布勢総合運動公園の5kmジョギングコース、千本桜と展望台を巡る魅力

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鳥取市の布勢総合運動公園には、距離別に3種類のジョギングコースが用意されており、なかでも5kmのCコースが最も人気を集めています。この公園は2021年4月からヤマタスポーツパークという愛称でも親しまれており、陸上競技場や野球場、テニスコートなど多彩な運動施設を備えた県内屈指の総合運動公園です。5kmコースは千本桜や日本庭園、階段トレーニングができる展望台を巡るルートになっており、走るたびに違う景色を楽しめます。ここでは、この5kmコースを中心に、公園の基本情報からアクセス方法、季節ごとの楽しみ方までまとめて紹介します。

目次

布勢総合運動公園の基本情報とヤマタスポーツパークという愛称

布勢総合運動公園は、鳥取県鳥取市布勢146-1にある県立の総合運動公園です。電話番号は0857-28-7221で、1985年に開催された第40回国民体育大会、通称わかとり国体のメイン会場として整備されました。以来、鳥取県における陸上競技やスポーツイベントの中心地としての役割を担ってきました。2021年からはヤマタスポーツパークという愛称が付けられ、より親しみやすい形で案内されるようになっています。

園内には陸上競技場の布勢陸上競技場をはじめ、野球場、球技場、多目的広場、テニスコート、弓道場、県民体育館が揃っています。加えて日本庭園やトリムの森、桜の名所として知られる千本桜、階段トレーニングができる展望台など、運動と自然散策の両方を楽しめる要素が随所に配置されています。駐車場は第一から第七まで整備されており、いずれも無料です。遊具のあるおもしろ広場を利用する場合は、第1駐車場や第5駐車場、第6駐車場が便利とされています。

ジョギングコースは距離別に3種類、体力に応じて選べる

布勢総合運動公園のジョギングコースは、体力レベルや目的に応じて選べるよう、距離の異なる3つのコースが用意されています。表にすると次のとおりです。

コース距離対象特徴
Aコース2.0km初心者向けウォーキングから軽いジョギングまで無理なく体を動かせる短距離コース
Bコース3.0km中距離を求める人向けAコースに物足りなさを感じた人のステップアップに適する
Cコース5.0km中級者向け日本庭園やトリムの森、千本桜、展望台を巡る変化に富んだルート

3つのコースは距離だけでなく、坂道や階段、緩やかな傾斜、芝生の上を走る区間など、路面のバリエーションにも富んでいます。そのため、自分の体力や当日のコンディションに応じてコースを選んだり、組み合わせたりすることも可能です。朝や夕方の時間帯には、通勤前や仕事帰りにジョギングやウォーキングを楽しむ地元住民の姿が多く見られ、鳥取市民にとって日常の運動場所として定着しています。

5kmのCコースは千本桜と展望台を巡る変化に富んだルート

数あるコースの中でも5kmのCコースが特に人気を集める理由は、その景観の豊かさにあります。まず挙げられるのが千本桜と呼ばれる桜の名所です。園内には広い芝生の広場とベンチが整備されており、桜のシーズンには多くの花見客で賑わいます。ジョギングコースがこのエリアを通るため、春先に走れば満開の桜並木を眺めながら走るという体験ができます。

もう一つの見どころが展望台です。単なる景観スポットにとどまらず、階段そのものをトレーニングに活用できる設計になっています。階段の上り下りは太もも裏やふくらはぎ、体幹を鍛える効果的なトレーニングとして知られており、ジョギングだけでは鍛えにくい筋肉群を補強するのに適しています。5kmを走り切った後、あるいはコースの一部として展望台の階段を組み込むことで、有酸素運動と筋力トレーニングを一度に行えます。

コース上には日本庭園やトリムの森と呼ばれる緑豊かなエリアもあり、四季を通じて木々の表情が変化します。春は新緑と桜、夏は深い緑陰、秋は紅葉、冬は澄んだ空気の中での運動と、季節ごとに異なる魅力を味わえます。同じコースを繰り返し走っても飽きが来にくいという声も多いようです。

アクセスは車で市街地から約10分、バスなら布勢バス停が最寄り

車で訪れる場合は、県道264号線、通称鳥取空港布勢線を南に進み、約3km先の突き当りを左折すると公園に到着します。公共交通機関を利用する場合は、鳥取駅バスターミナルから路線バスでアクセスできます。表にまとめると次のとおりです。

