花菜ガーデン薔薇の轍とジョギングで楽しむ平塚の花旅完全ガイド

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花菜ガーデンの「薔薇の轍」は、神奈川県平塚市にある関東有数のバラ園です。野生種から現代バラまで約1,300品種・約2,000株が系統別に植栽され、バラの改良の歴史をたどれる「歴史園」として設計されています。さらに、花菜ガーデンの周辺には日本初のサイクリングロードである金目川サイクリングロードをはじめ、走りやすいジョギングコースが点在しており、花めぐりとランニングを同時に楽しめる平塚ならではのアクティブな1日を過ごせます。本記事では、花菜ガーデン「薔薇の轍」の見どころとエリア構成、春と秋の見ごろ時期、平塚市内のおすすめジョギングコース、そして観光とランニングを組み合わせたモデルプランまで、平塚での花旅を満喫するための情報を網羅的に解説します。

目次

花菜ガーデンとは|平塚にある花と緑と農業の複合施設

花菜ガーデンとは、神奈川県平塚市寺田縄に位置する「神奈川県立花と緑のふれあいセンター」の愛称で、2010年3月にオープンした花と緑と農業をテーマにした複合施設です。約9.2ヘクタールの広大な敷地内には、フラワーゾーン、アグリゾーン、めぐみの研究棟ゾーンの3つの主要エリアが整備されています。

フラワーゾーンには、サクラ、バラ、クレマチス、モミジなど約3,280品種もの花々が植栽され、季節ごとに表情を変える景観が広がります。アグリゾーンでは田植えや稲刈り、トマトやキュウリなど季節の野菜の植え付け・収穫体験ができ、都会では味わえない農業の楽しさを家族で体感できる場となっています。めぐみの研究棟ゾーンには展示室、工作室、調理室、図書室などの屋内施設が集まり、植物や農業に関する体験教室が定期的に開催されています。

園内は高低差がほとんどなく、平坦な小道が整備されているため、車いすやベビーカーでも快適に散策できる設計です。空が広く開けており、青空と花々のコントラストが美しく、歩いているだけで気持ちが明るくなるような開放感のある空間が広がっています。

なお、花菜ガーデンは2025年3月1日で開園15周年を迎え、2010年のオープンから多くの来園者に親しまれてきた歴史ある施設です。地域に根付いた花の名所として、平塚観光の中心的なスポットの1つとなっています。

「薔薇の轍」とは|バラの歴史を旅するように楽しめる歴史園

「薔薇の轍(ばらのわだち)」とは、花菜ガーデン内に整備されたバラ園の名称で、バラと育種家たちが辿ってきた今日までの歩みを「轍(車輪が地面に残した跡)」になぞらえて名付けられました。バラの改良の歴史をたどりながら、時代とともに変化してきた品種を鑑賞できる「歴史園」として設計されている点が、薔薇の轍の最大の特色です。

植栽されているのは野生種から近年のバラまで約1,300品種・約2,000株にのぼり、その規模は関東地区でも有数を誇ります。訪れた人が「これほど多くの種類があるのか」と驚くほどのコレクションが揃っており、バラ愛好家にとっては聖地ともいえる存在です。

薔薇の轍のエリア構成|系統ごとに分かれた6つのエリア

薔薇の轍は、バラの分類・系統ごとにエリアが区切られており、順に巡ることでバラの進化と改良の歴史を学べる構成になっています。

野生種とその交配種エリアには、バラのルーツとなる野生種と、最初に作られた交配種が植栽されており、現代のバラの原点を体感できます。オールド・ローズエリアには19世紀以前に育種された古典的なバラが集められ、現代バラに比べて花は小ぶりですが、素朴な美しさと豊かな香りが魅力です。モダン・ローズエリアは1867年以降に作出された現代バラのエリアで、四季咲き性と鮮やかな色彩、整った花形が特徴となっています。

イングリッシュ・ローズエリアでは、イギリスのデビッド・オースティンが育種したイングリッシュローズを中心に展示されており、オールドローズの優雅な花形と香りに加え、モダンローズの四季咲き性を兼ね備えた品種群が世界中で人気を集めています。クライミングとシュラブ・ローズエリアには、つる性や半つる性のバラが集められ、フェンスやアーチに絡んで豪快に咲く姿が圧巻です。ミニバラとミニツルバラエリアでは、小輪・コンパクトな品種が並び、鉢植えガーデニングの参考にもなります。

バラの海と風ぐるま迷図|薔薇の轍に隣接する個性派エリア

薔薇の轍に隣接して、特色ある2つのバラスペースも設けられています。

バラの海」は、フェンスに巻き付くツルバラの習性を活かし、大きく波打つ湘南の海を表現したエリアです。ツルバラが生み出すダイナミックな曲線美はまるで花の波が押し寄せてくるような迫力で、写真映えするスポットとして人気を集めています。湘南の海に近い花菜ガーデンならではの演出といえます。

