【2025年最新】北海道ジョギングコース完全ガイド!札幌から函館まで厳選スポット

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北海道は日本屈指のランニング天国として知られており、その涼しい気候、広大な自然、澄んだ空気、そして豊かなローカルフードが多くのランナーを魅力しています。本州が猛暑に見舞われる夏でも快適に走ることができ、湖畔や高原、街並みなど自然と景観のバリエーションに富んだコースが豊富に存在します。札幌、函館、小樽、旭川、帯広、釧路など各都市には特色あるジョギングコースが整備されており、初心者から上級者まで楽しめる環境が整っています。また、レース前後に温泉やグルメ、観光を楽しむ「旅ラン」スタイルも人気で、日々の忙しさを忘れて大自然の中を走る贅沢な体験ができるのが北海道ジョギングの大きな魅力です。

目次

北海道でジョギング初心者におすすめのコースはどこですか?

北海道でジョギングを始めたい初心者の方には、札幌市内の平坦で走りやすいコースから始めることをおすすめします。

最も初心者向けなのは大通公園コースです。札幌テレビ塔から札幌市資料館まで約1.5kmの一直線で、信号がなく途切れることなく走り続けられます。周辺にはコンビニや飲食店が多く、地下鉄駅も複数あるためアクセスが抜群です。距離調整も容易で、北海道大学方面や中島公園方面への延長も可能です。

中島公園も初心者には最適で、札幌市街地に近く観光のついでに走るのに適しています。約2~3kmの周回コースがあり、池や歴史的建造物を眺めながら走れます。ただし観光客や散歩する人も多いため、本格的なスピード練習には不向きですが、ゆっくりとしたペースで走るには理想的な環境です。

豊平川河川敷コースは少し距離を伸ばしたい初心者におすすめです。アスファルト舗装でフラット、信号もほとんどないため自分のペースで走り続けられます。空気も川もきれいで、視界が開けているため爽快感があります。折り返し地点を調整することで距離を自由に設定でき、札幌市街中心部からのアクセスも良好です。

冬期にジョギングを始めたい方には、全天候型ドーム「つどーむ」のような屋内施設もあります。積雪や路面凍結の心配がなく、一年を通じて安全にランニングを楽しめます。

初心者の方は、まず週2~3回、20~30分程度から始めて、徐々に距離や時間を伸ばしていくことが重要です。北海道の美しい自然を眺めながら、無理のないペースでランニングライフをスタートさせましょう。

札幌市内で最も人気のあるジョギングコースとその特徴は?

札幌市内で最も人気が高いのは豊平川河川敷コースです。このコースは地元ランナーの定番として非常に愛されており、その人気の理由は多岐にわたります。

豊平川河川敷コースの最大の魅力は、札幌市街中心部から近いにもかかわらず、多くの自然を感じられることです。空気も川も澄んでおり、視界が抜けて空が大きく見えるため、都市部でありながら開放感抜群のランニングが楽しめます。道はアスファルト舗装でフラット、信号もほとんどないため、自分のペースで走り続けることができます。

距離設定の自由度も高く、札幌市街中心部からスタートして豊平川を南へ走り、折り返し次第で約15kmまでの距離調整が可能です。このコースは北海道マラソンや東京オリンピックのマラソン競技のコースの一部にもなっており、大会気分を味わいながら練習できる点も人気の理由です。

さらに、中島公園や真駒内公園まで繋がっているため、長距離ランニングにも最適です。GPXファイルも公開されており、GARMINなどのGPSランニングウォッチでナビとして利用することも可能で、現代のランナーのニーズにも対応しています。

次に人気なのは真駒内公園です。札幌オリンピック時の会場にもなった歴史あるエリアで、公園内は自然豊かで基本的な周回コースは約3kmのアップダウンがあります。コースには距離表示があり、自動販売機、トイレ、駐車場などの設備が充実している点が評価されています。

モエレ沼公園も非常に人気が高く、彫刻家イサム・ノグチが手がけたアートと自然が融合した美しい景観の中を走れます。舗装された道は手入れが行き届いており、公園内を1周約3km、外周は3.7kmの周回コースが整備されています。ガラスのピラミッドやモエレ山などの見どころもあり、アートを楽しみながらのランニングが可能です。

これらのコースは四季折々の美しさがあり、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、年間を通じて異なる表情を楽しめる点も札幌のジョギングコースの大きな魅力となっています。

北海道の季節別ジョギングの注意点と対策方法は?