手段ルートと所要時間
県道264号線を南進し、約3km先の突き当りを左折。鳥取市街地から約10分
バス鳥取駅バスターミナル6番乗り場から吉岡線「吉岡」行き、または5番乗り場から湖山鳥大線「鳥大附属校」行きに乗車し「布勢」バス停で下車。所要約15分、運賃270円程度

駐車場は第一から第七まで整備されており、すべて無料で利用できるため、車で訪れるランナーや家族連れにとって負担になりにくい点も支持されている理由の一つです。車を持たない人や、鳥取駅周辺に宿泊している旅行者でも比較的アクセスしやすい交通手段が確保されています。

家族連れに人気の理由は無料の大型遊具とカフェ

布勢総合運動公園はジョギングやランニングを目的とする人だけでなく、家族連れの休日のお出かけ先としても高い人気を誇っています。その理由の一つが、無料で楽しめる本格的な大型遊具です。おもしろ広場と呼ばれるエリアには年齢別に設計された遊具が揃っており、草滑りや飛び石遊びなど、他の公園ではあまり見かけない遊びも用意されています。これらの遊具はすべて無料で利用できるため、子育て世帯にとって経済的な負担が少なく、気軽に何度でも訪れられる点が支持されています。

園内のいたるところに広い芝生が広がっており、お弁当を持参してのピクニックにも適しています。ジョギングやウォーキングをした後、家族で芝生に座ってひと休みするという過ごし方をする人も多いようです。運動をする大人と遊具で遊ぶ子どもが同じ公園内でそれぞれの時間を過ごせる点は、単なるスポーツ施設にとどまらない公園としての価値を高めています。

さらに、園内にはTree’s Coffee Companyというカフェも併設されており、モーニングやランチ、焼きたてのパン、デザートなどを楽しめます。ジョギングの後に軽食や休憩を取れる場所が園内にあることは、長時間滞在する家族連れやランナーにとって嬉しいポイントです。

布勢陸上競技場は山縣亮太選手が9秒95の日本新記録を樹立した舞台

布勢総合運動公園の中核施設である陸上競技場は、地域の運動場にとどまらず、日本の陸上競技界において重要な役割を果たしてきた歴史ある競技場でもあります。1985年の第40回国民体育大会のメインスタジアムとして整備されて以降、1986年からは布勢リレーカーニバルという大会が毎年開催されるようになりました。2009年、第24回布勢リレーカーニバルにおいてスプリント挑戦記録会 in Tottoriが併催される形で、現在の布勢スプリントがスタートしました。

布勢スプリントは、日本グランプリシリーズの対象大会として位置づけられ、スプリント種目を中心に構成される国内トップクラスの陸上競技大会です。近年ではワールドアスレティックスのコンチネンタルツアーのブロンズ大会としても開催されており、国内外のトップアスリートが集結する舞台となっています。特筆すべきは2021年の大会で、男子100m決勝において山縣亮太選手が9秒95という日本新記録を樹立したことです。この記録は日本の男子短距離界にとって歴史的な瞬間であり、布勢陸上競技場はスプリントの聖地とも呼ばれるようになりました。

日常的にはジョギングや散歩を楽しむ市民の憩いの場でありながら、年に一度は日本トップクラスのアスリートたちが記録を競い合う舞台にもなるという二面性は、布勢総合運動公園ならではの特徴といえます。自分が普段走っているコースの先に、日本記録が生まれた競技場があるという事実は、地元でジョギングを楽しむ人々にとって特別なモチベーションになるかもしれません。

ヤマタスポーツパークという愛称は2021年のネーミングライツに由来

現在多くの人が使っているヤマタスポーツパークという愛称は、2021年4月1日から導入されたネーミングライツ、つまり施設命名権によるものです。鳥取市に本社を置く地元企業、ヤマタホールディングス株式会社が命名権を取得し、県立布勢総合運動公園陸上競技場はヤマタスポーツパーク陸上競技場、野球場はヤマタスポーツパーク野球場という愛称がそれぞれ付けられました。同社代表取締役の山田雄作氏は、新型コロナウイルスの蔓延によって行動制限が続き、世の中が混沌とする中で、地元企業がスポーツパークを支えていく必要があると考えたことが命名権応札の理由だったと説明しています。

地域に根ざした企業が公共のスポーツ施設を支える形でネーミングライツを取得したという経緯は、単なる施設名の変更以上の意味を持ちます。日々ジョギングやウォーキングでこの公園を利用する市民にとって、地元企業が施設を支えているという事実は、公園への愛着をより一層深めるきっかけにもなっているでしょう。その後も愛称権の更新調印式が行われており、ヤマタスポーツパークという名称は今後も継続して使われていく見込みです。