風ぐるま迷図(めいず)」は、迷路状の通路にバラ・クレマチス・クリスマスローズが植栽されたエリアで、香りの高い品種が選ばれているのが特徴です。歩くたびに甘い香りが漂い、子どもから大人まで楽しめる遊び心のある空間に仕上がっています。

花菜ガーデンのバラの見ごろ時期|春と秋の年2回

花菜ガーデンのバラには、春と秋の年2回の見ごろがあります。

春の見ごろは4月下旬から6月上旬にかけてで、特に5月は多くの品種が一斉に開花し、園内がバラの香りで満たされます。気候も穏やかで過ごしやすいため、1年で最もにぎわうシーズンです。秋の見ごろは9月下旬から11月中旬にかけてで、春ほどの花数にはなりませんが、澄んだ空気の中で咲くバラは独特の趣があり、香りが増す品種もあります。

バラの見ごろに合わせて毎年開催されるのが「ローズフェスティバル」です。2025年春のローズフェスティバルは2025年4月26日から6月8日まで開催され、バラ園ガイドツアー、専門家による講演会、ローズマーケット、バラ苗の販売など多彩なプログラムが行われました。本記事の基準日である2026年時点でも、同様のフェスティバルが春と秋に予定されているため、最新の開催情報は公式ウェブサイトでの確認をおすすめします。

夕暮れ時の薔薇の轍も見逃せない魅力です。夕日に照らされたバラは昼間とは異なる表情を見せ、夕方以降に香りが強くなる品種もあるため、視覚と嗅覚の両方でバラを堪能できます。ローズフェスティバル期間中は閉園時間が延長される日もあり、夕暮れ時の幻想的な花菜ガーデンを楽しめる貴重なチャンスです。

花菜ガーデン周辺のジョギング・ランニングコース

平塚市内には、花菜ガーデンと組み合わせて楽しめるジョギングコースが複数整備されています。観光ランナーから地元のランニング愛好者まで、幅広く活用されているコースを紹介します。

金目川サイクリングロード|日本初のサイクリングロード

平塚で最も注目度の高いランニングコースが、金目川サイクリングロードです。1967年10月10日(体育の日)に開通した日本で最初のサイクリングロードとして知られ、その歴史的価値からも特別な存在となっています。

国道134号線沿いの相模湾河口付近からスタートし、金目川と鈴川沿いを北上する全長約17kmのロングコースで、ランナーは折り返し地点を自由に設定し、その日のコンディションに合わせて距離を調整できます。基本的に車やバイクが通行しないため安全に走れる点が魅力で、道路はほぼ舗装されており走路環境も良好です。ただし、一般道路と交わる信号箇所が数カ所あり、一般道路の歩道を走る区間も2km弱程度発生するため、その点は注意が必要です。

風景の魅力も格別で、遠くに高麗山、大山、丹沢山系、晴れた日には富士山を眺めながら走ることができます。近距離では金目川沿いの田園風景が広がり、春の桜並木や梅雨前後のアジサイなど、季節ごとの彩りも楽しめます。散歩する人や自転車で走る子どもも多いため、混雑時間帯は譲り合いの心を持って走行しましょう。コース上に自動販売機が少ないため、事前の水分準備も忘れずに行ってください。

平塚市総合公園のランニングコース|距離管理がしやすい運動公園

平塚市総合公園は、ランニング専用のコースが整備された運動公園で、1周1,750mと1,250mの2つの周回コースが設けられています。距離表示があるため自分のペースを管理しやすく、トリムコース(ペースメーカーコース)も設けられているので、初心者でも目安タイムを意識しながらトレーニングに取り組めます。

公園内には温水プールや競技場も整備されており、ランニング前後のウォームアップやクールダウンがしやすい環境です。コースは舗装されており、平坦な区間が中心のため、初心者からベテランランナーまで幅広く利用できる点が支持されています。

馬入ふれあい公園のランニングコース|相模川を望む爽快ロケーション

馬入ふれあい公園は、平塚駅から約2kmの距離にあるランニングスポットで、1周約1,000mの周回コースが整備されています。川沿いや中央広場周辺は道幅が広く走りやすく、相模川を見渡しながら走れる開放感のあるロケーションが魅力です。短い周回コースのため、気軽にジョギングを楽しみたい人に最適です。