北海道でのジョギングは季節によって大きく様相が変わるため、それぞれの季節に応じた適切な対策が必要です。

春(4月〜5月)気温変化が大きいことが最大の注意点です。朝晩は冷え込むものの、日中は暖かくなるため、薄手のウィンドブレーカーやアームウォーマーなど、着脱可能な防寒具を活用した重ね着で体温調節することが重要です。また、融雪による路面の濡れや残雪に注意し、滑りにくいシューズを選ぶことをおすすめします。

夏(6月〜8月)は気温と湿度の上昇が課題となります。日中の気温が30度を超えることもあるため、熱中症のリスクを避けるために早朝か夕方以降のジョギングがおすすめです。こまめな水分補給は必須で、特に長時間のジョギングでは水やスポーツドリンクの携帯が重要です。また、虫除け対策も必須となります。釧路では「霧の街」として知られ、早朝の濃霧の中を走る神秘的な体験もできます。

秋(9月〜11月)ランニングに最適な気候で、気温が徐々に下がり湿度も低下するため、長時間のランニングも快適に行えます。美しい紅葉を楽しみながら走れるのも魅力ですが、日没時間が早まるため、反射材の着用や明るい色の服装を心がける必要があります。雨具の準備も忘れずに行いましょう。

冬(12月〜3月)は最も注意が必要な季節です。防寒対策が最重要で、保温性の高いウェア、手袋、ネックウォーマー、耳当ては必需品です。雪上を安全に走るためには、積雪地用のランニングシューズ(滑り止め、防水加工つき)や滑り止めスパイクの装着が推奨されます。

路面状況にも細心の注意が必要で、圧雪や新雪は比較的走りやすいですが、凍結路面は非常に危険です。消雪パイプのある道は濡れて凍傷になる可能性があるため避けるべきです。走り方も調整が必要で、スピードは上げずにスライドを狭めて走ると転倒リスクを減らせます。

冬期は屋内練習場の利用や、クロスカントリースキー、水泳などを取り入れることで、シーズンで走り続けた疲労をリセットし、身体の歪みを整えることができます。札幌には全天候型ドーム「つどーむ」のように冬でもランニングコースが利用できる施設もあります。

全季節を通じて重要なのは、体調管理の徹底無理のないペースでの走行です。疲れを感じたら休憩を取り、適切な水分補給と栄養摂取を心がけることで、北海道の四季を通じて安全で快適なランニングライフを満喫できます。

函館・小樽・旭川など札幌以外の主要都市でおすすめのジョギングコースは?

札幌以外の北海道主要都市にも、それぞれ特色ある魅力的なジョギングコースが数多く存在します。

函館市では五稜郭公園周回コースが最も人気です。戊辰戦争最後の戦いの舞台となった歴史的な場所で、星型城郭の周りを走る1周約1.8kmのコースがあります。春は桜の名所としても知られ、桜満開の中を走る体験は格別です。函館山ランニングコースも魅力的で、標高334mの函館山への片道約4.5kmのコースは、勾配がそれほどきつくなく、木々に囲まれて夏でも涼しく走れます。山頂からは「100万ドルの夜景」と称される美しい夜景を楽しめます。

ともえ大橋周辺コースは函館湾沿いの絶景ポイントで、全長1,924mの橋には広めの歩行者用通路があり、函館マラソンのコースにも組み込まれています。函館の西部地区満喫コースでは、赤レンガ倉庫群、八幡坂、立待岬など観光スポットを巡りながら5~15kmの「旅ラン」が楽しめます。

小樽市の代表的なコースは小樽運河沿いコースです。明治・大正時代の建築物や石造りの倉庫が立ち並ぶ約1kmの運河沿いには石畳の歩道が整備されており、港町ならではの美しい景観を楽しめます。旧手宮線跡地コースでは、北海道初の鉄道跡地のノスタルジックな雰囲気の中を走ることができ、途中には日本銀行旧小樽支店などの観光スポットもあります。

