初心者から上級者まで!山梨 ジョギングコースの完全ガイド

当ページのリンクには広告が含まれています。

山梨県は富士山や八ヶ岳、南アルプスといった名峰に囲まれた自然豊かな地域です。四季折々の美しい景色を眺めながらジョギングができるスポットが多数あり、地元の方はもちろん、県外からのランナーにも人気があります。標高差のある地形を活かしたトレーニングコースから、初心者でも安心して走れる整備された湖畔コースまで、様々なニーズに対応したジョギングコースが揃っています。

また、ジョギングの後には温泉や美味しいグルメを楽しめるのも山梨県の魅力。今回は、山梨県で走るなら外せない厳選ジョギングコースをご紹介します。自然を感じながら爽快に走れるコースばかりなので、ぜひ参考にしてください!

目次

富士山を眺めながら走れる!山梨県の絶景ジョギングコースはどこ?

山梨県で最も魅力的なジョギングスポットといえば、やはり富士山を眺めながら走れるコースでしょう。中でも富士五湖周辺のコースは絶景ポイントが満載です。

河口湖周回コース(約18km)は、富士五湖の中でも最も人気のあるコースの一つです。河口湖の湖畔沿いを一周する道は比較的平坦で、整備された歩道も多いため安全に走ることができます。特に北岸からは富士山を正面に見ることができ、絶景を楽しみながらのジョギングが可能です。河口湖大橋付近からの眺めは特に素晴らしく、多くのランナーが写真撮影のために立ち止まるほど。

また、山中湖一周コース(約13.4km)も人気があります。富士五湖の中で最も標高が高く、最も大きな湖である山中湖。その湖畔からは富士山を裾野まで見渡すことができます。特に「パノラマ台」付近からの眺めは圧巻で、富士山と山中湖のコントラストが美しい写真スポットとなっています。コースは一部数キロの東側を除いて、サイクリング&ジョギングコースとして整備されているため走りやすいのも魅力です。

少し距離は短いですが、本栖湖一周コース(約11.7km)もおすすめです。本栖湖は富士五湖の中で最も透明度が高く、千円札の裏面に描かれた景色を見ることができる場所としても有名です。湖畔沿いを走れるので、様々な角度から富士山と湖の美しい景色を楽しむことができます。特に風の少ない早朝は、湖面に映る「逆さ富士」を見ることができるチャンスです。

西湖周回コース(約10km)も見逃せません。観光施設が少なく自然が豊かな西湖では、より静かな環境でジョギングを楽しめます。南西に位置するスタート地点から1kmごとに表示があり、さらに2周、3周に対応した20km、30kmの表示もあるので、距離を意識したトレーニングにも適しています。

富士山の絶景を楽しみながら走るなら、早朝がおすすめです。霧や雲が少なく、空気が澄んでいて富士山がくっきりと見える時間帯です。また、観光客も少ないため、より快適にジョギングを楽しむことができるでしょう。

初心者でも安心!山梨県の走りやすいジョギングコースは?

ジョギング初心者の方や、アップダウンの少ない平坦なコースを探している方には、いくつかおすすめのスポットがあります。

小瀬スポーツ公園ジョギングコース(甲府市)は初心者に最適です。陸上競技場や野球場、武道館など各種スポーツ施設が揃った総合運動公園内には、色別にマーキングされた1.5km、2km、2.5kmなど4種類のジョギングコースがあります。園内はほぼフラットで、距離表示も明確なため、自分のペースで無理なく走ることができます。また、スタート地点のジョギングハウスには、軽い負荷のトレーニング機器やストレッチマットなども用意されているので、ジョギングの前後のケアも充実しています。

荒川沿い河川敷コース(甲府市、約13.3km)も初心者に人気です。甲府市の荒川沿いの河川敷を南北に往復するシンプルなコースで、地元の学生やランナーに広く利用されています。平坦で走りやすく、ロングランやペース走に最適です。周囲の景観も素晴らしく、北側を走行している時は南アルプスが、南側を走行している時は富士山が奥に見えることもあります。山梨県らしい景観の良い河川敷コースとして地元民に愛されています。

石和温泉の観光スポット、笛吹川河川敷コース(笛吹市、約16km)も初心者向けです。石和温泉駅から笛吹川河川敷のサイクリングロードを走るこのコースは、全般的にほぼ平坦で信号もないため、ノンストップで走ることができます。周辺には800年の歴史を持つ徒歩鵜(かちう)という珍しい鵜飼いが行われる場所もあり、観光を兼ねたジョギングも楽しめます。