花菜ガーデンと金目川を組み合わせたコースプラン

ジョギングを楽しみながら花菜ガーデンを目指すなら、金目川サイクリングロードを活用したプランがおすすめです。平塚駅や相模湾沿いをスタート地点とし、金目川沿いのサイクリングロードを北上して花菜ガーデン付近を目指すルートは、自然の景色を堪能しながら走れる充実したコースになります。花菜ガーデンに立ち寄って休憩・見学をしてから折り返すという組み合わせは、観光とランニングを同時に楽しめる理想的なプランです。

バラの見ごろとなる春(4月下旬〜6月上旬)に走れば、ランニング途中に薔薇の轍のバラ鑑賞という贅沢な体験もでき、汗を流したあとの花めぐりは特別な達成感を生んでくれます。

花菜ガーデンのアクセス・営業情報

電車・バス・車でのアクセス

電車・バスでアクセスする場合は、JR平塚駅北口の神奈川中央交通バス8番乗り場から秦野駅(北口)行きに乗車し、所要時間約15分で「平塚養護学校前」バス停に到着、そこから徒歩約5分で花菜ガーデンに着きます。バスの本数は多くないため、事前の時刻確認をおすすめします。

車の場合は、東名高速道路の厚木ICまたは秦野中井ICからのルートが一般的です。有料駐車場が完備されており、普通車は1回500円(緑化協力金を含む)、大型車は1回1,520円、二輪車は無料です。車高が2.4mを超える車両は大型車料金が適用され、事前予約が必要な場合もあります。

営業時間と休園日

営業時間はシーズンや催し物によって異なります。スローシーズン(7月〜8月、12月〜2月)は毎週水曜日(祝日の場合は翌日)と12月28日〜1月4日が定休日となり、それ以外の時期は基本的に無休で開園しています。

入園料については2026年4月1日より料金改定が行われました。最新の入園料・営業時間情報は花菜ガーデン公式ウェブサイト(kana-garden.com)でご確認ください。

花菜ガーデンの四季の花カレンダー|バラ以外も楽しめる年間の見どころ

花菜ガーデンの魅力はバラだけにとどまらず、一年を通じて多様な花が楽しめる点にあります。

春(3月〜4月)にはチューリップが主役となり、球根花壇に約3万球のチューリップ、クロッカス・ヒヤシンス・アネモネなどを合わせると総計約7万球の球根植物が一斉に咲き誇ります。例年3月下旬〜4月上旬が見ごろで、春まつりも開催されます。2025年は3月15日から4月20日まで「春はじまる 花菜ガーデンの春まつり」が開催され、苗や切り花の販売、春限定カフェメニュー、寄せ植えづくりのワークショップなどが行われました。

初夏(5月〜6月)はバラのシーズンで、薔薇の轍に約1,300品種・約2,000株のバラが咲き誇り、最も来訪者を集めるシーズンとなります。夏(7月〜8月)はヒマワリやサルスベリが主役となり、アグリゾーンでは夏野菜の収穫体験が可能です。秋(9月〜11月)には再びバラが見ごろを迎え、コスモスも咲き始めます。冬(12月〜2月)にはスイセンやパンジーが楽しめ、来園者が少ないため落ち着いた雰囲気で散策できます。

パノラマ大花壇とハーブガーデン|フラワーゾーンの注目スポット

花菜ガーデンのフラワーゾーンには、180度に広がる「パノラマ大花壇」という圧巻のスポットがあります。季節ごとに花が植え替えられ、ビオラ、ポピー、ひまわり、コスモスなどが一面に広がる景色はまるで絵画のような美しさです。

ハーブガーデンも整備されており、料理に使う身近なハーブから薬草として利用されてきた植物まで、多種多様なハーブが栽培されています。実際に触れて香りを確かめながら学べる工夫がされており、子どもから大人まで植物の多様性に親しめる場となっています。

めぐみの研究棟ゾーンでは、バラの剪定や植え付け講座、野菜の料理教室、クラフト体験など、花と緑と食をテーマにした多彩な体験プログラムが開催されており、雨天時でも充実した時間を過ごせます。

平塚の観光スポットとの組み合わせ|湘南の海と七夕祭り

花菜ガーデンへの訪問に合わせて、平塚市内の他の観光スポットも楽しんでみましょう。

平塚は湘南エリアに位置し、海沿いの景色が魅力です。平塚海岸「ひらつかビーチパーク」は、砂浜を走れる珍しいランニングスポットとして知られ、裸足で砂浜を駆ける感覚はアスファルトのコースとはまったく異なる体験となります。砂浜ランニングは体幹トレーニングにもなるため、日ごろと違う刺激を求めるランナーにおすすめです。

また、平塚は七夕祭りで全国的に有名な街でもあり、毎年7月には盛大な七夕飾りが商店街を彩ります。バラのシーズンとは時期が異なりますが、夏の平塚訪問の機会にはぜひ合わせて楽しんでみてください。

