山形西公園のジョギングコースは1周1.6kmで足湯も無料

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山形市の山形西公園に整備されたジョギングコースは、公園をぐるりと囲む1周1.6kmのフラットな周回路です。コースの脇には無料で入れる天然温泉の足湯「のびのびガーデン」があり、走り終えた足をそのまま休められるのが大きな特徴です。1.6kmのほかに1km、800m、1.3kmの周回路も用意されているため、その日の体力や気分に合わせて距離を選べます。敷地面積は15.6ヘクタール、東京ドーム約3個分という広さで、いも煮を作れる専用広場やキャンプ場、テニスコートまで揃っており、走ることだけが目的でなくても一日過ごせる公園です。この記事では、コースの特徴と足湯の使い方を中心に、山形西公園の楽しみ方を紹介します。

目次

山形西公園のジョギングコースは1周1.6kmで高低差ほぼゼロ

山形西公園のジョギングコースは、公園の外周をぐるりと回る形で整備された約1.6kmのコースです。園内にはこのほかに1km、800m、1.3kmの周回路もあり、体調や時間に合わせてコースの長さを選べます。短いコースから始めて、慣れてきたら1.6kmの外周コースに挑戦するという使い方もできます。

コース全体はほぼフラットで、大きな起伏がありません。急な坂道や段差を気にせずペースを保って走り続けられるので、久しぶりに運動を再開したい人にも向いています。木々に囲まれた園内を走るため、春は新緑、夏は木陰の涼しさ、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と、季節ごとに違う景色を楽しめるのもこのコースの持ち味です。

このコースは、ランニングコースを紹介する「走ろうにっぽんプロジェクト」でも取り上げられており、東北地方・山形エリアを代表するコースのひとつに数えられています。足湯を併設した緑豊かな周回路という組み合わせは、県外から訪れるランナーの目にも珍しく映るようです。

距離別に使い分けられる4つの周回路

園内の周回路を距離順に並べると、次のようになります。時間がない日は800mだけ、しっかり走りたい日は1.6kmというように、その日の予定に合わせて選べるのが山形西公園らしいところです。

コース距離向いている使い方
外周コース1.6kmしっかり走りたい日、複数周のトレーニング
1.3kmコース1.3km外周より少し短めに調整したい日
1kmコース1kmウォーキングや軽いジョグの入門用
800mコース800m短時間で体を動かしたい日、子ども連れの併走

走り終えてすぐ足湯に向かえる立地

このコースの一番の強みは、走り終えたその足で足湯に向かえる距離にあります。多くのジョギングコースでは、走った後にゆっくり足を休める場所を別に探す必要がありますが、山形西公園ならコースを一周してすぐ「のびのびガーデン」に立ち寄れます。クールダウンと疲労回復を同時に済ませられる流れは、他の公園にはない山形西公園ならではの過ごし方です。

開園時間5時から22時、無料駐車場450台の基本データ

山形西公園の所在地は〒990-2342 山形市大字門伝字落合河原3114-10です。開園時間は5時00分から22時00分までと長く、早朝ランニングから夜のウォーキングまで時間を気にせず利用できます。休園日は12月29日から1月3日までの年末年始のみで、それ以外はほぼ年中無休です。

駐車場は無料で450台分あり、そのうち6台は身体障がい者等用のスペースとして確保されています。これだけの台数があるため、休日でも駐車場を探して長く待つ場面は少なく、車での訪問がしやすい公園です。

アクセスは、車の場合は東北中央自動車道の山形パーキングエリアスマートICから約1分という好立地です。高速道路のICのすぐそばという利便性は、遠方から訪れるランナーやキャンパーにとって大きなメリットになります。公共交通機関を使う場合は、山形駅西口から柏倉・荻の窪行きのバスに乗って約15分、「西公園前」バス停で下車後、徒歩約3分で到着します。車を持たない人でも十分に通える立地です。施設についての問い合わせは、西公園パークセンター(電話023-643-2450)で受け付けています。

産業廃棄物処分地から2005年開園へ、山形西公園の成り立ち

山形西公園には、あまり知られていない成り立ちがあります。この場所はもともと農地でしたが、山形駅西口再開発事業に伴って移転した東ソー山形工場跡地から出た産業廃棄物やマンガン鉱さいを処理するため、山形市が1996年に用地を最終処分場として購入しました。