もう少し距離を短くしたい初心者には、恩賜林庭園コース(富士吉田市、約2km)がおすすめです。明治時代の皇室所有の御料林が下賜されてできた公園内の遊歩道は、整備された西欧式庭園とウッドチップの遊歩道をつなぐ周回コースになっています。アカマツやクロマツなどの常緑針葉樹、イロハモミジなどの落葉広葉樹など、種類豊富な木々に囲まれ、季節によって景色が変わるのも魅力です。木々の香りと野鳥の声に癒されながら、気持ちよく走ることができます。

初心者の方がジョギングを始める際には、無理のないペースで走ることが大切です。特に暑い季節や標高の高い場所では、水分補給を十分に行い、体調に合わせて休憩を取りながら走りましょう。また、安全のために明るい時間帯にジョギングすることをおすすめします。

季節ごとに楽しめる!山梨県の四季折々のジョギングスポットとは?

山梨県は四季折々の美しい景色を楽しめる場所が多く、季節ごとに違った魅力を持つジョギングスポットがあります。

のおすすめは、桜並木を走る武田神社往復コース(甲府市、約4km)です。甲府駅をスタート・ゴールにし、戦国時代の名将、武田信玄を祀る武田神社を折り返す、シンプルな往復コース。神社へと続く武田通りは両側に桜並木が続き、春には美しいピンク色のトンネルとなります。神社自体も桜の名所として親しまれており、春のジョギングには絶好のスポットです。

には、八ヶ岳山麓のジョギングコースがおすすめです。標高が高いため比較的涼しく、夏でも快適にジョギングを楽しめます。特に清里高原ライン(北杜市、約22km)は、小淵沢駅から清里駅まで八ヶ岳連峰権現岳のすそ野を横切るように走るコースで、緑豊かな景色を楽しめます。また、明野のひまわり畑コース(北杜市)は、夏の時期に一面のひまわり畑が広がる絶景スポットです。黄色のじゅうたんを眺めながらのジョギングは、夏ならではの体験となるでしょう。

の紅葉シーズンには、河口湖のもみじ回廊(富士河口湖町)が特におすすめです。河口湖の北側にあるもみじ回廊は、紅葉のトンネルが異次元で美しいと評判です。一般的に有名なもみじ回廊以外にも、河口湖の北側や南側の車道にも美しい回廊があります。「【動画あり】紅葉季節の河口湖は富士山だけじゃぁなく、もみじのトンネルが複数出現するランニング天国」というコースは約15.6kmで、紅葉と富士山のダブルインパクトが楽しめるジョギングヘブンです。

のジョギングには、富士北麓公園の周回コース(富士吉田市、約1km)がおすすめです。標高1035mに位置する公園内は、晴れた日には間近に見える大きな富士山を仰ぎながら走ることができます。冬は雪景色の中での走りも楽しめますが、積雪や凍結に注意が必要です。また、山中湖畔も冬季は空気が澄んでいて、富士山の眺めが特に美しくなります。ただし、防寒対策はしっかりと行いましょう。

季節ごとのジョギングを楽しむ際には、その季節特有の注意点もあります。夏は熱中症予防のために早朝や夕方の涼しい時間帯を選び、十分な水分補給を心がけましょう。秋から冬にかけては日が短くなるため、暗くなる前に走り終えるよう計画を立てることが大切です。また、冬季は路面の凍結に注意し、滑りにくいシューズを選ぶなどの対策を行いましょう。

トレーニングにおすすめ!山梨県の高低差のあるジョギングコースは?

本格的なトレーニングや、アップダウンのあるコースでの走りを楽しみたいランナーには、山梨県の地形を活かした高低差のあるコースがおすすめです。

Mt.富士ヒルクライムコース(富士吉田市、約25.1km)は、その名の通り富士山の5合目を目指す過酷な上りコースです。スタートは富士北麓公園(標高約1,000m)で、フィニッシュは富士山五合目(標高約2,300m)。約25kmの距離で標高差約1,270mを上る本格的なヒルクライムコースです。平均勾配5.2%、最大勾配7.8%と本格的な坂道が続くため、心肺機能や脚力を鍛えるのに最適です。毎年開催される「Mt.富士ヒルクライム」の公式コースでもあります。

ほったらかし温泉コース(山梨市、約5km)も上りがきついコースで知られています。山梨市駅から標高674mの山腹にある「ほったらかし温泉」に向かう5.8kmの距離で、標高が350m上昇するタフな上り坂コースです。しかし、苦労して上った先には、富士山や大菩薩嶺、甲府盆地を一望できる露天風呂からの絶景が待っています。疲れた体を温泉で癒やせるのも、このコースならではの魅力です。