テニスコート16面や弓道場など運動施設は多彩

布勢総合運動公園は陸上競技場や野球場、ジョギングコースだけでなく、テニスコートや弓道場といった多彩なスポーツ施設を備えていることも特徴の一つです。テニスコートは全16面が整備されており、そのうち全天候型が12面、照明設備付きが8面という充実した内容になっています。球技場も照明設備付きで1面整備されており、夜間の利用にも対応しています。

これらの施設は市民の日常的なスポーツ活動だけでなく、各種大会や合宿の会場としても活用されており、ジョギングコースを走るランナーの視界には、テニスをする人々や球技を楽しむグループの姿が自然と入ってきます。一つの公園の中に多様なスポーツシーンが同居していることは、布勢総合運動公園が単なるジョギングスポットにとどまらず、地域スポーツの拠点として機能していることを表しています。

2025年の国民スポーツ大会で総合開会式会場になった布勢公園

布勢総合運動公園、ヤマタスポーツパークは、2025年に鳥取県で開催された第87回国民スポーツ大会・第32回全国障害者スポーツ大会において、総合開会式会場として使用されました。1985年のわかとり国体から40年の時を経て、鳥取県における全国規模のスポーツの祭典の中心舞台となったことになります。

わかとり国体の際には、鳥取県の財政規模が小さかったこともあり、近年の大会で使用した備品を再利用したり、一般家庭を選手や大会関係者の民宿として活用したりするなど、質素ながらも工夫を凝らした大会運営が行われたという記録が残っています。それから40年、施設は改修と愛称の刷新を経て、全国からアスリートや観客が集う舞台へと役割を担いました。日常的にこの公園でジョギングをしている人にとって、自分が走っているコースの脇でこうした全国大会の準備が進められていく様子を目にできたことも、当時ならではの体験だったといえるでしょう。

鳥取マラソンのフィニッシュ地点は布勢陸上競技場のトラック

布勢総合運動公園、ヤマタスポーツパーク陸上競技場は、毎年開催される市民参加型の大会、鳥取マラソンのフィニッシュ地点としても使われています。鳥取マラソンは鳥取砂丘オアシス広場をスタート地点とし、鳥取城跡や仁風閣、万葉の里といった史跡名勝、そして美しい田園風景を巡るワンウェイコースで、ヤマタスポーツパーク陸上競技場がフィニッシュ地点として設定されています。

普段この公園の周回コースをジョギングしている人にとって、鳥取マラソンの完走者たちが自分たちのホームコースの先にあるトラックへゴールしてくる光景は、また格別なものがあるでしょう。大会当日は第1関門が5.0km地点、第2関門が8.7km地点、第3関門が13.4km地点に設けられ、多くのランナーが鳥取の街並みと自然を楽しみながら走り抜けていきます。日頃のジョギングの延長として、こうした大会へのエントリーを目標に設定するのも、モチベーション維持の一つの方法です。5kmコースで足慣らしをし、体力に自信がついてきたら、鳥取マラソンのような本格的な大会に挑戦してみるというステップアップの仕方もおすすめできます。

久松公園や湖山池と比べて布勢総合運動公園が選ばれる理由

鳥取市内には布勢総合運動公園以外にもジョギングや散歩に適したスポットがいくつか存在します。代表的なのが久松公園、鳥取城跡と湖山池です。

久松公園は、日本百名城に数えられる鳥取城跡を整備した自然公園で、鳥取市街地を見下ろす久松山エリアに位置しています。春には桜の名所としても知られ、城跡ならではの歴史的な雰囲気を感じながら散歩やジョギングを楽しめるのが特徴です。ただし、城跡特有の高低差があるため、平坦なコースでじっくり距離を稼ぎたいランナーよりは、景観や歴史を楽しみながら軽く体を動かしたい人向けといえます。

湖山池は日本一の広さを誇る池として知られ、周辺には遊歩道が整備されています。春には約500本、30種類の桜と菜の花の黄色いコントラストが美しい絶景スポットとして人気が高く、青島頂上の展望広場からは湖山池とその先に広がる日本海を一望できます。水辺の開放的な景色を楽しみながら走りたい人には湖山池周辺のコースが向いています。