その後、2000年までに残土の埋め立てを終え、同年10月20日には事業主体となる環境事業団と市の間で契約が締結されました。処分地としての役割を終えた土地は、その後、緑豊かな都市公園として整備が進められ、2005年4月3日に山形西公園として開園しています。

山形市はこの経緯を踏まえ、二酸化炭素を吸収・固定する緑の働きに着目し、地球温暖化防止に貢献する公園として西公園を整備しました。かつて産業廃棄物の処分地だった土地で、今は市民がジョギングを楽しみ、足湯で疲れを癒やし、いも煮を囲んで語り合っています。この背景を知っておくと、コースを走る時間や足湯につかる時間が少し違って見えてくるかもしれません。

用地の購入から開園まで約9年かけて整備が進められたことになり、単なる緑地化ではなく、処分地としての役目を終えた土地を計画的に公園へ転換した経緯がうかがえます。ジョギングコースや足湯、いも煮広場といった今の施設は、こうした段階を踏んだ整備の先に完成した設備です。

足湯「のびのびガーデン」は4月下旬から11月上旬まで無料開放

山形西公園を語るうえで欠かせないのが、無料で利用できる足湯・手湯施設「のびのびガーデン」です。天然温泉を利用した足湯を、料金をかけずに楽しめます。

利用時間はおおむね9時00分から17時00分までで、営業期間は例年4月下旬頃から11月上旬頃までの、雪のない時期が中心です。冬期は閉鎖されるため、積雪期に訪れる場合は事前に西公園パークセンターへ確認しておくと安心です。

足湯エリアには温泉風呂、水風呂、フィットネスコースなど複数の湯船があります。ただ足をお湯につけるだけでなく、温冷交互浴のように楽しんだり、足裏を刺激するフィットネスコースを歩いてみたりと、いくつかのスタイルで足の疲れを癒やせます。ジョギングやウォーキングで火照った足を天然温泉でゆっくり休められるのは、この公園ならではの体験です。

料金は無料で、誰でも気軽に立ち寄れます。タオルを持参すれば、走った後にそのまま足湯に立ち寄り、汗を流しながらリフレッシュできます。子ども連れの家族にとっても、遊具で遊んだ後に足湯で一休みするのが定番の楽しみ方になっています。

いも煮広場のかまど21基は予約不要で当日利用できる

山形西公園には、山形県民のソウルフードともいえる「いも煮」を作れる専用のいも煮広場が整備されています。いも煮とは、里芋と牛肉、こんにゃく、ねぎなどを醤油ベースの出汁で煮込んだ、山形を代表する郷土料理です。

いも煮広場にはかまどが21基設置されています。事前予約は不要で、当日誰でも自由に利用できます。ただし、場所取りのために道具だけを置いて離れることはできないため、実際にグループで訪れて調理を始めるタイミングで場所を確保する必要があります。食材や調理器具を洗える流し台も備えられており、屋外での調理がしやすい環境が整っています。21基のかまどはいも煮づくりだけでなく、バーベキューにも利用できます。

ジョギングやウォーキングでひと汗かいた後、仲間や家族でいも煮を作って食べるのも、山形西公園ならではの過ごし方です。運動後に体を温める料理として、いも煮は理にかなったメニューといえます。

キャンプ場やじゃぶじゃぶ池などジョギング・足湯以外の施設

山形西公園の魅力は、ジョギングコースと足湯だけにとどまりません。園内にはキャンプ場、屋内多目的コート、テニスコート、子ども向けの大型遊具、水遊び場、芝生広場など、多彩な施設が集まっています。

キャンプ場は13区画あり、区画ごとにレンガ造りのかまどが設置されています。利用できる期間は4月から11月までで、テントを張ってアウトドアを楽しめます。ジョギングコースのすぐそばでキャンプができるため、日中はランニングやウォーキングで活動的に過ごし、夜はキャンプでゆったり過ごすという組み合わせも可能です。屋内多目的コートやテニスコートは有料ですが、それ以外の多くの施設は無料で利用できます。

子どもと一緒に訪れるなら「遊びの森」も見逃せません。ローラー滑り台がついた大型遊具や、ふわふわとした感触の遊具などがあり、広々とした芝生広場と合わせて、小さな子どもから大人まで一日中過ごせる工夫がされています。