平塚で楽しむ食事と地元グルメ|あさつゆ広場で新鮮野菜

ランニングや花菜ガーデン観光の後は、平塚の地元グルメも楽しみのひとつです。花菜ガーデン内のカフェ・レストランでは地元野菜を使ったメニューが提供されており、アグリゾーンで収穫された新鮮野菜が食卓に並ぶこともあります。

あさつゆ広場」では、JA湘南管内の農家が採れたての新鮮野菜を直売しており、季節ごとの旬野菜が手ごろな価格で手に入ります。生産者と消費者が直接交流できる場としても機能しており、ランニングの後に立ち寄って新鮮な地元野菜を買って帰るのも平塚らしい楽しみ方です。さらに平塚IC東側周辺には湘南最大級のいちご狩りスポットもあり、花菜ガーデンと組み合わせた観光プランが組めます。

花菜ガーデンとジョギングを組み合わせた1日のモデルプラン

花菜ガーデン観光とジョギングを組み合わせた1日のモデルプランを2パターンご紹介します。

【午前のジョギング+午後のガーデン観光プラン】 朝8時に平塚駅周辺をスタートし、金目川サイクリングロードを北上します。川沿いの爽やかな空気の中、田園風景と山々を眺めながら走ること約40〜50分(距離8〜10km程度)で花菜ガーデン付近に到着します。着替えてから入園し、薔薇の轍のバラ鑑賞を楽しんだあと、ガーデン内のレストランで地元野菜を使ったメニューを味わい、午後はアグリゾーンの体験教室に参加するという充実プランです。

【ガーデン観光→夕方ランニングプラン】 朝から花菜ガーデンに訪れ、開園直後のすがすがしい空気の中でバラを楽しみます。ガイドツアーや体験教室に参加し、昼食後はガーデン付近の農道や金目川沿いを軽くジョギング。夕方の黄金色の光の中を走り、夕暮れの田園風景と山並みのシルエットを眺めながら1日を締めくくる、心に残るプランです。

いずれのプランも、体を動かす喜びと花の美しさを同時に体験できる点が特徴で、フィットネスと観光を組み合わせた「アクティブツーリズム」として理想的な組み合わせです。

花菜ガーデン訪問の計画を立てるコツ

バラの見ごろ期間(春:4月下旬〜6月上旬、秋:9月下旬〜11月中旬)は特に混雑します。週末の駐車場は満車になることも多いため、午前中早い時間帯か15時以降の来訪が比較的ゆったり過ごせます。公共交通機関の利用も混雑回避につながります。

平塚駅北口から花菜ガーデン方面のバス本数は限られているため、往復の時刻表を事前確認し、帰りのバス時間に余裕を持って行動することが大切です。写真撮影のベストタイムは午前中の早い時間か夕方で、朝の光の中のバラと夕日に照らされた幻想的なバラ、それぞれ異なる魅力があります。

花菜ガーデン・薔薇の轍についてよくある疑問

花菜ガーデンの場所は、神奈川県平塚市寺田縄496-1で、JR平塚駅北口からバス約15分の「平塚養護学校前」下車徒歩約5分です。バラの見ごろは春が4月下旬〜6月上旬、秋が9月下旬〜11月中旬の年2回となっています。薔薇の轍に植栽されているバラは野生種から現代バラまで約1,300品種・約2,000株で、系統ごとにエリアが区切られており、バラの改良の歴史を順に巡れる「歴史園」として設計されています。駐車場は普通車1回500円、大型車1回1,520円、二輪車は無料です。平塚は東海道線でJR横浜駅から約30分、東京駅から約1時間とアクセスも良く、首都圏からの日帰り遠征にも適しています。

まとめ|花と走りを満喫する平塚の1日

神奈川県平塚市の花菜ガーデン「薔薇の轍」は、野生種から現代バラまで約1,300品種・約2,000株を系統別に展示する関東有数のバラ園で、まるでバラの歴史を旅するような体験ができる花の聖地です。春の4月下旬〜6月上旬と秋の9月下旬〜11月中旬がバラの見ごろで、それぞれの季節にローズフェスティバルも開催されます。

さらに、花菜ガーデンを目的地にして金目川サイクリングロードを走るジョギングプランや、平塚市総合公園、馬入ふれあい公園、ひらつかビーチパークでのランニングを組み合わせれば、花と自然と運動を同時に楽しめる充実したアウトドア体験が実現します。日本初のサイクリングロードを走り、田園風景と丹沢山系・富士山の絶景を眺め、ゴールでバラの海に迎えられる——そんな贅沢な時間を、平塚の花と緑と風の中で過ごしてみてはいかがでしょうか。

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