旭川市では神楽岡公園が特におすすめです。北海道で唯一「すこやかロード」として認定されており、約500本のエゾヤマザクラが咲く自然豊かな環境で、1.2km~4.8kmの3つのコースが用意されています。忠和公園は「緑豊かな環境のなかで誰もが日常的に健康運動が楽しめる公園」として設計され、748m、1217m、1429mの3つのジョギング周回コースがすべてゴムチップ舗装されています。

帯広市十勝川河川敷コースは雄大な北海道らしい景色が魅力で、十勝大橋をスタート地点として地平線と遠くの山々まで見える広大な景色の中を走れます。1周約10kmで信号がないためノンストップで走ることができ、給水ポイントも3ヶ所設置されています。

釧路市では釧路川リバーサイドコースが人気で、幣舞橋を中心とした両岸の遊歩道は完全にフラットで信号が一つもないため、快適に走れます。特に世界三大夕日に数えられる釧路の夕日を眺めながらのジョギングは格別です。春採湖周回コースは1周約4.7kmで、約400種類の植物や天然記念物のヒブナなど豊かな自然を観察しながら走れます。

各都市とも温泉やグルメ、観光スポットが充実しており、ランニング後の楽しみも豊富です。それぞれの都市の特色を活かした「旅ラン」スタイルで、北海道の多様な魅力を満喫できるのが大きな特徴です。

北海道でマラソン大会に参加するメリットと「旅ラン」の魅力とは?

北海道でのマラソン大会参加は、単なるランニングイベントを超えた特別な体験を提供してくれます。

最大のメリットは涼しい気候での快適な走りです。本州が猛暑に見舞われる夏でも、北海道なら快適にフルマラソンを完走できます。2025年も「北海道マラソン(8/31)」をはじめ、「函館マラソン(6/29)」、「千歳JAL国際マラソン(6/1)」、「丘のまちびえいヘルシーマラソン(6/8)」など、多彩な大会が開催予定で、それぞれ異なる魅力を持っています。

景観の素晴らしさも北海道マラソンの大きな特徴です。湖畔、高原、街並みなど自然と景観のバリエーションに富んだコースが多く、美瑛のラベンダー畑を走る「丘のまちびえいヘルシーマラソン」や、海と坂とレトロな街並みが特徴の「函館マラソン」など、その土地ならではの絶景を楽しみながら走れます。

「旅ラン」スタイルが北海道マラソンの真骨頂です。これは単にマラソン大会に参加するだけでなく、レース前後に温泉やグルメ、観光を楽しむ総合的な旅行スタイルを指します。函館なら道南グルメ、帯広なら十勝の新鮮な食材、釧路なら海の幸といった具合に、各地域の特色あるローカルフードを堪能できます。

アットホームな雰囲気も北海道の大会の特徴です。地元住民の温かい応援や手作り感のあるエイドステーション、地域密着型のイベントなど、大都市の大規模大会とは異なる人情味あふれる体験ができます。利尻島一周(53.67km)やサロマ湖100kmウルトラマラソンなど、北海道ならではのスケールの大きな挑戦的な大会もあります。

継続効果も見逃せません。旅先でのランニングは知らない土地の空気や景色を感じ、ランニングの本来の楽しさを思い出させてくれます。北海道の大自然の中で時間を気にせずに走る贅沢な体験は、日々の忙しさを忘れさせ、地元に戻ってからも新鮮な気持ちでランニングを続けるモチベーションを与えてくれます。

設備面での充実も魅力の一つです。札幌市内にはランニングステーションが充実しており、シャワーやロッカーを利用できるため、観光や仕事の合間にも気軽にランニングを楽しめます。また、スポーツ用品専門店では足型測定やランニングフォーム分析など専門的なサービスも受けられます。

北海道でのマラソン大会参加は、ランニングパフォーマンスの向上だけでなく、北海道の豊かな自然と文化を全身で体感する貴重な機会となります。四季折々の美しい景色、地元の温かいおもてなし、そして走り終えた後の温泉とグルメという最高のご褒美が待っている「旅ラン」スタイルは、ランナーにとって忘れられない特別な体験となるでしょう。

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