これらと比較すると、布勢総合運動公園の強みは距離別に整備された明確なコース設計と、無料の駐車場や遊具、カフェなど周辺環境の充実度にあります。久松公園や湖山池が景観重視の散策路であるのに対し、布勢総合運動公園は2km、3km、5kmという目的別のコースが公式に案内されており、トレーニングとしてのジョギングを計画的に行いたい人に特に適しています。鳥取市内でジョギングコースを探している人は、まず布勢総合運動公園の5kmコースを軸にしつつ、気分転換に久松公園や湖山池周辺を訪れるという組み合わせもおすすめできます。

千本桜が見頃を迎えるのは3月下旬から4月上旬

布勢総合運動公園のジョギングコースは、一年を通じて異なる表情を見せてくれる点も魅力の一つです。

春は最大の見どころである千本桜が満開を迎える季節です。この千本桜は正式には因幡千本桜 桜の園と呼ばれ、1986年に鳥取商工会議所青年部が鳥取の新たな観光資源づくりを目指して整備したものです。園内にはソメイヨシノが約1,000本植えられており、例年の見頃は3月下旬から4月上旬とされています。見頃を迎える時期には多くの花見客が訪れ、公園入口から続く道路沿いの桜並木と合わせて、鳥取市民の憩いの場としても親しまれています。

桜並木の下を走ることができる5kmコースは、他の季節にはない特別な体験を提供してくれます。花見客で賑わう芝生広場を横目にしながら、桜のトンネルの中を走る爽快感は、多くのランナーが評価するポイントです。花見のシーズンにジョギングを計画するなら、3月下旬から4月上旬というタイミングを逃さないようにしたいところです。

夏は日本庭園やトリムの森の木陰が涼やかな休息スポットとなります。気温が高くなる時間帯を避け、早朝や夕方に走ることで、緑陰の中を心地よく走れます。秋は紅葉が公園全体を彩り、散歩コースに植えられた木々が季節ごとの表情を見せてくれます。気候的にもジョギングに最も適した季節であり、遠方から訪れるランナーも増える時期です。冬は澄んだ空気の中でのトレーニングに向いています。積雪や路面凍結には注意が必要ですが、混雑が少なく、静かな環境でじっくり走り込みたい人には好都合な季節ともいえます。四季折々の変化を楽しめることは、同じコースを繰り返し利用する地元ランナーにとって飽きの来ない大きな理由になっています。

5kmを気持ちよく走り切るにはペース配分と継続が鍵

布勢総合運動公園の5kmコースを気持ちよく走り切るためには、ジョギング自体の基本を押さえておくことも大切です。ジョギングは運動強度が低いとはいえ、継続すれば十分な運動効果が期待できる有酸素運動です。

まず重要なのがウォーミングアップです。いきなり走り出すのではなく、軽いストレッチや早歩きなどで体を温めてから走り始めることで、膝や足首の靭帯や腱を痛めたり、筋肉痛を引き起こしたりするリスクを減らせます。布勢総合運動公園はコース起点付近に芝生広場もあるため、ストレッチを行うスペースには困りません。

次にペース配分についてです。ジョギングの速度の目安は会話をしながら走れるくらいの速さ、つまり早歩きと同程度、1kmあたり7分から8分程度のペースが良いとされています。5kmという距離を初めて走る人は、序盤に飛ばしすぎず、千本桜エリアや日本庭園でのんびりと景色を楽しみながら走るくらいの気持ちで臨むと、最後まで気持ちよく走り切りやすくなります。

正しいフォームを意識することも、スピードや走行距離の向上、そして疲労軽減による継続のしやすさにつながります。展望台の階段区間では特に前傾姿勢や着地の仕方に注意し、膝への負担を抑えることが望ましいでしょう。そして何より大切なのが継続です。短期的な成果を求めて無理をするのではなく、少しずつ距離やペースを伸ばしていくことが、ジョギングの効果を長期的に得るための近道になります。布勢総合運動公園には2km、3km、5kmという段階的なコースが用意されているため、体力の向上に合わせてコースを伸ばしていくという使い方は、この公園ならではの続けやすい仕組みといえます。

とっとりFAN!FUN!FES!など地域イベントの会場にもなる布勢公園

布勢総合運動公園はスポーツ大会だけでなく、地域住民が参加する大規模なイベントの会場としても活用されています。例えばとっとりFAN!FUN!FES!は、鳥取県東部中小企業青年中央会が主催する家族向けの大型イベントで、超巨大エア遊具、恒例の仕事体験コーナー、働く車の乗車体験、県内外のグルメ屋台、フリーマーケット、音楽やダンスのステージ、各種スポーツ体験など、2日間で最大200ブースが出展される規模のイベントとなっています。開催時間は10時から20時まで、エア遊具のみ9時からで、園内は入場無料、駐車場も無料という気軽さが特徴です。