夏場に人気なのが「じゃぶじゃぶ池」です。水深が浅く作られているため小さな子どもでも安心して遊べる水遊びスポットで、池の中には土台を踏むと反対側の穴から水が勢いよく飛び出す仕掛けの遊具が設置されています。じゃぶじゃぶ池の利用期間は例年4月下旬から11月上旬まで、利用時間は9時00分から17時00分までで、足湯「のびのびガーデン」と同じ季節営業です。

早朝ジョグから足湯、いも煮まで山形西公園でのおすすめの過ごし方

初めて山形西公園を訪れるなら、開園直後の早朝や、日中の比較的涼しい時間帯に1.6kmの外周コースをゆっくりとしたペースで走るところから始めるとよいでしょう。フラットなコースなので息が上がりにくく、景色を楽しみながら走れます。物足りなさを感じたら、1kmや800m、1.3kmの他のコースを組み合わせて距離を伸ばすこともできます。

ジョギングを終えたら、そのまま「のびのびガーデン」へ移動して足湯に浸かり、疲れた足を休めます。天然温泉の温かさで疲労がじんわりと和らぐ感覚を味わえます。タオルを一枚持参しておくと、足湯上がりも快適です。足湯の前後には健康遊具でストレッチや軽い体操を挟んでおくと、走った後の体をより丁寧にケアできます。

昼前後の時間帯なら、いも煮広場でいも煮づくりを楽しむのもおすすめです。かまどと流し台が用意されているため、食材と調理器具、燃料さえ持参すれば、屋外で郷土料理を味わえます。運動後の空腹に、温かいいも煮はちょうどよいごちそうになります。子ども連れなら、遊具エリアや水遊び場で子どもを遊ばせながら、大人は交代でジョギングコースを走るという楽しみ方もできます。芝生広場にレジャーシートを広げれば、一日を通してのんびり過ごせます。

春夏秋冬で変わる山形西公園の表情

山形西公園は四季を通じて表情を変える公園です。春は新緑と穏やかな気候の中でのジョギングが心地よく、足湯の営業も再開される時期にあたります。夏は木々の緑陰がジョギングコースを心地よく彩り、水遊び場やいも煮広場もにぎわいます。

秋は紅葉が美しく、走りながら山形の秋の景色を楽しめる季節です。この時期はいも煮会シーズンとも重なり、いも煮広場を利用する人も増えます。冬は足湯やキャンプ場などの一部施設が閉鎖されますが、開園時間内であれば公園自体は利用でき、澄んだ空気の中でウォーキングやジョギングを楽しむ人の姿も見られます。積雪状況によってコースのコンディションが変わるため、冬期に利用する場合は事前に西公園パークセンターへ状況を確認しておくと安心です。

4月下旬から11月上旬までの足湯・じゃぶじゃぶ池の営業期間は、そのまま公園全体がにぎわう時期とも重なります。この期間にジョギングと足湯をセットで楽しめる一方、冬場は走ることに専念する公園という位置づけに変わる点も、山形西公園ならではの季節による違いです。

馬見ヶ崎川の河川敷コースとの違いは公園完結型かどうか

山形市内でジョギングコースとしてよく知られている場所に、馬見ヶ崎川の河川敷コースがあります。馬見ヶ崎川沿いには約2.3kmにわたって桜並木が続く「馬見ケ崎さくらライン」があり、往復では約6.6kmの距離になります。このコースは「山形まるごとマラソン」のハーフマラソンコースの一部としても使われており、春は桜、夏は水辺の涼しさ、秋にはいも煮会でにぎわうなど、季節ごとの表情を楽しめる人気コースです。

一方、山形西公園のジョギングコースは公園内で完結しているのが特徴です。信号や横断歩道を気にせず走り続けられる安心感や、コースのすぐそばに無料の足湯やいも煮広場、キャンプ場が揃っている総合力の高さは、河川敷コースにはない強みです。両者の違いを整理すると、次のようになります。

