの生産地としても知られており、その歴史を伝える丸亀うちわミュージアムがあります。丸亀うちわの歴史は江戸時代初期にさかのぼり、慶長5年(1600年)に丸亀の旅僧が九州で一宿の礼としてうちわの製法を伝えたのが始まりと言われています。寛永10年(1633年)には「金」の文字を入れた渋うちわが考案され、参拝の土産として全国に広まっていきました。丸亀うちわは1997年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品となり、現在は国内シェアの約9割を占める年間約1億本以上の生産量を誇ります。もともとはうちわの港ミュージアムという名称でしたが、令和5年3月25日に中津万象園内へ移転してリニューアルオープンしました。館内では伝統工芸士によるうちわ作りの実演を間近で見学できます。

丸亀藩主・京極家ゆかりの大名庭園である中津万象園も、丸亀を代表する観光スポットです。丸亀藩主が貞享5年(1688年)に海辺の中洲に別館を建てて御茶所としたのが始まりで、代々の藩主が幕末まで使用してきました。池泉回遊式の大名庭園で、約3万5千平方メートルが丸亀市の指定名勝となっており、南側には樹齢600年とされる大傘松も残っています。日本庭園らしい四季折々の風景が広がり、園内に併設された丸亀うちわミュージアムとあわせて訪れやすい立地です。緑豊かな庭園を歩けば、ランニング後のクールダウンにもちょうど良い時間になります。

猪熊弦一郎現代美術館は、香川県出身の画家、猪熊弦一郎から寄贈された約2万点を超える作品を所蔵しています。猪熊弦一郎はフランスやアメリカでの制作活動を経て活躍した画家で、幅広い作品を手がけたことで知られています。丸亀駅に隣接しているため、ランニング前後に立ち寄りやすい美術館です。

丸亀城周辺は信号があり、瀬戸大橋記念公園へは車移動が現実的

丸亀城周辺のランニングコースは市街地の中を通るため、8.7キロの周回コースも1.5キロの内堀コースも、信号や交差点を含んでいます。完全に閉鎖されたコースではないので、走行時は交通量の少ない早朝や平日を選ぶと安全に走りやすくなります。

瀬戸大橋記念公園までのアクセスは、丸亀城のあるJR丸亀駅から距離があるため、車での移動か、坂出市側からのアクセスを検討することになります。丸亀城と瀬戸大橋記念公園を同じ日に回る場合は、車での移動を前提にプランを組むと効率的でしょう。

香川丸亀国際ハーフマラソンへの参加を検討している場合は、大会公式サイトで公開されているコース図を確認したうえで、県道33号線沿いを普段のトレーニングコースに取り入れておくと、本番の路面や勾配の感覚をつかみやすくなります。

コース別の距離と特徴

コース名距離特徴
丸亀城内堀コース約1.5キロ短時間のジョグに向く、平日早朝が走りやすい
丸亀城周回コース約8.7キロ市街地を巡り瀬戸内海と瀬戸大橋を望む
瀬戸大橋記念公園から与島方面約5.8キロ(往復)瀬戸大橋を真下や真横から見上げられる
香川丸亀国際ハーフマラソン21.0975キロ高低差21.3メートルの高速コース、丸亀競技場発着

まとめ

丸亀城のランニングコースは、日本一の高さを誇る石垣と、瀬戸内海に架かる瀬戸大橋という二つの景観を同時に楽しめるのが大きな特徴です。丸亀城周辺には1.5キロの内堀コースと8.7キロの周回コースがあり、瀬戸大橋記念公園周辺には与島方面へ向かう5.8キロの往復コースがあります。香川丸亀国際ハーフマラソンという高低差21.3メートルの高速コースも整備されており、走力や目的に応じてコースを選べます。JR丸亀駅から徒歩15分というアクセスの良さと、資料館南側の無料駐車場も含めた駐車場の充実ぶりも、丸亀でランニングを計画しやすい理由です。桜まつりの時期にはライトアップされた天守を、晴れた日には瀬戸大橋を望みながら、香川県丸亀市でのランニングを計画してみてはどうでしょうか。

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