こうしたイベントが開催される時期にジョギングを予定している場合は、普段より人出が多くなることが予想されるため、コース上での人との接触に注意しながら走る必要があるでしょう。一方で、イベントの賑わいと運動公園としての静かな一面を同時に味わえるのも、多目的な布勢総合運動公園ならではの魅力です。ジョギングの合間にイベントブースを覗いてみたり、家族と一緒に訪れて運動とお祭り気分の両方を楽しんだりする、という過ごし方もできます。

初めて走るならAコースから、駐車場と持ち物を事前に確認したい

これから布勢総合運動公園のジョギングコースを初めて利用しようと考えている人に向けて、いくつかのポイントを整理しておきます。

まず、コース選びについては、普段運動をあまりしていない人はAコース、2.0kmから始めることをおすすめします。園内は起伏や階段を含むコースもあるため、いきなり5kmのCコースに挑戦すると、想定以上に体力を消耗する可能性があります。慣れてきたらBコース、3.0km、そして本命のCコース、5.0kmへとステップアップしていくのが無理のない進め方です。

服装や持ち物については、季節に応じたランニングウェアに加え、園内は日本庭園やトリムの森など日陰が少ない区間もあるため、夏場は帽子や日焼け対策、飲料水の携行が望ましいでしょう。展望台での階段トレーニングを組み込む場合は、膝や足首への負担を考慮し、無理のないペース配分を心がけたいところです。

駐車場は無料で第七まで整備されているため、混雑時でも駐車スペースに困ることは少ないと考えられますが、大型遊具のあるおもしろ広場周辺は家族連れで賑わう時間帯もあるため、目的地に応じて利用する駐車場を選ぶとスムーズです。ジョギング目的であれば、陸上競技場やコース起点に近い駐車場を事前に確認しておくとよいでしょう。ジョギング後の過ごし方としては、園内のカフェTree’s Coffee Companyでモーニングやランチ、焼きたてパンを楽しむのも一案です。

また、訪れる時期によっては芝生の養生期間に注意が必要です。園内では例年9月上旬から10月下旬にかけて、冬芝の種をまいて発芽させるオーバーシードと呼ばれる芝生の管理作業が行われます。この期間中は補助競技場をはじめとする一部の芝生施設が利用できなくなる場合があります。ジョギングコース自体への影響は限定的ですが、芝生広場でのピクニックや遊具周辺での利用を予定している場合は、事前に公式サイトなどで利用状況を確認しておくと安心です。

段階的に挑戦できるコース設計が布勢総合運動公園の強み

布勢総合運動公園、愛称ヤマタスポーツパークは、鳥取県鳥取市が誇る県内屈指の総合運動公園であり、その中でも2km、3km、5kmという3段階のジョギングコースは、初心者から中級者まで幅広い層のランナーに対応する設計になっています。特に5kmのCコースは、千本桜や日本庭園、トリムの森、階段トレーニングができる展望台など、変化に富んだ景観を楽しみながら走れることから、県内外から多くのランナーが訪れる人気コースとなっています。

1985年の国民体育大会を機に整備された歴史ある陸上競技場では、現在も布勢スプリントという国内トップクラスの大会が毎年開催され、2021年には山縣亮太選手による日本新記録が生まれるなど、地域の運動公園でありながら日本の陸上競技史に名を刻む舞台にもなっています。無料の駐車場、大型遊具、広い芝生広場、そして園内カフェといった周辺環境の充実も相まって、布勢総合運動公園は単なるジョギングスポットにとどまらず、家族での休日の過ごし方や、地域住民の日常的な運動習慣を支える場として、多方面から支持されています。

さらに、鳥取マラソンのフィニッシュ地点として、またとっとりFAN!FUN!FES!のような地域イベントの会場として、年間を通じて多くの人が集う場所でもあります。ネーミングライツによってヤマタスポーツパークという愛称が定着した今も、地元企業と行政、そして市民が三位一体となってこの公園を支え続けている様子がうかがえます。鳥取でジョギングコースを探しているなら、まず一度、この5kmコースを走ってみることをおすすめします。段階的にレベルアップできるコース設計、千本桜や日本庭園、展望台といった変化に富んだ景観、そして無料で使える駐車場や遊具、カフェまで揃った環境は、ランナーだけでなく家族連れや地域全体にとってもかけがえのない財産です。季節ごとに異なる表情を見せてくれるこの公園は、何度訪れても新しい発見がある場所です。

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