馬返しで折り返す富士登山競走コース(富士吉田市、約14km)も、トレーニング効果の高いコースです。北口本宮冨士浅間神社をスタートし、富士山の吉田口登山道を馬返しまで行って折り返すコースで、往路は全体平均斜度7.5%の上りが続きます。富士登山競走のコースの一部で、かなりの体力を要するため、トレーニングとして走る場合は無理のないペース配分が大切です。

スリーピークス八ヶ岳トレイル Attack Line(北杜市、約30.4km)は、トレイルランニングの愛好家におすすめのコースです。アップダウンが多く技術的な難所もあるため、ある程度の経験が必要ですが、八ヶ岳の美しい自然の中を走る醍醐味を味わえます。スリーピークス八ヶ岳トレイルの大会でも使用されるコースの一部で、本格的なトレイルランニングの練習にも最適です。

富士山マラソントレーニングコース(富士河口湖町、約42.8km)は、富士山マラソンのコースをトレーニング用に走るルートです。一部本番の日しか走れない道路上のコースはありますが、それ以外はほぼ大会コースと同じです。特にハーフ過ぎの河口湖→西湖、35km過ぎの西湖→河口湖の激坂は、大会当日の攻略には欠かせないポイントです。フルマラソンはもちろん、ウルトラマラソン向けのトレーニングとしても申し分ないコースです。

高低差のあるコースでトレーニングする際には、十分な準備運動を行い、無理のないペースで走ることが大切です。特に下りの際は膝や足首に負担がかかるため、フォームに気をつけましょう。また、山間部では天候が急変することもあるので、天気予報をチェックし、適切な装備を整えてから走ることをおすすめします。

地元民に人気!山梨県の穴場ジョギングコースとは?

観光地として有名なスポット以外にも、地元のランナーに愛される穴場的なジョギングコースが山梨県には数多くあります。

北杜市明野町のコース(約7.8km)は、「走ってヨシ、歩いて良し、景色良し」と評判のコースです。茅ヶ岳のなだらかな裾野に広がる田園と昭和な田舎の集落を通り抜けるルートで、映画やドラマのロケ地があったり趣のある食堂があったりと、のどかな田園風景の中での走りを楽しめます。「あけのお宝マップ」に掲載されている浅尾・上神取コースに沿って走ると、地元の魅力を発見できるでしょう。

同じく北杜市明野町には、茅ヶ岳の裾野を楽しめるコース(約5.2km)もあります。「梅之木遺跡」が展示整備された駐車場をスタートとゴールとする周回コースで、石仏が点在する古道や田園に広がる地元産物の栽培園などが組み込まれた、地域の魅力が詰まったコースです。何よりもコース内のどこを走っていても、遠望に南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳の雄大な山並みが望め、飽きることがありません。

青木ヶ原樹海のコース(富士河口湖町、約8km)は、意外な穴場です。青木ヶ原樹海というとネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は遊歩道が整備されているところもあり、絶好のランニングコースでもあります。特に夏場は「天然クーラー」と呼ばれるほど涼しく、キラキラ光る苔(コケ)と、ヒンヤリとした空気の中を走るのは神秘的な体験となるでしょう。入り口の看板にあるNoの順に一周して約8kmで、一部車道もありますが基本はトレイルコースです。

七ツ石山経由、雲取山ピストン(丹波山村、約22.3km)は、本格的な山岳トレイルを楽しみたい方におすすめの穴場コースです。丹波山村村営駐車場(無料)から始まるこのコースは、七ッ石山と雲取山の山頂への急坂以外は比較的走りやすい山道が多い印象です。雲取山は日本百名山、東京都最高峰、三県境(東京・埼玉・山梨)と三拍子揃った名峰で、トレイルランの愛好家には秘かな人気があります。

櫛形山を目指す眺望コース(南アルプス市、約17km)も地元ランナーに親しまれています。南アルプス市の市役所をスタートし、山容が和櫛の形に似た櫛形山(標高2052m)の方向を目指して走ります。往路はひたすら上りで、9km弱の片道で標高差620mを上ることになるタフなコースですが、眼下に広がる南アルプス市の景色を楽しみながら走れるのが魅力です。

地元の穴場コースを走る際には、地元の方への配慮も大切です。挨拶を交わしたり、狭い道では譲り合ったりと、マナーを守って走りましょう。また、あまり整備されていないコースでは、安全面にも注意が必要です。GPSアプリなどを活用して道に迷わないようにし、十分な水分や非常食を持参することをおすすめします。

これらの山梨県のジョギングコースは、それぞれに異なる魅力を持っています。自分の体力レベルや目的、季節に合わせて選ぶことで、より充実したランニング体験ができるでしょう。走った後は、山梨県の名産品やグルメを楽しんだり、温泉で疲れを癒したりするのもおすすめです。豊かな自然と歴史文化が息づく山梨県で、爽快なジョギング体験を楽しんでください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次