項目馬見ヶ崎川河川敷コース山形西公園ジョギングコース
距離桜並木区間往復で約6.6km1周1.6km(1km・800m・1.3kmも選択可)
立地河川敷を走るオープンなコース公園内で完結、信号・横断歩道なし
周辺施設桜並木、水辺の景観無料足湯、いも煮広場、キャンプ場
向いている利用長い距離をしっかり走り込みたい日短時間で気軽に体を動かしたい日、足湯で疲れを癒やしたい日

長い距離を走り込みたい日は馬見ヶ崎川へ、短時間で気軽に体を動かしたい日や、走った後に足湯でゆっくり疲れを癒やしたい日は山形西公園へ、というように目的で使い分けるのもおすすめです。

休日は家族連れと譲り合い、雨天・積雪後は速度を落として走る

山形西公園は開園時間が長いとはいえ、多くの来園者が利用する場所です。とくに休日の日中は、いも煮広場やじゃぶじゃぶ池、遊具エリアを目当てに訪れる家族連れでにぎわうため、コース上で小さな子どもや自転車、ベビーカーとすれ違う場面も少なくありません。走行中はスピードを出しすぎず、周囲をよく確認しながら走ることが大切です。

コースはほぼフラットで走りやすい反面、天候によっては足元のコンディションが変わります。雨上がりや降雪後は路面が滑りやすくなっている場合があるため、シューズ選びや走るペースには気を配りましょう。冬期は足湯やじゃぶじゃぶ池といった季節営業の施設が閉鎖されますが、公園自体の開園時間内であれば通常どおり利用できるので、防寒対策をした上でのランニングも可能です。

無料駐車場は450台分と台数が多いものの、いも煮シーズンの秋や、じゃぶじゃぶ池がにぎわう夏休み期間の休日は、混雑で駐車に時間がかかることもあります。少し早めの時間に訪れる、あるいは山形駅西口からのバスを利用するなど、時間帯や交通手段を工夫すると快適に過ごせます。走り終えた後にそのまま足湯へ向かう場合は、タオルを一枚持参しておくと便利です。足湯「のびのびガーデン」は無料で利用できる一方、混雑時には順番待ちが発生することもあるため、時間に余裕を持って立ち寄ることをおすすめします。

ペット同伴は舗装された園路のみ、いも煮広場や足湯エリアは同伴不可

愛犬と一緒に散歩を楽しみたい人は、ペット同伴のルールを押さえておく必要があります。山形西公園では、いも煮広場、足湯エリア、キャンプ場、芝生広場といったエリアにはペットを連れて入ることができません。ペットとの散歩が認められているのは舗装された園路のみで、ジョギングコースを含む園路を利用する際は、適切な長さのリードを使うなどマナーを守った利用が求められます。ジョギングコースを愛犬とのウォーキングコースとして使う場合も、この点を理解しておくとトラブルを避けられます。

設備面では、園内にトイレが整備されているほか、子ども向けの遊具に加えて健康遊具も設置されています。ジョギングやウォーキングの前後にストレッチや軽い筋力トレーニングを取り入れたい人にとって、健康遊具が併設されている点はうれしいポイントです。走る、歩く、鍛える、足湯で癒やすという一連の流れをひとつの公園内で完結できるのも、山形西公園が幅広い世代に支持されている理由です。

まとめ:1周1.6kmのジョギングコースと足湯が揃う山形西公園

山形西公園は、1周1.6kmのフラットなジョギングコースと、無料で入れる天然温泉の足湯を中心に、いも煮広場やキャンプ場、テニスコート、子ども向け遊具まで揃った都市公園です。開園時間は5時00分から22時00分までと長く、無料駐車場が450台分用意されているため、早朝から夜まで、車での来園者も含めて幅広い層が利用しやすい環境が整っています。

ジョギング初心者には無理なく走れるフラットなコースとして、経験者には1km・800m・1.3km・1.6kmの複数コースを組み合わせたトレーニングの場として、それぞれのニーズに応えてくれます。走った後には天然温泉の足湯でクールダウンし、お腹が空けばいも煮広場で山形名物のいも煮を味わう。そんな一日を通して楽しめる過ごし方ができるのが、山形西公園の一番の魅力です。

山形市内でジョギングコースを探している人、運動後にゆったり足を休めたい人、家族で一日中楽しめるスポットを探している人には、山形西公園はおすすめできる公園です。一度、実際に足を運んでその様子を確かめてみてください。

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